先日の礼拝で牧師先生が約5000ピースの大きなジグソーパズルを持って来て見せて下さいました。バベルの塔の絵でした。
ひとつひとつのピースを見ると、形や大きさはどれも似ています。でも、同じものはありません。ひとつひとつがユニークです。
ひとつのピースは決められた一か所にしか当てはまりません。ある部分を埋める唯一のピースです。ほかのピースで代用できません。
「わたしたちはこのパズルのひとつのピースのようなものです。」と言われるのを聞いて、その通りだと思いました。
劣等感の強かったわたしは、人と比較して自分なんかダメだと思っていました。せめて人並みの能力がほしいと願っていました。・・・自分なんかいてもいなくてもいい存在だとふてくされていたのです。
神様はそんなわたしを選んで下さいました。神様がわたしを選んだ理由は、無価値で無力だけれどユニークな存在だからす。何もできなくて良い。そのままのわたしで良いと言って選んで下さった神様……。
神様の目的のために選んでいただいたことに感動し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
パズルのひとつのピースのように、神様の目からみたら、誰もがユニークで、なくてはならない存在なのです。
「神様はわたしたちをなくてはならない部分として取り上げ、選んで下さいました。わたしたちは神様の測り知れない巨大な完成品の一部分です。」と聞いて胸が震えました。
私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。(エペソ2:10)
パズルのピースのたとえを聞いて、2008年にわたしが書いた童話「神様のアトリエ」を思い出しました。それはパズルではなく、点描写で描かれているような絵ですが、ひとつのドロップが欠けると神様の描かれる絵が完成しないというストーリーです。
メッセージを聞いて少し書き直しました。
HP「生かされて・・・土筆文香」の児童文学の部屋に掲載しています。よろしければご覧ください。