王様の耳はロバの耳

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消費者庁発足

2009-09-02 06:19:29 | 政治
消費者庁が発足 新組織は38年ぶり(共同通信) - goo ニュース

1日昼前「消費者庁」の大看板の前でにこやかに微笑む女性は野田聖子さんで隣のおじさんが新長官のようだ。
野田さんは3日前は「涙声で後一歩何とか勝たせてくれ」と絶叫していた。その読み通り小選挙区では落選、比例重複で救われた一人。危うく只の人になる所でした。

五月の「消費者庁」設置の関連法が成立する際、もっと民主党から整然とした議論を求める声があっても良かった所、「マルチ商法」を擁護する議員連盟(健全なネットワークビジネを育てる議員連盟)に多数の幹部や党員が参加していた。
例えば藤井雄吉は献金1000万円を追及され離党のち議院引退。他に会長として党最高顧問藤井裕久、顧問に党国対委員長山岡賢次等。
この点を与党に追及され腰砕けになった経緯がある。

当初乗り気でなかった麻生総理も「落ち目の三度笠」人気回復の為当初10月立ち上げ予定を夏休み返上で9月に繰り上げた経過がある様だ。
それには8月半ば民主党が立ち上げ延期を求めたが止まらなかった訳。
「動き出したら止まらない。官僚主導の制度とはそういう事」の見本。

民主党は当然お冠で「長官人事」他を見直すとか。
「消費者庁」の監視機構に当る「消費者委員会」の委員(委員長就任が内定)住田裕子氏は事前に辞退する等混乱が生じている。

麻生総理野田大臣に悪意がなければ状況の変化が読めなかったとしか言いようがない。
9月からは民主党主導が原則であるから「消費者庁発足」が民主党の意に沿わないのであれば「出発点に戻ってやり直したら宜しいのでは」多少の時間と費用が掛かっても先行き捩じれが少なかろう。
シンドラー製エレベーター事故、中国製餃子、パロマガス機器や等級や産地偽装の
肉・野菜やうなぎ等悲惨な結果や消費者をおちょくっているとしか思えない偽装の数々。「消費者庁」が機能すべき分野は多々ありそう。
民主党の話の筋の通し方と調整力に注目してゆきましょう。


共同通信:
消費者庁が1日、発足した。各府省にまたがっていた消費者行政を一元的に担うもので、新たな任務を担う行政組織の新設は38年ぶり。午前には野田聖子消費者行政担当相らが立ち会って看板の除幕式が開かれた。民主党は長官人事など一部態勢を見直す構えを示しており、新政権発足後の対応が焦点となる。発足直前に消費者委員会の委員に内定していた弁護士の住田裕子氏が辞退するなど、波乱含みの船出となった。(引用終わり)


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