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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

北海道 道央の旅(その2)

2010-08-18 16:30:53 | 日記
千歳空港でレンタカーの手続きに1時間。札幌までの移動に1時間近くかかり、昼食を終えたときには4時になっていました。

一泊目のホテルは旭川です。(旭川空港を利用したかったのですが、2か月近く前に旅行社を通して頼んでいたのに旭川空港のチケットが往復ともとれなかったのです)
札幌から旭川まで3時間近くかかるというので、札幌観光はせず、旭川に直行しました。

今回の旅行は、それぞれの思いが違っていました。主人はヒックンを旭山動物園に連れて行きたいという思い。
息子は、観光はどうでもいいから美味しいものが食べたいという願い。
嫁と娘は景色のいいところに行きたいし、美味しいものも食べたいという気持ち。(このふたりについてはわたしの推測です。違っていたらごめんなさい)
わたしは、旭川まで行くのなら、三浦綾子文学館に行きたい。そこにさえ行ければ十分と言っていました。
それで旭山動物園と文学館以外に行く場所とルートは、運転する息子夫婦に決めてもらうことにしました。

当初の予定では4時ごろ旭川に着くはずだったので、まず三浦綾子文学館に行くつもりでした。でも、着いたのが7時をまわっていたので翌日行くことにしました。
夕飯は旭川ラーメン村ですませ、ホテルに向かいました。

翌朝9時前、わたしひとりでホテルからタクシーで三浦綾子文学館に向かいました。ほかの人達は興味がないから行かないといって、ホテルでゆっくりしてから迎えに来てくれることになりました。

三浦綾子文学館は、想像していた通りのほっと安らげる場所でした。見本林(氷点の舞台となった場所)の中にあって静かでした。
執筆された本が並べられ、子供の時から晩年までの写真パネルや、三浦綾子さんの言葉が書かれているものが展示されていました。

小林多喜二の母、セキをモデルに書いた小説「母」が特別展示されていて、壷井栄がセキにあてた直筆手紙も公開されていました。

三浦綾子さんがやさしく出迎えてくださっているような気がしました。

そこで思いもかけぬ素晴らしいことがありました。

       つづく

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