王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

原田環境相汚染水「海に放出しかない」

2019-09-11 09:20:58 | 環境
昨日10日原田環境相は(個人の意見として)「福島原発の汚染水は海に放出して希釈するしか選択肢がない」と発言しました。
その心は「汚染水の処理は国の小委員会で検討中で彼は放射能汚染による土壌の処理が主務」の様です。
翌日つまり今日11日には辞任する大臣がなんで主管外の発言をしたのでしょう?
「多分政権の誰かの意を受けたか?忖度してか? 本当の気持ちを代弁したーつまり観測気球或いは威力偵察射撃をした」のでしょう!
実は2017年には時の東電会長が「この観測気球」を上げています。
この汚染水の問題は「政権にとって不都合な真実なんですよ」
原発事故直後フランスのサルコジ大統領とアレバ社の女社長が早々と来日しー従業員と思って使ってくださいーとリップサービスしました。
そして購入したセシウム除去装置は一週間もたたず動かなくなりました。このドヘマは民主党政権の時ですが、安倍政権になって東京五輪の招致に際福島事故は under control (私の管理下にあるから問題ない)と国際公約しています。
目下韓国とは“徴用工問題”他で大揉めしていますが、その一つに「福島汚染水の処理」があります。
昨日の閣議に向かく原田環境相です(毎日新聞)

この発言は「福島の漁業関係者」の他はあまり反応していません。
今朝11日の朝のTVニュースや新聞の一面は「新閣僚の顔と台風15号の被害」で一杯です。
しかし縁とは異なものです。原田氏の後任が“小泉進次郎氏”なんですね!
主管外ですが政権よりやや距離が有るように見えるその姿勢を保って“”国民的課題である福島原発汚染水の処理」に道筋をつけたら本物になりそうです。
ひとつしっかり頑張って下さい!
13日追記:
内閣改造から1夜明けた12日午前環境省では新旧大臣による引継ぎが行われました。 旧大臣はここに挙げた原田義昭氏そして新大臣は「ヨッ! 待ってましたの小泉進次郎氏」です。やはり前大臣原田氏の発言は任期切れ、まさに前日1日の観測気球、威力偵察射撃(敵が居そうな方向へ軽く射撃をしてその反応を見るー激しく打ち返して来ればかなりの敵がいる事がわかる)でした。
その証拠に「小泉新大臣はこの日の午後“福島お詫び行脚”に出かけています」
新大臣は環境相兼原子力防災担当相ですが「福島原発の放射能汚染水処理」が
12日から主幹事項に変わったわけではないでしょう? 汗 >
まずいわき市の県漁連の関係者に「国の方針でないと釈明、発言のお詫び」をしたそうです。あれまあ?汚染水処理は「経産省の主管ではないの?」国の方針でなければ「経産省大臣始め原子力関係の偉いさんが国の方針でない」と言わないとおかしくないですかね? 環境相が「汚染水迄見る」ならそれも良いけれど何だか「パシリに使われた気がします」この件でやる気を見せると「安倍総理の アンダーコントロール」に反する事になります。スロースロー、クイッククイックと慎重に活動の程 お祈り申し上げます。

写真:原田環境相(ネットより)

日テレ24:
環境省の原田環境相は、福島第一原発の汚染水を浄化した「処理水」について、「海に放出するしか選択肢がない」との認識を示した。

原田環境相は、10日、個人の考えだとした上で、「処理水については思い切って放出して希釈する他に選択肢はない」と述べ、科学的に説明し、風評被害には国がしっかり対応することが大事だとの考えを示した。

福島第一原発の「処理水」には放射性物質の「トリチウム」が取り除けずに残されていて、東京電力はタンクに入れて保管しているが、2022年夏ごろには満杯になる見通し。

これまで国の有識者委員会が海への放出を軸に検討していたが、漁業関係者らの反対も根強く、先月、長期保管する新たな選択肢が示されていた。(引用終わり)

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