デンソー独法人にサイバー攻撃 犯罪グループ「Pandora」がダークウェブで犯行声明

デンソー（DENSO)は昔はさんざん車の運転をしていましたから、自動車部品（スパークプラグやオイルフィルター等）メーカーなのは知っていました。今やトヨタ系の自動車部品メーカーと言うより年商５兆円にもなる世界的電装部品メーカーの様です。特に近年電気自動車へのシフトが進んできて一段と同社の需要は大きいようです。驚きました！

そのデンソーのドイツの子会社が１０日、ランサムウェアを使ったサイバー攻撃を受けたと明らかにした。３日13日にはサイバー犯罪グループ「Pandora」がダークウェブ上で犯行声明を出している。その為か？　デンソーは１３日にその事実を公表しています。本社のITセキュリ―ティ管理は厳重の様で、世界企業の場合、海外の子会社が狙われるケースが多いのだとか！　

昨年暮れにはメキシコの工場がサイバー攻撃を受け再度の被害と報じている記事もあります。

勿論デンソーは身代金の要求の有無については「捜査に影響を与えるため回答を控える」としています。まあそう答えるしかないでしょうね。被害の少ない事を願っておきます。世界規模の企業になるとその地位を維持するためにはいろいろ配慮が必要の様です。

写真：デンソー・オートモーティブ・ドイツは自動車部品の開発と販売を手掛ける子会社（同社公式Webサイトより 

ITmedia news:

デンソーは3月13日、ドイツ法人「デンソー・オートモーティブ・ドイツ」が3月10日にランサムウェアを使ったサイバー攻撃を受けたと明らかにした。13日にはサイバー犯罪グループ「Pandora」がダークウェブ上で犯行声明を出している。

 

　デンソードイツ法人は自動車部品の開発と販売を手掛ける子会社。デンソーは10日に不正アクセスの痕跡を確認。感染拡大防止のため感染デバイスをネットワークから隔離し、ドイツ当局に被害届を提出した。

　Pandoraによると、盗み出したデータは1.4TB、15万7000件超えという。ランサムウェアの感染状況や手口、侵入経路、データが実際に同社から盗まれたものかなどは現地で調査中。身代金の要求の有無については「捜査に影響を与えるため回答を控える」（デンソー）としている。

　生産会社ではないため生産や販売に影響はなく、今後も通常通り稼働する。

(引用終わり）