生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

病んでいても幸せ

2010-01-10 21:28:43 | 乳癌

年明けから忙しい毎日です。外出しない日は来客ありで、落ち着いた時間が持てずにいます。

一昨日は児童文学の会があったので朝早くから出かけ、午後からは病院へ行きました。乳腺外来で3時間待たされ、注射を打ってもらい、終わったのは5時でした。

昨日からはヒックンが来ています。ヒックンがお腹をこわし、ママが日曜出勤なので今日は預かることになりました。主人が午前中は面倒をみてくれるというので、わたしは教会に行けました。

最近主人は孫の扱いに慣れてきて、わたしが12時過ぎに帰ると、昼食を食べさせていました。3時間も面倒を見たのでさすがに疲れたようで、ヒックンが昼寝をすると主人はソファーでいびきをかいて寝ていました。ヒックンは夕飯も食べて先ほど帰りました。


教会では成人祝福式が行われました。祝福式にあずかった新成人の中にかつての教会学校の教え子たちが4人いました。ずっと教会を離れずにいる彼(彼女)らを嬉しく思いました。

メッセージの中で
『ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。(Ⅰコリント15:10)』
という聖書のみ言葉が心に残りました。

これは、パウロが書いた言葉です。
クリスチャンを迫害していたパウロが、復活のイエス様に出会ってキリストを信じ、伝える者になりました。そのことを感慨深く思い起こして書いています。


わたしも過去を振り返ると、神様の恵みによって今のわたしになったのだとしみじみと思います。

キリストを信じる前のわたしは、ネガティブで心配症で、そんな自分のことが大嫌いでした。何か不都合なことがあると人のせいにして、心の中は、恨みや憎しみでいっぱいでした。

もし、クリスチャンでないわたしが乳がんになったら、心が嘆きや怒りでいっぱいになっていたでしょう。そして再発転移を恐れるあまり別の病気になっていたでしょう。

でも、今のわたしは、乳がんになったことを感謝できる者になっています。

病んでいても幸せだと思え、辛いことがあっても心のうちに平安があり、感謝にあふれた日々を歩んでいます。

そうなったのは、わたしの力とか努力ではなく、神様の恵みによってです。

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