3日(現地時間)ロシア軍はウクライナの東部戦線の最後の拠点リシャチェンスクを制圧し、ショイグ国防相がプーチン大統領に報告したと報道が有りました。そしてこの記事はウクライナ軍は3日夜「同市の防衛部隊が撤退した」と認めた事を報じ、米国の軍事筋も同様の確認をしていますから、東部戦線での勝利はロシアになりました。
リシチャンスクの位置(日経の図より)
南部戦線の、ここをクリック⇒蛇島で30日ウクライナ軍の155ミリ長距離砲の攻撃によりロシア軍を撤退させましたから、米軍はじめNATO軍の155ミリ砲と弾丸、米軍によるHIMARSの配備が東部戦線方面に配備されるように成れば「ゼレンスキー大統領の言う”リシチャンスクと川向こう東のセベロドネツク”の奪回も出来るかもしれません。この後しばらくは、ロシア軍とウクライナ軍の補給能力の戦いでしょうかね?
写真:ウクライナの地元軍当局から提供された、ウクライナ東部ルハンスク州リシチャンスクの2022年7月3日の写真。破壊された住宅が見られる=AP
朝日新聞:
ウクライナ軍参謀本部は4日、激戦が続くウクライナ東部ルハンスク州で、ウクライナ軍にとって最後の拠点となっていた主要都市リシチャンスクについて「激しい戦闘後、ウクライナ軍は占領地と境界から撤退することを余儀なくされた」とSNSに投稿し、陥落したことを認めた。
投稿では、ロシア軍は迫撃砲や軍用機、多連装ロケットシステム、弾薬、人員などで優位に立っており「そのような条件で都市防衛を続ければ致命的な結果につながる。ウクライナ兵の命を救うため、去る決断が下された」と撤退の理由を記している。
さらに、「我々は戦い続ける。残念ながら鋼の意志と愛国心だけでは成功するのに十分ではない。兵器と技術的資源が必要だ」として、西側諸国に武器供与などの追加支援を求めた。
リシチャンスクの陥落をめぐっては、ロシアのショイグ国防相が3日、同市を制圧し、ルハンスク州全域を掌握したと宣言していた。(リビウ=丹内敦子)
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