王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

2次補正予算 成立

2011-07-26 07:50:25 | 東日本大震災
2次補正予算が成立…首相退陣3条件の一つ(読売新聞) - goo ニュース

アメリカの新聞の見出しなら「too little too late」(少なすぎで遅すぎ)と書かれるでしょうね。

日本の新聞各紙は成立を淡々と成立を報じた後、「首相進退に言及しています」
まあそうですよね。
東日本大震災の被害と福島原発の放射能被害を考えれば一次補正後、直ちに大規模な「復旧復興予算」を組むべきでした。
しかし23年度の一般予算の歳入不足を補う「30兆円(借り換え利払いを含むと50兆円)」特例公債法案が自公の反対に合い成立しないのですから2次補正程度でお茶を濁すしか手が無かったのでしょうね。

その間官首相は「首相不信任案可決」を避けるため「引退を口にした」筈ですが言を左右して
「退陣3条件」が政局になってしまい「復興は愚か復旧さえはかばかしく進んでいません」

ここで「退陣の条件がひとつ片付いた」のですがあと二つ再生エネルギー特措法と特例公債法だそうですがこの成立まで官首相の迷走を見守るしかないのでしょうかね?!

今米国は「政府の借り入れ限度枠」が上限に達し軍隊や役人への給料の支払いや年金の支払いにも遅配が出るかも知れない状態です。
この為ドル売り円買い(ユーロでのPIGSの経済危機も合わされ)が進んで国内は電力不足とあわせ輸出業者を苦しめています。
まさに四面楚歌と言うか泣き面に蜂ですね。

菅首相が退陣しても今の民主党にこの難局を指導できる人材は見当たらないし自民党の石原幹事長も石破政調会長の「戦後最大の国難」と「民主の4K撤回」の主張の間に国難に対処すべき具体策がありません。
まあ民主主義とは手間隙かかるもので無党派層の人が今でも40%前後いる事を考えるとか衆参両院で過半数を制する政党か連立政権が出来るまで総選挙を繰り返すのが正道かもしれません。
今日の新聞には「放射能牛肉は当然放射能豚肉」が出回っているそうです。
浜爺は牛肉は食べないし豚肉が危険でもあと10年も保ちませんからたいして問題でないのですが若い方や子どもさんを持つ親は心配が絶えませんよね。
政治とは「50年100年の間隔で国の安定を企図し合わせて国民の生活安定を実現する」ものでなければいけません。
取りあえず菅首相の一刻も早い退陣を期待します。


読売新聞:
東日本大震災の追加的な復旧策を盛り込んだ2011年度第2次補正予算は、25日の参院本会議で共産党を除く各党の賛成多数で可決、成立した。

 2次補正は菅首相が「退陣3条件」の一つとしており、民主党執行部は残る再生可能エネルギー特別措置法案と赤字国債を発行するための特例公債法案の早期成立に全力を挙げる方針だ。

 2次補正予算は、総額1兆9988億円。東京電力福島第一原子力発電所事故の賠償関連経費(2754億円)と被災地の企業や個人が抱える「二重ローン」問題の対策費(774億円)が柱で、福島県の全県民を対象に健康調査を行う福島県原子力被災者・子ども健康基金(962億円)なども盛り込んだ。

 民主党執行部は8月前半までに残る2法案の成立を目指している。その上で、8月末の延長国会会期末までに新内閣を発足させ、新首相の下で本格復興のための第3次補正予算案編成に着手、9月中に国会に提出したい考えだ。
(引用終り)

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