生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

成長するということ

2016-03-15 16:44:56 | 読書
先月教会学校で行われた暗唱聖句大会の表彰式がありました。
写真は、みことば20を完全に覚えた人へのプレゼントです。クッキーに「成長させたのは神です」とプリントされています。(ケーキ屋さんに頼んで文字と絵をプリントしてもらったそうです)子どもたちと共にわたしも頂きました。また、エペソ4:1-16を覚えた人へのチャレンジ聖句賞も頂きました。

表彰状には
「あなたは、暗唱聖句大会でたくさんの聖句を覚え、ぐんと成長したので、ここに表彰します。これからもますます、みことばによって成長していってください」と書かれていました。

必死に覚えたのですが、覚えているとき、頭の中がいっぱいになって、色々なミスをしてしまいました。本を間違って注文したり、子どもの誕生カードにひとこと書くのに、同じ子のカードを2枚書いてしまったり、肝心なことを忘れたり……。

それでもせっかく覚えたのですから、忘れないように毎日一回は唱えるようにしています。

今日図書館で「三浦綾子作品集17」を借りてきました。

わたしが21歳のとき読んで、教会へ行くきっかけになったエッセー「あさっての風」が載っていました。
なぜ、三浦綾子さんのエッセーを読んで心打たれたのでしょうか。文章を通してイエス様がわたしの心に触れてくださったような気がします。

そのころわたしは幼稚園に勤めていました。2年目になり、仕事に慣れてきたころでしたが、大きなストレスを抱えていました。自分が思い描いていた保育ができず、子どものためではなく、園児を獲得するために行事を派手にして、親へのアピールを強くすることが目的のような保育の在り方に疑問を抱いていました。

また、家庭では母との関係が悪くなっていて、母と顔を合わせる時間を少しでも短くするため、駅前で夕飯を食べて帰ったりしました。それでいて、寂しく、なんでこんなところでひとりで食事しているんだろう……と思って涙を流していました。

そんなとき立ち寄った本屋でみつけた「あさっての風」。
坪井栄の童話「あしたの風」を想い出し、これも童話だと思って、子どもたちにお話をしようと買い求めたのでした。(童話ではありませんでした)

読んでいくうちに、文章がわたしの心に寄り添っているように感じました。作者の三浦綾子さんはどんな人なんだろう。この人なら、わたしの心の悩みをわかってくださるに違いないとまで思い、それから三浦綾子さんの本を次々読むようになったのです。

成長ということで、「あさっての風」の中で三浦綾子さんは次のように書いています。

『本は、人を成長させてくれる大切なものだ。いま、わたしは成長という言葉を使った。わたしは若さの一つの特徴は、成長するということにあると思っている。』


子どもも若い人も年配者も日々成長できるとわたしは思っています。

聖書の言葉

「むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。(エペソ4:15)」



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