王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

キーウ近郊・ボロジャンカで新たに26人の遺体

2022-04-08 09:58:18 | ロシア関連
今月に入りロシア軍のキーフ周辺からの撤退が本格化し、それを追ってウクライナ軍がブチャ市や更に北方ボロジャンカ周辺の失地を回復に連れ、たくさんの遺体が発見され、ブチャについては、ここをクリック⇒4日ゼレンスキー大統領が現地に赴き、遺体の多くが虐殺されている事実を訴えました。
この事態が国連でのゼレンスキー大統領の(リモート)演説に端を発し、民間人の虐殺に止まらず「ジェノサイド(民族虐殺)だ」との抗議が欧米で広がり、EUや米国による経済制裁の強化やロシア外交官の国外退去さらには攻撃兵器の供与等、一気にロシア並びにロシア軍に対する締め付けが強化されています。そしてここ2日ほどはボロジャンカの建物の被害の写真とその下に遺体が有るとの情報が伝わっています。
宣戦布告も無しにロシア軍がウクライナ領に侵攻し、民間人の住む住宅をミサイル或いは砲撃で穴だらけにすれば市民の多くが死傷しますし、病院や避難場所に使われている劇場なども同様の目に遭っていますから、この行為自体がジェノサイドに見えます。更にブチャ市の「民間人の虐待死」の文脈からすればボロジャンカでも同様な行為が行われて様です。
ロシアは「虐待行為を否定」してますが、様々な証言や証拠によって事実が明らかに成るだけでなく、戦争犯罪として「立証する組織を立ち上げる動き」が有りますから、少しずつ明らかに成るでしょう。
恐ろしいのは、プーチン大統領が化学兵器か戦術核をウクライナ東部のマリウポリ市で代表される地域を占領するため使用するのでないか? との懸念がすっかり跳んでしまい、「ウクライナに攻撃兵器を」とばかりになっているのが心配です。
ロシア軍による残虐行為の数々は第二次世界大戦に至る過程でウクライナを含め周辺国では悪名高い様で、今回のウクライナでの残虐行為は、先にロシア軍が戦術核を使ったほどの衝撃を与えたようですが、だから「ロシア軍による化学兵器や戦術核の使用はもうない」と考えるのは希望的観測でしょう!! まあ、そこまでマリウポリ市の攻防が焦点になっていると言う事なのでしょうかね?!
心配しながらCNNやロイターの動画を見ています。

写真:ボロジャンカの住宅街の廃墟〈ネットから)

日テレニュース24:
ウクライナの検察当局は7日、首都キーウ近郊のボロジャンカで26人の遺体が見つかったと明らかにしました。この町は、ロシア軍が虐殺を行ったとされるブチャより、「はるかに犠牲者が多い」といわれています。
ロイター通信によりますと、ウクライナの検察当局は7日、ボロジャンカで2棟の建物の下から、26人の遺体が発見されたと明らかにしました。
キーウ近郊ではこれまで、ブチャで多数の民間人の遺体が見つかり、ウクライナ側はロシア軍が虐殺したとしていますが、ゼレンスキー大統領は「ボロジャンカの犠牲者は、ブチャよりはるかに多い」と述べています。
一方、停戦協議をめぐりロシアのラブロフ外相は7日、ウクライナ側が新たな合意文書案を提示したと明らかにしました。
しかし、先月の協議で示された、ウクライナで外国の部隊が軍事訓練を行うにはロシアの承認が必要なことや、ウクライナの安全を保証する枠組みをロシアが実効支配するクリミア半島には適用しないことなどが削られたとしています。
ロシア・ラブロフ外相「最も重要な部分に明らかな違いがある。アメリカや同盟国がゼレンスキー大統領を操り、戦闘を継続させようとしている」
協議の難航によって戦闘の長期化が懸念されるなか、ウクライナのクレバ外相は7日、NATO=北大西洋条約機構の外相会議で、さらなる兵器の供与を求めました。
ただ、ストルテンベルグ事務総長は、軍事支援の強化で合意したと述べたものの、ウクライナ側が求める戦闘機や戦車の供与については言及しませんでした。
(引用終わり)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8日 日経平均 大引け 3日... | トップ | 通学バスが“炎上” 車内に高... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ロシア関連」カテゴリの最新記事