Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

報道世論調査も疑問有り

2023-07-11 08:17:25 | 国際・政治
昨日は確か NHK最新世論調査が公開され、国民番号マイナンバー・カードの信頼性問題や 先の東日本大震災に伴う東京電力・福島原発事故で生じた所謂処理水の扱いなど、諸難題に直面し大苦戦中の岸田政権の 続く支持率低迷が伝えられた。

議論が未消化のまま通された 性的少数者 LGBTへの理解に関する法制度など、左傾側に留まらず 保守側の信頼にも応えられているとはいえない現状はやむなしという所もあろう。しかし それを踏まえても、国民に正しい情報を伝えるべきはずの報道世論調査にも 幾ばくかの操作痕がチラ見えするとしか思えない部分があるのも事実だろう。

詳しくは 末尾のリンク記事を参照下さるととも思うが、NHKの今回調査を見ても 例えばマイナンバー・カード問題への政府取り組みの賛否、性的少数者 LGBT関連法への理解度合、そして拙者が最も気になった「殺傷力を伴なう防衛装備の対外移転」についての賛否につき、尋ね方或いは尋ねる姿勢に疑問を抱かざるを得ない所となったので、ここに記す次第。

「殺傷力を伴なう装備の対外移転」の項目は、賛成ほぼ 1/4、反対 6割超・・これは安保を対米依存していた日本国憲法下の安穏とした状況に慣らされていた身からすれば一定はやむを得ないのかも知れないが、緊迫の度を増す我国の現状を理解する姿勢とは到底言えないだろう。又この質問、他の多くの項目にある「どちらともいえない」の一点が抜けている。不注意からとはいえず、意図的に抜かれたのではないか。

しかもこれは 国民の対安保理解の不足だけに留まらず、伝える報道メディア側が 意図的に読者・視聴者たる国民市民に対し、必要な装備の対外移転を含む防衛安保への理解を妨げようとしている様にもみられると思われるものだ。

一口に「殺傷力を伴なう装備」といえど、簡単な括(くく)りや線引きは その道のプロたる防衛関係者各位でも難しいだろう。拙者が思うに、戦車や法大の様に 一見して明らかに殺傷力ある装備の対外移転はそれは抵抗があろうが、必ずしも直ちにそうは使われない物、戦闘機を含む諸装備の部品や弾薬の類は 移転の余地を認めるべく議論があっても良いのではないか。

よく指摘され問題にされるのが、我らが自衛隊の用いる弾薬類を含む消耗品に属する装備までもが欧米のそれとの互換性に欠け、融通が利き難い事だと聞き、これが我国防衛産業の発展を阻む大きな一因でもある様だ。これは速やかに是正を行い、まずは我国内駐留米軍と、行く行くは欧州各国とも共用し得る様 法制面を含めた環境整備を強く進めるべきという事だろう。

岸田政権は「防衛力増強はやむなき事」との政策的立場だ。それ自体は分かるが、そうであるならば そうした状況下であっても国民負担の抑制と共に、我国防衛産業の今後に確かな道を取り付ける事も 重い任務であろう。そうした所にも強く応えているとはいえない所が、政権支持低迷の一因と心得る。

それにつけても NHKを含む報道側の取り上げ姿勢にも、どう仕様もない不良が付き纏う。「殺傷力を伴なう」といえど それはあくまで「可能性レベルの話」であって、同盟国・同志国との信頼保持の為 やむを得ない場面もあろう。そうした広い次元の国民利益も顧みず、目先だけの「〇と✕」的稚拙な質問姿勢は厳しく糾されるべきだろう。

それでも改める姿勢なくば、我々読者・視聴者の最後の手段「読まない、見ない、聞かない、買わない」の「4ない」を行使するだけだ。例外は NHK。受信料義務がある以上「変なものは変」との声を上げるべきは勿論だ。今回画像は少し前、JR名古屋駅構内で見かけた「リニア中央新幹線」関連工事の様子を一部。通る列車は、長野県方面への中央本線貨物便。以下に 関連記事をリンク致します。「NHK世論調査他」
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