生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

北海道旅行 稚内~札幌、函館 その3

2019-07-06 14:33:45 | 家族
灯台は紅白の縞模様でした。灯台は船を港へ安全に導くため、大きな役割を果たしていましたが、GPSで位置情報がわかるので、灯台はどんどん廃止されているのだそうです。(一年で150基以上)
仕方のないことですが、せめて建物だけでも残してほしいと思いました。

翌日稚内から新千歳空港へ向かいました。プロペラ機は初めて乗りました。



飛行機に乗るとき、ちょっとしたハプニングがありました。搭乗手続きを済ませて椅子にすわっていると、案内放送がありました。夫がいません。最終案内になっても戻ってきません。夫には時々黙ってふらりとどこかへ行って戻ってくるという癖がありましたが、飛行機に乗り遅れたら大変です。

「ああ、どうしたんだろう。どこへ行ってしまったのかしら?」
あせっているので、夫の携帯に電話しようという発想がありません。もっとも電話してすぐ出てくれるのは5回に一度ぐらいです。

わたしは焦って探し回りましたが姿が見えません。CAに告げると、「スマホか携帯で連絡つきませんか」と尋ねられ、携帯を持っていることに初めて気づきました。あわてて電話しようとしたとき、ゆっくりとした足取りで夫が戻ってきました。

「あっ! お父さん。どこ行ってたのよ。最終案内も終わっているのに」
「売店を探していたんだ。そんなに急がなくても大丈夫だよ」
「大丈夫じゃないわ、早く早く」と夫をせかして搭乗口へと走りました。

夫はのんびりしていて、わたしはせっかちです。待ち合わせ場所に行くのにわたしは少しでも早めに着くことを心がけていますが、夫は時間ぎりぎりに出ます。
(結局忘れ物をして遅くなるのはわたしですが……)

夫は無口でわたしはおしゃべり。夫は几帳面でわたしはずぼら。その他あらゆる点で違っていて、ふたりの性格で共通点は少ないです。共通する趣味もありません。



1時間弱で新千歳空港に無事着きました。つづく


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