2006年から始まった、読書会「カラマの会」に参加しています。最初にドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」を読んだので、カラマの会と名付けられました。(「カラマーゾフの兄弟」がブームになる少し前に読んでいたのです)
最初は読書ノートをワードで作り、添付で送り合っていましたが、2年目からMIXIコミュ(非公開)に感想を書き込んでいます。
読書会の主旨は、「ひとりで読むのが困難な本(主に長編)をメンバーたちで励まし合って読破する」です。
「カラマーゾフの兄弟」以降、ジョン・スタインベックの「エデンの東」、シェンキェーヴィチの「クオ・ワディス」、ユーゴーの「レ・ミゼラブル」を半年から8か月くらいかけて読みました。
「レ・ミゼラブル」は岩波文庫4巻で一冊が600ページ以上あります。全部で原稿用紙にすると4千枚くらいになるそうです。読んでいてもつまらない場面が延々と続き、途中でやめてしまおうと何度も思いました。「すっとばしてもいい。」と言われ、斜め読みしながら耐え、完読したときは、感慨深い思いに浸りました。(2009年12月10-12日に「レ・ミゼラブル」の感想を書いています。)
どの本も、一緒に読んでいる仲間がいるから最後まで読めたのです。ツアコンさんにもずいぶん励まされました。
わたしは、小学生のころはあまり本を読みませんでした。中学生になってから少しずつ読み始めましたが、読むのが遅く、読解力に欠けており、それがずっと続いていました。
ネット読書会に入り、4作品を読んで少しは成長したような気がします。初めは文庫本1ページ読むのに1分半はかかっていましたが、最近は1分で読めるようになりました。(もちろん遅読も必要ですが……)そして、読書は楽しいと心から思えるようになりました。
ネット読書会のメンバーは11名です。昨日は上野で久しぶりにメンバーと顔を合わせました。集まったのは6名でしたが、楽しく語らいながら食事をして、至福のときを過ごしました。
次の本はトルストイの「戦争と平和」に決まりました。これも「レ・ミゼラブル」ほどの長さ、難解さだそうです。
読書は登山のようです。仲間とご一緒に高い山に登る気持ちです。途中でリタイヤしないように山頂めざしてがんばります。
読書会に参加を希望される方は、メールでお知らせください。原則として存じ上げている方に限りますが……。
写真は上野 不忍池の水鳥
*ヒックンが昨夜から高熱を出しています。新型インフルエンザとのこと。数日前に2回目の予防注射を打ったところだったのですが……。今回は預からないので、わたしは祈ることしかできません。お祈りいただければ幸いです。