生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

久しぶりの関西(その4)

2010-08-11 08:45:34 | 日記
翌日は、昨日も会ったMちゃんに長田に連れて行ってもらいました。阪神大震災で焼け野原になった長田に復興の希望を託して作られた鉄人28号のモニュメントを見るためです。
朝から刺すような日差しです。暑いのは土浦と同じぐらいですが、土浦より蝉の声が勢いよく、頭の上から降ってくるような感じです。

わたしが小学一年生の時「鉄人28号」のアニメをテレビで見ていた記憶があります。鉄腕アトムと共に大好きなアニメでした。
小学校に入学した時、下駄箱の番号が28番だったので「鉄人28号だ!」と喜んだのでした。

この鉄人28号のモニュメントは、アニメーション版の設定に合わせて作られた1/1スケール像で、足を伸ばして直立させたときの全長が18mになるように製作されたそうです。
写真を何枚か撮りましたが、写す向きによって違った表情に見えるから不思議です。

長田の街はすっかり新しくなっていて、震災があったと想像つかないぐらいでしたが、人々の心の傷はまだ癒されてないのだなあと思い、街の人達のために祈りました。

鉄人28号の作者、横山光輝の書いた三国志の絵が展示されているところに入りました。そこはクーラーがきいて涼しかったのでひとしきりおしゃべりをして、早目の昼食をとることにしました。

明石のタコ焼きを初めて食べたとき(関西に住んでいたころ)感激しました。ソースをかけず、タレにつけて食べるのですが、そのおいしさは格別です。
関東ではめったに食べられないので、「お昼、何しよか?」と聞かれた時、迷わず「明石のタコ焼き」と答えました。
今回は牛筋入りたこ焼きを食べました。タコではなく、牛筋とこんにゃくを煮て味付けしたものが入っているものです。とてもおいしかったです。

あっという間に帰りの新幹線の時間が迫ってきました。長田のとなり、兵庫駅近くで仕事をしているもうひとりの友人と合流して、新神戸へ向かいました。新神戸駅の近くで働いている別の友人も見送りに来てくれました。このふたりは、昨日会えなかった友人です。
つかの間の再会でしたが、変わらない笑顔をみせてくれて嬉しかったです。

親切で愛に満ちた友人がいて、何て幸せなんだろうと思いました。
信仰について話すことはほとんどできませんでしたが、

「グリム(わたしの愛称)、生き生きしてるやんか」と言われて嬉しかったです。
神戸に住んでいたころ「死んだ魚の目をしてる」と言われたことがありました。
確かに魂が死んでいました。

今は、当時に比べ体力も記憶力も劣っています。でも、神様から力を注がれて生きる気力に満ちています。
昔あって今ないものは肉体の若さです。今あって昔ないものは魂の若さです。

聖書の言葉
たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。(Ⅱコリント4:16)


                  おわり



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