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バスケ学連 前財務部長 1億円以上を着服

2009-05-11 08:32:03 | 駄目だ! こりゃ
推定1億円以上を着服 バスケ学連の前財務部長(共同通信) - goo ニュース

何ともお粗末な組織運営である。
学生或いは各大学から預かった大切な金であるから十分気をつけて管理されるべきであったであろう。

そもそも帳簿上幾ら有るべきかが判らないから学連が着服された1億円がどの程度の割合を占めるのか不明だが1億円と言えば多額である。
日常の資金繰りに良く影響が出なかったものと不思議に思う。

別の報道ではくだんの前財務部長は関東学連の時代に3000万円そして全日本の時代に1億円位を着服したらしい。
2200万円を返却したというから1億円以上を着服した(これも推測)様だ。

大学生だから頭が良いとは断言できないし大学の教職員が理事だとしても聡明とは言い切れないがお粗末な(金銭)管理体制である。
いまさら刑事責任とか民事責任を求め提訴を検討とか。
歴代理事と理事長がかなりの分を自主的に負担しないと学連は活動できないのでは?
平和な時代の「ゆるふん」の象徴的事件に思える。
そう言えば先月だかどこか田舎の信金で支店長が金庫に用意してある現金の束をコピーの偽札の束にすり替えて多額の着服をしていた事件があった。
江戸時代「権限ある者(上司)の暴走を止めるため」には「目付け」を置いて言動を監視した。
「目付け」は監視対象者より身分は低いが例えば「金銭の出入り」については監察した。
支店長の金銭管理を取り締まれない。組織の財務部長の金の出入りを点検出来ないとはゆるふん(ふんどしの締め方が緩い--引いては弛んでいる)の極み。
尤も幹事長などと名乗っても党首の言動を監察出来ない政党もあるから政治の世界もゆるふんである。
日本中皆で「ゆるふんなら怖くない」かも知れないが金を払った庶民は迷惑な限りである。
「目付け」を幕末の外人はスパイと解釈した様だがそれは少し違う。
某自動車大手の拡販主義を誰が止めようとしたか? 某国の総理の「ばら撒き補正予算」を誰が止めるのか? いろいろ考えさせられる問題である。


共同通信:
バスケットボールの全日本大学連盟と関東大学連盟は10日、東京都内で記者会見を開き、両連盟の前財務部長(57)が在任中の10年間にわたり、推定で総額約1億1300万円に上る資産を着服していたことを発表した。前財務部長は着服を認めて既に弁済を開始している。両連盟はこの日の緊急理事会で調査委員会を発足。引き続き返還を求める一方で、刑事告訴や民事提訴も検討する。
(引用終わり)

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