
11月21日。実家でS先生により分骨式が行われました。手袋と箸を母が用意していましたが、先生はそれを使わず、素手で骨をひとつずついとおしむように移して下さいました。母はそれを見て感動していたようです。
骨を見ると悲しみがどっと押し寄せてきて、また涙があふれました。聖書の黙示録21章1節から6節を読んでいただき、お祈りの後、讃美歌298番を3人で歌いました。聖書は父が召される直前にわたしが読み聞かせていた箇所です。
教会での納骨式は年が明けてからです。最初母は「納骨式には行かないから、あんたひとりでやってちょうだい」と言っていましたが、S先生が帰られた後、「納骨式に行かなくちゃね」と言ってくれました。
讃美歌298番の歌詞を紹介します。
1
やすかれ わがこころよ。主イエスはともにいます。
いたみも苦しみをも おおしく忍び耐えよ。
主イエスのともにませば、たええぬ悩みはなし。
2
やすかれ わがこころよ。なみかぜ猛るときも、
父なるあまつかみの みむねにゆだねまつれ
み手もてみちびきたもう のぞみの岸はちかし。
3
やすかれ わがこころよ。月日のうつろいなき
み国はやがてきたらん。うれいは永久(とわ)に消えて
かがやくみ顔あおぐ いのちのさちをぞ受けん。
この歌詞のように、わたしの心はやすらかです。どんなに大きな悲しみ、苦しみの波がやってきても、イエスさまがいっしょなら、耐ええられない悩みはありません。天国に行けば、うれいは永久に消え、イエスさまの懐に抱かれます。いまごろ、父はイエスさまのもとでニコニコ笑っていることでしょう。
母の心にもやすけさがありますように。
話は変りますが、私の甥が高校生で脳腫瘍になって亡くなったとき、教会で葬式をしていただきました。そのとき牧師先生がみんなといっしょに泣いてくださいました。その涙をみて感動したことを覚えています。
会社関係等もあって、私は随分葬式に出る機会がありました(殆どが佛式でした)が、僧侶や神官が涙を流された場面に出会ったことは一度もありませんでした。
文香さん、教会での納骨ができてほんとによかったですね。おめでとう。
そうなんです。ほんとうによかったです。おめでとうと言ってくださって有り難うございます。
S先生もお葬式の時、涙を流されたことが何度かありました。