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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「飛騨牛偽装」 社長が謝罪会見

2008-06-27 08:01:22 | 社会
飛騨牛偽装、社長が初めて謝罪 「すべて私の責任」(朝日新聞) - goo ニュース

養老の食肉卸小売業「丸明」の吉田明一社長(65歳)が謝罪会見する場面を昨日夕刻のTVでほぼLive(生放送)で見た。

会見場では長机に三人がけ。向かって左が広報担当社員高木君、彼は最初の頃から社長とともに写っていた。親類の甥っ子かなんかでしょうか。普通の社員が武闘派風で体格良く乱暴な口利きをしますが彼はサラリーマン風でこの社では珍しいキャラに見えます。そして右は弁護士だと後で分かりました。
社長は20日前後白いシャツ姿で結構多弁で元気良く見えましたが「この場は生気の抜けた顔で言葉少なく謝罪しました」

要するに「今回の件で関係者や顧客に迷惑を掛けて申し訳ありません」という事で何がどう申し訳ないのか社長本人の口から聞けません。
吉田君が「格下牛の肉を飛騨牛として売った」「加工日の改ざん」「賞味期限切れ肉の混入」をやったと説明はしていたが。

この後記者側から「偽装は社長の指示か?」「ミートホープ事件をどう考えるか?」等の質問にただただ「どうもとか大変」とか頭に付けて:
「申し訳ありません」を質問の数だけ繰り返していました。

かろうじて会話「偽装は社長の指示か?」と何度目かの質問に「お客様の考える事です」見たいな返事をしていましたが、これでは「謝罪の意味が爺にも感じられませんでした」
何だか小さな子供がいたずらか何かをして「本人は納得していないのに無理やり親に謝罪させられている」様に見えました。

社長としては身を引く様ですがその程度で済みますかね?
すでに「豚肉のブランド品についても偽装の告発」が出ているようです。
再度の謝罪会見も有りそうな気のする展開です。


朝日新聞:
 岐阜県養老町の食肉卸小売業「丸明」の吉田明一社長(65)は26日夕、飛騨牛の表示偽装について本社事務所で会見し、「お客様や取引先、関係の皆様にご迷惑をかけたことをおわび申し上げます。すべて私の責任」と述べ、問題発覚から6日目に初めて偽装を公式に認めた。従業員に偽装の責任を押しつけたことも謝罪し、引責辞任する意向を示した。

 同席した高木晋吾・広報担当は、農林水産省などの調査で、(1)要件を満たさない格下の2等級以下の肉を3等級以上の「飛騨牛」と表示して売った等級偽装(2)加工日の改ざん(3)賞味期限切れの牛肉の混入――の3点の不正を指摘されたことを明らかにした。そのうえで事実と認め、「社長の指示だった」「法令の認識が甘かった」とした。

 等級偽装について、吉田社長は「1年半前からやっていた。(霜降りの)脂が多いので2等級でも3等級で売れると思った」「3等級が足りなくなった」と動機を語った。

 加工日の改ざんは約2年前から10回程度行われ、最大5日遅らせてラベルに表記し出荷した。また、冷蔵保存の牛肉の賞味期限を社内規定で40日にしているが、それを過ぎたスネ肉をミンチにし、別の肉と混ぜて売ったという。

 高木広報担当は愛知県産牛肉を「飛騨牛」として売ったことは認めたが、「偽装でなく誤り」とした。冷凍庫に古い肉が大量にあることも認めたが、業者に引き取ってもらう量に制限があるためだとして、「期間と量は調査中」と答えた。

 吉田社長は「従業員が育つまで、平(社員)からやらせていただきます」と、社長を退く意向を示した。

 農水省と岐阜県は日本農林規格(JAS)法などに違反する可能性があるとみて、回収した牛肉や帳簿などを調べている。丸明では養老店も26日から休業し、これで直営7店舗すべてが休業に入った。(引用終わり)

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2 コメント

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偽装牛肉 (ju)
2008-06-27 13:18:58
TB有り難うございました。
何を信じて買えばよいのか本当に困りますね。
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味覚が駄目ですかね (浜の偏屈爺)
2008-06-28 12:10:39
ju様 今日は 普段並み肉しか食べない人はほんの一寸だけ上手い肉を食べても上手いと思ってしまうらしいです。本当に上手い牛肉をいつも食べている人は格下牛の混ざっている「飛騨牛」など「なな なんだこの味は!」となるのですが、そんな人は稀です。高級料亭吉兆の顧客が良い例です。
まあ庶民はぶた小間肉ですかね
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