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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

「ちいさなリース」を読んで

2005-12-21 22:03:47 | 日記

素晴らしい絵本と出会いましたので紹介したいと思います。

「ちいさなリース」さかもとふぁみ作  フォレストブックス


これは、ルーマニアで実際にあった話をもとにした絵本です。感動的な物語で絵も素晴らしいです。

物語
ある国に、「カロル」という名の恐ろしい将軍がいました。そのカロル将軍は、罪のない人を次々と牢屋になげこんでいました。
ある日、将軍が家に帰ると、小さな花のリースが門の前においてありました。将軍はそれを見つけて、足で踏んずけました。ところが、来る日も来る日も、小さなリースが家の門の前に置いてあるのです。
 その贈り主はなんと、小さな女の子でした。その女の子の両親は、将軍によって牢屋に入れられ、死んでしまったそうです。しかし女の子は、お父さんとお母さんの教え「あなたの敵を愛しなさい」ということを守ってカロル将軍にやさしくしてあげようと思い、花のリースを贈っていたのでした。
このことを知った将軍は、大きな声をあげて、泣き叫びました。自分がなんて悪い人間だったのかと罪を悔い改め、優しい人間になろうと決心し、その国は平和になりました。


あなたの敵を愛しなさいというのは
「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい(マタイ5:44)」
という聖書の言葉に基づいています。
わたしは、この物語を読んで感動しました。リースとは終わりのない環なので終わりのない愛を示すそうです。
赦すということは忘れるということだそうです。人にされた悪いことを忘れたとき、赦したといえると聞きました。わたしは、悪いことをいつまでも恨みがましく覚えていて、良くしてくれたことをすっかり忘れている愚かな者です。この女の子のようになれたらいいのにと思いました。


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