王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ルース米駐日大使が着任

2009-08-20 08:36:23 | 政治
ルース米駐日大使が着任 「日本を第二の故郷に」(朝日新聞) - goo ニュース

大事な話だと思うのだが夕刻のTVニュースや夜のそれでも扱いが軽かった様な気がする。
新米国駐日大使ジョン・ルース氏(54歳)が19日午後成田に到着後、声明文を読み上げた。
本人はシリコンバレーに本拠を置く弁護士事務所の代表でオバマ大統領選には資金集めに貢献した有力者だと伝える。

本人は外交経験が無い上日本人に太いパイプも無いようだが「オバマ氏に直接話の出来る一人」だそうだ。

この月末選挙に野党が勝てば「鳩山代表と新外相はしっかりとルース大使と意見を交換する必要がある」
「ルース大使閣下でなくてジョンと呼んでくれ」なーんて関係に誰がなるのであろうか?
初めての事なので:
「サンフランシスコ条約に係るクリル(千島)列島の帰属は?」「北方4島の返還交渉は2島で可能か?」「極東有事の防衛範囲とは?」「本当に米軍は日本を守るのか?」等など
鳩山氏と新外相が首を揃えて確認しておく必要がある

米国が戦後の日本を取り仕切って居る事がある基本線を再確認すると同時に
「何も米国が言わないのに“米国の意を汲んで思いやる様な下劣な対米政策は止めて欲しい”のです」
日本も独立国になって久しいのですから米国に「言われないのに聞いてしまう様な態度(心理学的に問題があるそうです)」から抜け出た大人の外交を見せて欲しいものです。
オバマ大統領の美しいレトリック(修辞法-物の言い様)に関わらず米国は貿易赤字、財政赤字の問題からは抜け出ていません。加えて昨年秋からの経済不況。

アフガンは大統領選挙を前にタリバンが血みどろのテロ攻撃を加えているようでこの地には軍事力増派と聞いています。
そうなれば「先立つものは金で親密な同盟国という甘い言葉と交換に多額の寄付の奉加帳が回されます」

あれやこれや日本外交も北朝鮮の半分ほどもしたたかにならないと穴の毛まで抜かれる時代です。どちらが勝っても対米関係は新局面でしょう。
しっかり見守りましょう。


朝日新聞:
米国の新しい駐日大使になったジョン・ルース氏(54)が19日、着任した。弁護士出身で外交経験はなかったが、オバマ大統領を早くから支援してきた密接な関係を重視されて、対日外交を担う。

 ルース大使は成田空港に到着後、報道陣に声明を読み上げた。来年が現行の日米安保条約締結50周年であることを踏まえ、「我々は共に同盟関係を強化し、50年後には、より強力な政治的関係と豊かな文化交流を担うことができるだろう。日米が協力すれば達成不可能なことは何もない」と強調した。妻、長女(22)、長男(17)を伴い「日本が第二の故郷になれば、と楽しみにしている」と語った。

   ルース大使と極めて近く、対日政策のアドバイザーを務めるダニエル・オキモト・スタンフォード大名誉教授は大使の着任に先立ち朝日新聞と会見、オバマ政権下での新しい日米同盟の姿を提唱した。世界を不安定化する脅威として「貧困」や「環境破壊」も含めた形で、両国が「安全保障のより広範な概念づくり」を主導すべきだと語った。(引用終わり)

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