王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

山尾志桜里氏森法務大臣の答弁「まずい」とツイート…「ないものをあると」

2020-02-16 09:37:27 | 政治
10日から始まった今週もいろいろありました。
勿論、新型ウイルス感染の問題が焦点ですが、杏樹さんの不倫騒動に加え歌手の槇原さんによる覚せい剤使用容疑による逮捕とか!!
浜爺もすっかり振り回されていました。  冷や汗 >
実はその他に、かなり大きな問題が有ったのですね!
事の起こりは1月31日になります。
安部内閣は閣議で黒川弘務検事長の定年を半年延長する事を決めました。
検察官の定年は「検察庁法 第22条」で検事総長が65才その他の検察官は63才と決まっているのですが、黒川氏の定年延長は63才の8日前だったとか??
そこで「安部首相寄りと噂の有る黒川氏に安部首相が剛腕を振るったのでないか?」と思う方々が居て不思議では有りません。

そして10日午後、この参考記事の様に衆院予算委員会で森雅子法相と山尾議員の間で質疑応答が有りました。
応答する森雅子法相(朝日新聞より)

大臣曰く「国家公務員法」により閣議で定年を延長した」 との事でしたが、検察庁法ではすでに定年規定があった訳で、森法相はそれを知らなかったか? 知っていてとぼけたか? でしょう!!
別紙によれば“1981年(昭和56年)に政府は国家公務員の定年法は検察官の定年に適用しない”と答えている点を指摘しました。 お見事!!
そこで激しい論戦が有って欲しかったのですーーしかーし!
翌11日は祝日 休み明けとなった12日には立民の辻本議員の質問に安倍首相が“ヤジを飛ばす”という低俗な問題で国会の審議が中断し、(結局)17日に首相が謝罪で手打ちとなりました。
残念ながら、新型ウイルス感染の追加対策とか本件の様なすでに先行する法(国会で成立)したものを閣議決定(解釈)で変更できるのか? 等大事な議論が先送りになってしまいました。
この件では 内閣法制局長出てこーい! 法律に詳しい議員諸君 物を言えー!
です。
まあ、忖度や無言の圧力等で行政をすすめるより、閣議決定の方が益しですが、それが、先行する法に優先するか? 大いに興味のあるところです。
検察上部にも「親安部・菅路線」だけでない様です。
ゴーン問題、河井夫妻選挙違反、IRリゾート贈賄疑惑 等 いろいろ影響が出そうです。
国会審議はまだまだ続きますから、静かに見守りたいと思います。

写真:立民の山尾議員

デイリースポーツ:
立憲民主党の山尾志桜里氏が10日、ツイッターを更新。黒川弘務東京高検検事長(63)の定年を国家公務員法に基づき半年間延長した異例の閣議決定について、過去の政府答弁との矛盾点を投稿した。

 山尾氏は「国家公務員法に定年制度(定年+延長+α)が入ったのが昭和60年。当時の政府答弁は『検察官にはこの定年制の適用はない』。でも令和2年現在、突然森まさこ大臣が国家公務員法の適用はあります!黒川検事長の定年は延長できます!と言い出した」と森法務大臣の答弁を引き合いにだした。

 山尾氏は続く投稿で「法務大臣が『ない』ものを『ある』と言い出すのはまずい。しかも『ない』と言ってきた過去を知らずに『ある』と言ってしまったのもまずい」と森氏の答弁に疑問符。「安倍政権は、一度落ち着いて、戦後初の検察官の定年延長という人事の法的根拠の有無を再検討すべき」と指摘した。

 ネット上では、予算委員会における2人のやり取りが話題になり、「山尾議員は鋭い。客観的資料に基づいた合理的な発言」「山尾議員完勝」などの声が見られた。
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