
土浦で初雪が降りました。先日、都内で雪が積もったとき、土浦では雪になりませんでした。
今日、主人は車でなく、バスで仕事に出かけました。
お天気にはなりましたが、気温が低いので道路がまだ凍っています。スリップ事故など起きないように祈っています。
わたしは中学1年の夏から24歳まで約12年間、神戸に住んでいました。
短大のとき「子ども世界」という童話雑誌に投稿した小さな作品が入選して掲載されたことがありました。それをきっかけに大阪児童文化の会へ行くようになりました。
児童文化の会の本部は埼玉県浦和にありますが、関西では大阪で例会が行われていることを知り、ひとりで出かけていきました。
千二公民館というところで行われていました。初めて訪れたとき、千里山の駅から公民館までの道がわからなくて迷いに迷った末、タクシーで行った覚えがあります。
そこでは合評会が行われていたので、わたしも何度か作品を持っていきました。厳しいことを言われた覚えはありません。きっと新人で若かったから、やさしくしてくださったのでしょう。
リーダーのKさんにとてもよくしていただいたことを覚えています。文章の書き方のイロハすらわかっていなかったわたしを指導して下さり、作品を同人誌「ぶらんこ」に載せていただきました。(「ぶらんこ」7号~10号にわたしの作品が掲載されています。当時の「ぶらんこ」が手元にあることが不思議です。)

今から考えると、貴重でとても有意義な時間でした。大阪児童文化の会がわたしの創作の原点になるのだなあと思います。
卒業して幼稚園に勤めたのは、子どもたちと触れ合うことで活き活きとした作品が書けるようになりたいという動機からでした。
ところが、幼稚園に勤めてからはだんだん会から足が遠のいていきました。あまりにも忙しすぎて、童話が書けなかったのです。そして休日は疲れ果て、神戸から大阪に行く気力さえなくなってしまいました。
何の挨拶もせずにやめてしまい、その3年後、連絡もせずに関東に引っ越したのでした。
それからしばらく童話を書くことをやめてしまいました。やめたというより、書けなかったのですが……。
再び童話を書き始めたのは、10年以上たってからでした。そのときは、クリスチャンになっていましたから、子どもたちに神様の愛を伝えたいと思い、ひたすら書いていました。
その後20年近くも書いていますが、当時の「ぶらんこ」に載せていただいた作品を見ると、あまり成長していないような気がします。
私の作品を初めて掲載させていただいた「ぶらんこ」は7号。そして、今は47号が出ており、わたしがやめてからもずっと続けて発行されていたことに感動を覚えます。
先日、Kさんと35年ぶりに連絡を取ることができました。どうして連絡が取れたかというと、去年の暮れにわたしのホームページをみた元大阪児童文化の会の会員、Tさんからメールが届きました。
「児童文化の会」で検索して、わたしのブログがヒットしたのだそうです。『同じころに会にいた人のようだけど、誰なんだろう?』 と思われたそうで、メールを下さいました。
わたしが旧姓を名乗ると、早速Kさんに伝えてくださいました。
Kさんはわたしのことを覚えていて下さいました。TさんがKさんの住所を教えて下さったので、わたしは手紙を書いて「リピート・シンドローム」をお送りしました。すると、昨日、Kさんからお手紙と新しい「ぶらんこ」が送られてきました。
Kさんは、わたしが児童文学者協会に入ってずっと書き続けていることをたいそう喜んで下さいました。「関西に来られたらぜひ知らせて下さい。家に泊まって下さい」と書かれていたのでびっくりしました。35年も音信不通だった人にそのように言ってくださるなんて・・・懐の大きい方だなあと思いました。
35年前のわたしは、とても無口で自分を語ることができませんでした。児童文化の例会でも、ほとんど発言をしなかったと思います。短い期間しか在籍しなかったので、わたしのことはとっくに忘れられていると思っていました。ところが、覚えていて下さり、なつかしんでくださったことを知って、感激しました。
神さまは、すばらしい人と出会いを備えていて下さり、35年の時を経てまたつながるようにして下さったのですね。つなげて下さったTさんにも感謝します。

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人の世の10年、20年は神様にとってはあっという間なんでしょうね。
神様の大きな計画が見えないで目の前の出来事だけに気持が左右されてしまいます。
それにしても若い日の出会いが時を経てまた繋がるなんて本当に素晴らしい恵みですね。
やはり、文章の力は素晴らしいです。
いつ書かれたものでも、読めばその時の世界に浸ることが出来るからでしょうか。
これも神様のご計画だったのですね。
素晴らしい恵みとして受け取り、共に喜んでくださってありがとうございました。
ぶらんこ7号の1ページ目には早船ちよさんの一文が載っていました。
自分の作品を読んだときは、そのときの気持ちがよみがえってきました。
いつでもどこでも神さまの恵みが注がれ続けていることを教えてくださりありがとうございます。
Tさんとの再会も楽しみですね。
それが今につながって、とても嬉しいです。