生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

時間をささげること

2010-08-28 08:46:18 | 聖書から
 何の話をしていたときだったか、
「子どもの時、お母さんはわたしの話しを聞いてくれなかった」
と娘が言いました。

わたしは決して模範的な母親ではありませんでした。感情でしかったり、子どもの心を傷つけることを言ったり……失敗の多い子育てだったと思っています。でもいまさらながら娘に言われてショックでした。
そんなに毎日忙しいわけではなかったのに、子どもの話を聞いていないとは……

「お母さんは、聞いているようで「うん、うん」と返事するけれど、ちゃんと聞いてなかったよ」
そういえばうわのそらの時もあったし、子どもの意志を無視して自分の考えを押し付けていたことがありました。

先日、礼拝メッセージで「みことばに生きる」とはどういうことか教えていただきました。
 
ガリラヤ湖で舟の中から群衆に話しをされたイエスさまは、話が終わると舟の持ち主であるシモン・ペテロに言いました。
 「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」

ペテロは漁師です。一晩中漁をしていたのにその日は魚が一匹もとれませんでした。経験からすれば、今網をおろしても魚がとれるはずはないと思ったでしょう。
しかしペテロは
 「でも、おことばどおり網をおろしてみましょう」と言い、網をおろすと網が破れそうになるほどの魚がとれました。

イエスさまはこの出来事の前にペテロのしゅうとめの熱をしかりつけて治しています。ぺテロはそれを見ていました。
ペテロはイエス様のことを「先生」と呼んでいますが、ラビではなく、権威ある者として呼んでいたのだそうです。

理性や常識で判断するのではなく、みことば(イエス様のことば)だから従ったのですね。その結果、素晴らしい奇跡を目の当たりにしました。

従順といえば、イエス様ほど従順なお方はいないと思います。
イエス様は、神様のご意志に従って十字架にかかって死んでくださいました。わたしたちを救うために命を犠牲にしてくださったのです。

人のために大切な物を捧げることは、神様に従うことです。示された人に自分の時間を捧げることを神様は望んでおられます。

子どもの話す言葉にじっくり耳を傾けたり、一緒に遊んだり絵本を読んであげたりすること。また、高齢者の話をじっくり聞いて共に時間を過ごすこと。このようなことが神さまの栄光を現すことだと牧師先生が言われました。


わたしは子どもの話しをしっかり聞くという基本的なことができていない母親でしたが、これからは、色々な方の話しをじっくり聞く者となりたいです。人のために時間を捧げることを厭わない者になれるように祈りました。

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2 コメント

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反省させられます (アイ)
2010-08-31 20:41:46
私も二児の母ですが、失敗だらけの子育てです。
教会のママ達と、聖書に基づいた子育てについて学びの会も開いているのですが、頭では理解できても、なかなか実践できる者となれなくて…。

こんな私でも、二人の子の母となることを神様は許して下さったんですよね。私達夫婦を信頼して、私達の元に子供達を寄こして下さったんですよね。

それなのに、目先のことに気持ちと時間を奪われ、子供との時間を後回しにしてしまうこと、私も多いように感じます。これからは、もっともっと意識して子供との時間を大切にしたいと思います。
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アイさんへ (文香)
2010-09-01 16:15:15
コメントありがとうございました。

アイさんは、子育て真っ最中なのですね。そのときはわからないのですが、後になって子どもと共に過ごす時間がどれだけ大切だったか気付かされます。

お子さんたちと過ごされる時間が祝されますようにお祈りしています。



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