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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

日帰りバスツアーの旅(その2)

2008-11-13 13:22:40 | 日記

神戸(ごうど)駅から富弘美術館まではすぐでした。ここではたっぷり時間があったのでゆっくり見ることができました。駐車場には観光バスが何台もとまって、大勢の人が訪れていました。上の写真は、美術館の裏側から撮った写真です。

前回訪れたときから建て替えられていて、作品がとても見やすくなっていました。星野富弘さんのことはご存知の方が多いと思いますが、ご存じない方のために簡単に紹介させていただきます。


星野富弘さんは大学を卒業後、中学校の教諭になりますが、クラブ活動の指導中に頸椎を損傷して、首から下が麻痺して動かなくなってします。病院に入院中、口に筆をくわえて文や絵を描き始め、その後洗礼を受けてクリスチャンになります。

写真は、美術館入口横

口にくわえた筆でていねいに描かれた原画をみて、胸が熱くなりました。この一枚の絵を描くのにどれだけ大変な思いをされたのでしょう。それより、事故にあってから、絵を描くまでに至る苦しみを思うと、涙があふれそうになります。
また添えられている詩が心を打ちます。さりげない言葉が心にしみ入ります。

一緒に行った友人の一人は、富弘美術館に行き、絵に感動してクリスチャンになったのです。
ガクアジサイの絵に惹かれじっと見ていると、美術館にいた人が、「星野富弘さんはキリスト信仰をもって描かれたのですよ」と教えて下さり、聖書を読み、教会へ行くようになったとか。神様が富弘さんの絵を通して友人の心に働きかけて下さったのでしょう。

写真は、美術館裏の草木湖

絵を見ている人たちが「この人は何だかの信仰を持ってるって言ってたっぺ」「何の信仰だっぺか?」と話していました。(だっぺというのは茨城弁です)
『それはキリスト教ですよ!』と教えてあげたい気持ちでした。

でも、順路の最後の方に聖書の言葉が書かれていたので、きっと気づいてくれたでしょう。

美術館内では、立ち止まって富弘さんの言葉を書き写している人の姿がありました。わたしも書き写してきました。富弘さんの本にも書かれている言葉かもしれません。

2つの文章を紹介します


たったいちどしかない自分の人生ですから
社会がどうあろうと、人が何と言おうと
そんなにひるむことなく
大切な自分の人生を志を持って進んでいけたらいい


いのちというのは自分だけのものじゃなくて 
だれかのために使えてこそほんとうのいのちではないかと思いました

            つづく

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (美雨)
2008-11-13 17:06:03
私も大分前に一度行きました。
私の同級生も一人、高鉄棒の大車輪に失敗して亡くなっています。星野富弘さんと同じ事故でした。
その人は、一週間の入院の間に、受洗して逝ったそうです。お兄さんが上智に在学中のクリスチャンだからと聞きました。

富弘さんの絵を見ると思い出しますが、神様は色々に業を成してくださると、しみじみ思います。
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美雨さんへ (文香)
2008-11-14 11:25:18
同級生で富弘さんと同じ事故で亡くなられた方がおられるのですか……。洗礼を受けることができてよかったですね。

美術館を訪れて、神様が富弘さんを生かしてくださった理由がわかった気がします。
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ありがとうございます。 (木村 勝)
2008-11-15 22:18:14
本日、富弘美術館に行ってきました。大変気に入った文があったのですが、時間がなくメモをとれませんでした。貴殿のHPにありました。ありがとうございます。私の今の人生岐路にぴったりの文です。感謝いたします。

たったいちどしかない自分の人生ですから
社会がどうあろうと、人が何と言おうと
そんなにひるむことなく
大切な自分の人生を志を持って進んでいけたらいい。

いのちというのは自分だけのものじゃなくて 
だれかのために使えてこそほんとうのいのちではないかと思いましたでした。
返信する
木村 勝さんへ (文香)
2008-11-16 08:28:54
コメントありがとうございます。

わたしのブログが少しでもお役に立てたことを知り、大変嬉しく思います。

人生の岐路に立たされておられるのですね。
木村さんの人生が祝福され、神様の恵みに満ちた素晴らしいものとなりますようにお祈りさせていただきます。
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Unknown (N.K)
2008-11-17 11:22:29
お早うございます!こちらのデパートで、星野冨弘展が開催されたことがあるのでいってきました、以前、文香さんのブログにコメントを寄せられた智太郎さんのこともそうですが、インマヌエル主イエス様が、星野さんと共におられること、私達と共におられることの存在そのものが証しだと私は、思いました。
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N.Kさんへ (文香)
2008-11-17 16:58:46
そちらでも星野富弘展が行われたのですか。

存在そのものが証し……そのとおりですね。
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