王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

カジノ公設

2006-04-16 07:10:56 | 政治
カジノ主催は自治体 自民、合法化へ論点整理 (共同通信) - goo ニュース

共同通信によると自民党の議員の馬鹿どもが公営カジノ(賭博場)の開設を目論んでいるらしい

カジノの(1)許諾や監視、規制などは国の専権事項(2)主催は地方自治体-とすることを検討 早ければ来年の通常国会に法案提出の予定であると

論点なるものを見れば国は許認可・監視・規制でこの上も無い利権の元を握るのは目に見えている 自治体も当然おこぼれに預かる 

既にある競輪・競馬・ボート・競艇等 親の胴元は25%の取り分 残りをたくさんの子供が勝ったり負けたり 胴元が一番儲かり子は(長期で見れば100円張って75円しか戻らないのであるから)儲かるはずが無い
 
恐らく先生方は入り口で「さまざまな旨い汁を考え」結論として「公営カジノを開催」有りきなのだ

入り口と出口をつなぐ為、
1:闇のカジノが無くなり賭けが健全になる
2:先進国ではみな公営カジノがある
3:国地方とも財政再建に強力に寄与する(凄く儲かるちゅー事)
4:雇用が拡大する
5:利益の一部は青少年育成に還元する(老人医療でも何でも良いが)
6:観光客誘致の手段になる
7:パチンコが換金出来るのにカジノが悪い理由は無い 等など
爺でもこの位はパッと浮かぶ これに優秀な官僚の悪知恵を加えれば「公営カジノ」をやらない方がおかしいと言う立派なお話が出来上げるであろう

そもそも政治の原点は「民の苦しみを救う事である」今でもリストラ・解雇で職を失いローンが払えなくて家庭が崩壊したり介護苦から親が子を子が親を殺している様な世相であるから日本社会は政治も経済も本道から外れている
その上公営でギャンブルを推奨しようと考えるのであるから政治の外道である 金のある奴は良いとしても多くの金を持たないギャンブル依存症の連中が泣きを見ることは目に見えてるし海外でははっきりそうなっている

昨日のアイフルの問題はそうして金を失った者の金の補給先である 貧乏人からさらに搾り取る(当人に問題は有るにしても)その旨い汁の上前を銀行がはねる事が非難され出したのだ
「公営カジノ」は国が組織的に貧乏人を作る事になる いくら儲かってもやっていけない事といくら金がかかっても遣り通さなければいけない事 この2点をしっかり見極める事が政治の基本である
議員諸氏にも人材は居よう 地方自治体にも サラ金とカジノは紙の裏と表 先進国の中で「公営カジノ」を持たない国は日本だけ そういう日本を是非守って欲しい

コメント
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