王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

池袋暴走事故裁判長が飯塚幸三被告に説諭「過失認め真摯に謝罪を」

2021-09-03 10:05:31 | 社会
昨日2日東京地裁で、ここをクリック⇒「2019年4月に池袋で起きた乗用車暴走事件」で自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)の判決公判で、東京地裁の下津健司裁判長は2日、禁錮5年(求刑・禁錮7年)の判決の言い渡しました。
有りましたね。自転車で横断中の若いお母さんと3歳になる娘さんが飯塚被告の運転する高級車に撥ねられ亡くなりました。
その時の写真です。

被告は一貫して「ブレーキを踏んだが(メカの故障で)アクセルが戻らなかった」と俗に言う「アクセルとブレーキの踏み違い」を否定する主張をしていました。この車の故障についてはメーカーのトヨタが「アクセルが戻らない様な、メカニカルな故障は無い」と異例ともいえる点検結果を公表しました。
また飯塚被告が元高級官僚で、高齢と合わせ警察の調べでも”丁寧な扱い”をされていた様で「上級国民」なる揶揄とも羨望ともとれる言葉がSNSを中心に広がりました。国民にも上級と下級の2階層がある(それが残念乍ら現実と思いますが)と1億総中流でない事が認識されだしました。今では「新型コロナ感染ですぐ入院できる政治家や有名人等」に使われるように成っています。⤵⤵
さて、地裁の裁判長は判決後、飯塚被告に説諭したそうです。趣旨は「(事実関係に誤りはない)被害者、遺族に自らの責任を認め、過失を認めた上で真摯(しんし)に謝って貰いたい」と厳しい注文に聞こえました。
別紙では被害者の夫と亡くなった奥さんの家族が「遺族の気持ちに沿った判決」と涙ながらに語っていた報道が有りました。
飯塚被告が真摯に説諭を受けたら「地裁判決に対し控訴は起こさない」と思いますが、刑務所行きを避けるため争いを続け娑婆で天寿を全うと言うで法廷戦もなしでは有りません。まだ先が有りそうです。
改めて亡くなった若いお母さんと娘さんのご冥福をお祈りします。合掌

写真:
東京地裁に入る飯塚幸三被告=東京都千代田区で2021年9月2日午後1時、小川昌宏撮影

毎日新聞:
 東京・池袋で2019年4月、乗用車を暴走させたとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)の判決公判で、東京地裁の下津健司裁判長は2日、禁錮5年(求刑・禁錮7年)の判決の言い渡し後、「証拠上あなたの過失は明白だと判断しました。裁判所の認定に納得できるのであれば、まずは被害者、遺族に自らの責任を認め、過失を認めた上で真摯(しんし)に謝っていただきたい」と説諭した。飯塚被告は証言台の前で小さく数回うなずいていた。【遠藤浩二、柿崎誠】

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