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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

驚くほどのめぐみ(その3)

2006-11-27 13:19:59 | 家族

母が混乱するのはもっともなことです。でも最後には、
「あんたがどうしてもと言うなら、考えてもいいけど……Y子(妹)は何と言うかしら?」
と言いました。
Y子に電話すると、意外にも喜んで、薦めてくれました。わたしは知らなかったのですが、Y子は父の葬儀の前に川崎のお寺の墓に分骨して入れてほしいと母に頼んだそうです。秋田は遠いので、お墓参りにいけないから、関東にお墓があればいいと思ったようです。たいそうなお金がかかるという理由で母に反対され、その話はなくなったのです。わたしが土浦めぐみ教会に納骨することが可能だというと、妹はぜひそうしてほしいと言いました。


何人かの友人に相談すると、賛成してくれました。でも、決めるのはわたしです。それから2日間、祈りました。
あまりにも突然のことで、しかも母はあまり喜んでないので、果たして教会に納骨することが神さまのみこころなのかわからなかくなってしまいました。

祈りながら、わたしの一時的な感情(寂しいから遺骨を近くに置いておきたいという気持ち)だけで分骨しようとしているのか。目的は何なのか考えました。
父の遺骨が教会にあるという事実が、母や妹を教会に結びつける。母や妹にキリストを伝えたいということが納骨の目的だということをはっきり確認できました。

それでもこのように祈りました。
『もし、分骨が神さまのみこころならば、できるように。みこころにかなっていなければ、神さまがストップしてください』


17日夜、再び母に電話すると、
「分骨用の壺はどこに売っているのかしら?」
と、母は分骨する心づもりをしています。驚いて尋ねると、わたしが電話する10分ほど前に妹から電話があり、分骨を薦められたそうです。
それからすぐS先生にメールを出すと、「早いほうがいいでしょう。善は急げです。」と言われ、21日に実家にきてくださることになったのです。


なんというタイミングの良さでしょう!実家にまだお骨があるときに祈祷会で「納骨の神学」の学びをしたことといい、主の御手が大きく働いてくださったことを目の当たりにして震えるほど感動し、無事に済むまではブログに書けませんでした。

           つづく

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (希望の風)
2006-11-27 14:36:53
ほんとうに驚くほどの恵みですね。分骨は一時の感傷ではなく、お母様や妹さんの救いのためにすでに神様が準備をなさっておられることと信じます。よかったですね。ハレルヤ!
御教会の納骨堂を見学に行って、感激したことを思い出しました。
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Unknown (優子)
2006-11-27 18:33:13
祈りつついく時、神様は必ず最善の時に人の心を動かされるのですね。
ご計画が成就されていく。
全てのことを委ねて信じて祈っていきましょう!
ハレルヤ!

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希望の風さんへ (土筆文香)
2006-11-28 12:37:45
これまでのいきさつを考えると、神さまが備え整えてくださったとしか考えられません。感謝!
納骨式は来年です。
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優子さんへ (土筆文香)
2006-11-28 12:41:15
神さまがいつも最善を行ってくださることをおぼえて感謝でいっぱいです。お祈りありがとう!
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Unknown (美雨)
2006-11-28 15:50:51
この夏、わけあって、一時納骨室に収めるための箱を組み立てました。私曰く、ボン・ロッカー。牧師はボーン・ロッカーと言いました。
納骨、分骨にはこういう意味もあったのですね。
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美雨さんへ (土筆文香)
2006-11-28 22:35:08
ボン・ロッカーとは、しゃれた呼び名ですね。
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