王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

24日 曳航中の観光船「KAZU1」が落下、海中約180mに… 再びつり揚げへ

2022-05-25 10:28:01 | 社会
今週に入り「何だかスッキリしないなー」と思う第2の出来事が「知床半島沖で遭難沈没したKAZU1 の吊り落とし事故」です。昨日24日昼 食事をしながらTVニュースを見ていたら画面に速報のテロップが流れ「KAZU1を吊り落とした様だ」とありました。
その時は、「飽和潜水作業」とかで大変な作業だったと思っていましたから、引き上げを急ぐあまり、何か作業の手間を一手間。二手間省いたなー??と素人は思いました。
と言うのは、「つり上げの台船の甲板に釣り上げか」「台船が手狭ならもう一艘台船を用意してそちらに釣り上げる」とか別の方法も有ったろうにと思いました。 
吊り落とした後の台船〈ネットより)

事態は午後の国会でも質疑が有った様ですが、海保の担当官は「目下良く分からない」と答えたようです。
この引き上げを国費で行うと決めた決め方から拙速で無いかとの気がしてました。契約上「えい航中の吊り落としは日本サルベージ持ちですかね?」
今朝になって「羽鳥慎一モーニングショーを見ていました」この話題では元海保第3管区の偉いさんが解説してましたが「ロープは通常ナイロン製の6.3センチほどは有ると言ってましたが「模型戦では船体に幅広い帯を掛けていました」からこのケースではナイロン製の帯上の物5本を掛けて釣り上げそれを引いていたようです。当然鋼鉄製のロープと思っていましたから、これも驚きの一つでした。台船を引く為にKAZU1の舳先にあるハンドレールに引綱を結び別の曳舟で引いたようですが、ハンドレールはKAZU1の船体構造では有りませんから、船の重みと潮や風の影響で毟り取られた為、バランスを失いKAZU1の後部に重みが掛かりベルト2本が切れ海面下180メートルの深海に再度沈没した様です。
えい航中の曳舟と台船〈ネットより)

以上は公式の見解では有りませんが「ロープ或いはネットに対する安全率の取り方からえい航ロープの位置まで」素人が聞いても、この会社の技術者は思考停止してたのでないか? と思えて仕方が有りません。やたら「急げ急げ」と関係部署の高官」が発破を掛けていなければ良いのですが?! この件で国交省の交通安全委員会の出番で無いかと思いますがはて斉藤大臣は矢面に立ちますかね?
まだ続きそうです。様子を見ましょうね」。

写真:KAZU1の行方を捜す台船

ABEMA Times:]
 北海道・知床半島沖で沈没し引き揚げに向けて曳航されていた観光船「KAZU1」が、海中約180メートル下に落下した。

 第1管区海上保安本部によると、午前8時から午前10時ごろ、ベルトにくくりつけられ曳航されていた観光船「KAZU1」が何らかの原因で落下した。無人潜水機を使って調べ、午前11時半過ぎに水深182メートルの地点で船体が沈んでいるのを確認したということだ。
 今後、再び飽和潜水によるくくりつけ作業が行われ、船体のつり揚げに着手する予定。
海上保安本部などが落下の詳しい原因を調べている。
 先月23日に沈没し水深120メートルの地点で発見されていた「KAZU1」は、作業台船「海進」により水深約20メートルまでつり上げられ、斜里沖へ向け曳航され、きょうにも作業台船の上に引き揚げられる予定だった。
(ANNニュース)
 (引用終わり)
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