生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

わたしが願う二つのこと

2009-01-25 22:09:35 | 乳癌

娘と一緒に実家に行き、一泊してきました。夜、掘り炬燵に入って久しぶりに親子三代でおしゃべりを楽しみました。娘が学生の時は、わたしが実家に行くのにあわせて娘もいき、よく三人でおしゃべりしていましたが、娘が家にもどってきてからは、わたしひとりで実家に行くことが多くなり、三人で話すのは久しぶりでした。

二人だと話が盛り上がらないのに、三人だと盛り上がるのは不思議です。何を話したか覚えていないほどたわいのない話ですが、楽しいひと時でした。


そして昨日は、日本クリスチャン・ペンクラブの定例会に出席しました。みなさんの抱負を聞いたのですが、熱い思いを抱いて証文章を書いておられる姿勢に心打たれました。

理事長のI牧師からは今のわたしの願う二つのことを祈り求め、考えてみるようにとの勧めがありました。

箴言 30:7-9には次のように書かれています。


二つのことをあなたにお願いします。私が死なないうちに、それをかなえてください。不真実と偽りとを私から遠ざけてください。貧しさも富も私に与えず、ただ私に定められた分の食物で私を養ってください。私が食べ飽きて、あなたを否み、「主とはだれだ。」と言わないために。また、私が貧しくて、盗みをし、神の御名を汚すことのないために。


「富も与えず」と願うことに感動します。富は多ければ多いほど嬉しいものですが、筆者は多く与えられすぎると食べ飽きて神様のことを忘れてしまう人間の弱さをよく知っているのですね。


19日に病院でノルバテックスの代わりに飲む薬、フェマーラを処方されました。ネットで調べると2006年に認証された新薬で、再発、進行性乳癌の治療薬と書かれていました。骨粗鬆症になったり、関節痛が起きる副作用が出る可能性のある薬です。

これまで飲んでいた薬、ノルバテックスがなくなってからでいいと言われたので、フェマーラはまだ飲んでいませんでした。残りの薬は5錠。24日の分までありました。

今日は教会学校で奏楽をする日です。飲み始めてすぐに副作用が出るわけではないでしょうけれど、奏楽を無事終えて帰宅してから飲みました。

奏楽奉仕は、もしかしたら今日で最後になるかもしれないと思いました。子どもたちが神様を心から賛美する助けができるように弾かせて下さいと祈り、歌詞を思い浮かべながら、わたし自身も神様を心からほめたたえて弾きました。胸がいっぱいになって、できればこれからも奏楽奉仕を続けさせて下さいと祈っていました。

副作用のことは同じ分級を担当しているおふたりにも祈ってもらいました。礼拝では、奇しくも友人のMさんが隣の席に座ったので、礼拝後祈って下さいました。本当にうれしかったです。

大丈夫とわかっていても、不安に襲われるときがあります。祈りによって支えられています。


わたしが願うふたつのこと
体調が悪くなりすぎて、苦痛のあまり祈ることもできなくならないようにしてください。
体が丈夫になりすぎて、自分の力で何でもできると、おごり高ぶることのないように、
へりくだる心を持ち続けるために適度な苦しみと、奉仕する元気を与えて下さい。

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