王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

リニア工事 入札不正で家宅捜索 !!

2017-12-19 13:45:49 | 社会
【リニア入札不正】大成建設、大林組を家宅捜索 東京地検特捜部と公取委

9日未明大林組に東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。その後容疑は俗に言う「談合」とわかってきました。

そうなると談合は大林組一社では成立しませんから複数社に依るものでリニア工事の技術はスーパーゼネコンと呼ばれる残る清水建設、大成建設そして鹿島建設と特捜部の目配りが行くのは当然でしょう!!
昨日19日特捜部と公取は大林組と大成建設の本社を家宅捜索したと報じられました。前日の18日には特捜部が鹿島建設と清水建設の家宅捜索をしていました。
これで主役4社のそろい踏みとなりました。
別紙によれば大林組は公取に対し、大手ゼネコン4社で不正な受注調整をしていたことを認め、課徴金減免(リーニエンシー)制度に基づき、違反を自主申告していたと報じています。
他3社も厳しい立場になりそうです。
まあ9兆円にもなれば「何としてでも受注せよ!」とトップが気合を入れれば「お得意技の談合」となるのは悪しき性なんでしょうかね?
日本企業の品性劣化はこの談合で今年は終わるでしょうか?
そうあって欲しいものです。


写真:大成建設が入る新宿センタービル

産経新聞:
リニア中央新幹線建設工事の入札不正事件に絡み、事前に不正な受注調整をしていた疑いがあるとして、東京地検特捜部と公正取引委員会は19日、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑でゼネコン大手の大林組と大成建設(いずれも東京)の本社を家宅捜索した。特捜部は18日に鹿島建設と清水建設(いずれも東京)の本社などを家宅捜索していた。リニア関連工事は「スーパーゼネコン」と呼ばれる大手4社がほぼ均等に受注しており、特捜部は各社の受注経緯について実態解明を進めている。

 リニアは東京(品川)−大阪間を67分で結ぶ総工費9兆円のメガプロジェクト。リニア関連工事では22件のうち7割に当たる15件の工事を大手4社が代表する共同企業体(JV)が3、4件ずつ分け合う形でほぼ均等に受注している。

 関係者によると、スーパーゼネコン4社の部長級の営業担当者は10年以上前から月1回程度会合を開き、リニア関連工事受注について情報交換していたという。鹿島建設JVは リニア関連で、最難関工事とされる南アルプストンネル長野工区など3件を受注。清水建設JVは品川駅北工区など4件を受注している。

 スーパーゼネコンの幹部は産経新聞の取材に、4社間で事前に情報交換していたことを認めていた。別の関係者は「各社の施工実績や技術評価などを基に、スーパーゼネコンが調整役となっていた」と話した。

 家宅捜索容疑となった独禁法は、民間企業の発注工事でも、公正な競争を阻害する行為を禁じている。
(引用終わり)
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