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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ブラジル大統領 停職 !! 弾劾裁判開始へ

2016-05-13 08:22:45 | 海外
ブラジルのルセフ大統領停職=上院、弾劾裁判開始決定―スポーツ相も辞任、五輪に影響も

昨日12日ブラジルでルセフ大統領の弾劾裁判を開始する投票が上院で行われ賛成多数で開始が決まりました。
その結果ルセフ氏は最長で180日間の停職となりました。

地球の反対側の政情など浜爺にはどうでも良い事なんですが、今回は八月にオリンピック大会が有りますし選手役員が多数ブラジルに行くのは間違いないでしょうし熱狂的なファンはジガ熱の恐怖もものかわ観戦や応援に駆け付けるのは目に見える様です。
治安や衛生対策果ては一部会場での準備や整備が間に合うのか気になる所です。

さてルセフ大統領は何を咎められているのでしょう。
どうやら国の借金を国営銀行に肩代わりさせ国の財政を(いくらか?)健全に見せていた事が指弾されたようです。日本の会社も良くやった飛ばしですな。彼女は「前からやっている事で私だけが責められるいわれはない」と変な弁解をしています。
前からなら「就任を気に正す」という選択は有った筈です。
弾劾裁判の調査の結果、評決する上院議員がどう判断するか? ブラジルの政治風土が問われます。3分の2が賛成すれば罷免だそうです。
ブラジル五輪が開催される事、それが」無事終了する事! 副大統領の下で暫定内閣が不況を克服する事を願いますがさてそれはどうでしょうか?
政情不安が心配です。


写真:ルセフ大統領(ネットより)

時事通信:
【ブラジリア時事】ブラジル上院(定数81)は12日、ルセフ大統領(68)に対する弾劾裁判の開始を賛成多数で決めた。ルセフ氏は最大180日間の停職となり、大統領府を去った。ブラジルの大統領が弾劾に問われ、停職となるのは1992年のコロル大統領(当時)以来。テメル副大統領が暫定政権を率いる。

 ルセフ氏は今後、最高裁長官をトップとする弾劾法廷で裁かれ、証人喚問などを経て上院の3分の2が賛成すれば罷免される。

 ルセフ氏は12日、弾劾裁判開始決定を受けた記者会見で「弾劾に問われる理由はない。任期満了の時まで闘い続ける」と述べ、改めて徹底抗戦の構えを示した。弾劾裁判は数カ月続く見通し。政治混乱を背景に不安定な社会情勢が続いており、暫定政権が難局打開に行き詰まれば、約3カ月後に迫ったリオデジャネイロ五輪に影響を及ぼす可能性もある。

 スポーツ相を含むルセフ政権の閣僚28人は辞任。テメル氏は12日、暫定内閣を発足させた。1930年代以降で最も深刻とされる不況からの脱却に最優先で取り組む。機能不全が続いた政治の安定と、ルセフ氏弾劾をめぐり対立を深めた国民の融和も大きな課題となる。

 2011年にブラジル初の女性大統領に就任したルセフ氏は、財政を健全に見せるため、補助金などの政府支出を国営銀行に肩代わりさせたとして弾劾に問われた。上院採決では賛成が55人と反対の22人を大きく上回り、大統領罷免に向け勢いが増している。 
(引用終わり)

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