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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

たくさんの経験を積んだ知識と知恵に満ちた若者

2011-10-05 15:30:44 | 日記
3日、4日は義母と主人と娘の4人で筑波山の登山口にある温泉に行って一泊してきました。家(土浦市)からから筑波山登山口まで車で1時間足らずで行けます。
最初ロープウェイの乗り場のあるつつじヶ丘まで行きました。

義母は杖をついてゆっくりとしか歩けないので、筑波山にのぼるのはとても無理です。でもロープウェイで往復できればいいなあと思っていました。階段があったので、のぼれるか心配でしたが、手すりにつかまってゆっくりのぼっていくことができました。
ロープウェイに義母が乗ったら、座っていた人がいっせいに立って席を譲ってくれたのでありがたかったです。

義母は杖を使うのに抵抗を感じていたようですが、最近ようやく受け入れました。
「4本足の杖を使ったらどう?」と言うと、「あと10年ぐらいしたらね。そんな杖使うほど年寄りに見られたくないから……」と言っていました。

そういえば、敬老の日に(義母が80歳のとき)シルバーカーを贈ると言ったら「シルバーカーを使うような年寄りじゃない」と言っていました。

笑い話のようですが、その気持ちよく解ります。外見は老人でも、それは見た目だけのことです。魂は老いないのですから、心は青年のままでいられるのです。老人はたくさんの経験を積んだ知識と知恵に満ちた若者といえます。心の年は何歳に設定しても自由なのです。

聖書にはこのような言葉があります
「ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。(Ⅱコリント4:16)」

ホテルは平日だったのですいていて、お風呂は貸し切り状態でした。屋上露天風呂は夜景を見ながら入れました。

義母は長い間義父の介護をしていたので、温泉に行ったのが10数年ぶりになるそうです。娘(孫)に背中を流してもらって涙を流していました。天気にも恵まれたし、義母に喜んでもらえたので本当によかったです。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (美雨)
2011-10-06 14:56:10
お義母様のお気持ちは良く分かります。
私の母がまだ80代だった時、近くの八景島へ行きました。

貸し出し用の車椅子を使ったら、広い園内も楽と思いましたが、杖さえ持っていなかった母にはとんでもないことでした。

それでも、エスカレーターよりはと乗ったエレベーターで会った車椅子の老人が、母を見るなり「ワシだって」と言い、立ち上がろうとしました。

この意気が大切なのですね。
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美雨さんへ (文香)
2011-10-06 21:49:56
コメントありがとうございました。

そうですね。年だからもうダメだと思ってしまうより、少し意地を張っていたほうがいいのかもしれません。

義母は筑波山で杖をつきながら一生懸命階段を上っているお年寄りを見て、「わたしも頑張らなくちゃ」と言っていました。

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