中国製 農薬入りギョーザ その後

天洋食品から１９社輸入＝ギョーザ以外も販売中止要請－厚労省 (時事通信) - goo ニュース

昨日（１/31)は国会でも農薬入りギョ－ザーの問題が取り上げられ福田総理と舛添厚労相が答弁に立っていました。

その間農薬入りギョーザにより「体調不良を起こした」と保健所に報告する人は全国で４００名を超えたそうです。
その全てが「農薬入りギョーザが原因」かは、今となっては検証が難かしそうですがその程度の影響はありそうな気がします。

これだけTV、新聞で騒がれましたしギョーザも回収ですから特に酷い中毒になった１０名を最後に被害者が出ない事を祈ります。

さてニュースではギョーザ以外の冷凍食品を「天洋食品」から輸入している会社が１９社ありその製品も自主回収するよう厚労省が指導してと言ってました。
業務用が結構あるようで「小学校」の給食用に供給されている物も有るのですね。
埼玉の学校給食センター？の大きな冷蔵庫の中が写り調理される前の素材が箱に入り山積みになっていました。

業務用といえば、その他全国の居酒屋チェーン、レストラン、料理屋等に流通しているそうですよ。
子供たちは家庭で天洋製品を食べない様気をつけても学校で口にするし、大人は外食で毒に当たる可能性があったのですね。

「天洋食品」からの輸入量はギョーザ在外の冷凍品に広がった結果、年間１３００トンの輸入量が３８００トン程にも跳ね上がりました。
全てが農薬入りとは思えませんが原因が判らないと気色が悪くて食べる気になれませんよね。

さてさて中国当局は在庫のサンプル調査を行ったらしく早々と「農薬は検出されなかった」と発表していました。生産工程で毒物の混入の可能性を検証しなければ何の意味も無い調査でしょう。それでも声高に日本を非難しないでとに角取り組んだのはオリンピックに対する影響を考慮したのでしょうね？！　でも原因を究明できない限り中国の「食の安全」には危険信号が点滅したままでしょう。

翻って日本でも「冷凍食品に対する検査規定」が無い？か曖昧とか指摘を受けています。これもあわてて対応するのでしょう。
一部では自給率の問題から考える事を提唱される方が出ています。
「若くして農業を試みる。１０年すれば若い娘が嫁さんに押しかける様な農政を提言して下さい」農協（JA)傘下で生産も金融も縛られ補助金漬けの農業では立って行けません。流通もCOOP(生協）が取り扱い商品の安全に目が届かないほど肥大化しています。いりいろ元から考え直さないといけないようです。


時事通信：
中国製冷凍ギョーザによる中毒問題で、過去１年間に製造元の「天洋食品」（中国・河北省）から冷凍ギョーザ以外の食品を輸入していた国内の業者が１９社に上ることが３１日、厚生労働省の調査で分かった。同省は、これら輸入業者と取引した業者の特定を進め、消費者に至るまでの流通経路を解明する。

　１９社には、中毒の原因となった冷凍ギョーザを輸入していたジェイティフーズなど計３社も含まれている。過去１年間に天洋食品から輸入された食品の総量は、冷凍ギョーザ約１３００トンを含め約３８００トン。冷凍ギョーザ以外の食品で健康被害の報告はないという。

　冷凍ギョーザ以外の食品は、肉まんや豚カツ、ソーセージ、ビーフジャーキーなど１６製品。同省は、念のための措置として、天洋食品が製造した冷凍ギョーザ以外のすべての食品も輸入を認めないよう全国の検疫所に指示。また、１９社に対し、冷凍ギョーザ以外の食品を自主回収するよう都道府県を通じて求めた。
（引用終わり）