王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米 2014年度 減産目標26万トン!

2013-11-29 07:48:24 | 政治
減反目標26万トン=14年産、削減量最大―米価維持図る・農水省(時事通信) - goo ニュース

昨日28日農水省は2014年度の主食用米の生産数量目標を「前年度より26万トン少ない765万トン」とすると決定したそうです。
生産目標が前年度を下回るのは5年連続で削減量は現行制度が導入されて以降最大だそうです。
ここで浜爺があれれーと思ったのは26日政府は平成18年度を目途に減反政策を廃止するとの報道を読んだばかりだったからです。

善意で考えれば「長期方針は減反廃止ですが当面は維持どころか強化し零細農家を助ける様にも見えます」

たまたま数日前TVニュースで米作農家の実情を報じる番組を見ました。
千葉郊外の専業農家で65歳の男性は1.5ヘクタール(ざっと4500坪)を耕作しているそうですが土地に高低差があり大規模に機械が使い辛いそうです。ここを1年耕して(仮に)減反補助がなくなるとその分130万円ちょうど赤字になってしまうそうです。
15反百姓が食えないのですから、この手のお百姓さんにはもっと大きくなるか退場してもらうのが原則でしょう。

民主党政権も結局農家は補助金漬け安倍政権も長期目標は出来たものの当面の官僚による政策はやはり補助金漬けです。
前にも書きましたが日本で自営農を育てる為には「若い夫婦が1年間働いて1000万円程度の所得を得られる」様な政策を実施する事です。
それを実行するために既存のあらゆる規制や甘い汁を吸っている勢力を打ち破る事が農政改革でありTPPにも対抗する根幹だと思うのです。
さて安倍首相の覚悟はどんなもんでしょう??
しっかり見守りましょう。


写真:26日減反を決めた会議

時事通信:
農林水産省は28日、コメの生産調整(減反)の前提となる主食用米の生産数量目標を、2014年産米は13年産に比べ26万トン少ない765万トンとする方針を決定した。生産目標が前年を下回るのは5年連続で、削減量は現行制度が導入された04年以降で最大となる。

 コメ消費が長期にわたって低迷している上、12、13年が2年連続の豊作だったため今後、大量に在庫が積み上がることが確実視される。農水省は、減反を強化して生産量を絞り、需給バランスの改善を目指す。5年後の18年に減反が廃止されれば供給過剰によるコメの値下がりが懸念されるため、それを前に米価の維持を図る。

 同時に示した14年産米の需要見通しは778万トンで、13年産を8万トン下回った。

 今年の秋に収穫された13年産米は、収穫量が需要を30万トン以上上回る公算が大きい。食生活の多様化や高齢化でコメ消費の大きな伸びは期待できず、民間在庫が過去15年間で最大に達する見込みだ。

 農水省は需給の引き締めを狙い、民間の米穀安定供給確保支援機構を通じた主食用米の買い入れや飼料・加工用への転売などを実施する方針。ただ、抜本的な需給改善につながるかは不透明だ。

 農水省は29日以降、都道府県別の生産数量目標を決定、配分する。
(引用終わり)
コメント
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