佐倉市消費生活センターには詐欺や訪問販売の被害を防ぐための啓発資料がいろいろと揃っています。見開き4ページのパンフレットから20ページ近い小冊子ですが、残念ながら対象となる高齢者に届いていないのではないかと思います。
佐倉市消費生活センター発行の「「訪問販売トラブルにあわないために」で取り上げているのは、高齢になるほど心身機能の衰えで知識や判断力が低下している場合が多い、健康面の不安、住居。財産管理の不安につけこまれやすい。独り暮らしの場合など、販売員の優しい言葉に弱く、断りづらくなってしまっているなどです。
防ぐためには「まわりのみなさんの目配り、気配りがあるとトラブルにあいません」としています。千葉県消費者センター発行の「高齢者の消費者トラブル～見守りガイドブック」には、高齢者は「だまされたことに気がつきにくいこと」「被害にあっても誰にも相談しない」人が多いことを取り上げています。
このような高齢者を狙って、次々と「カモ」にする悪徳業者もいます。消費者トラブルを食い止めるためには「高齢者と日常的に接している身近な方々が、まず変化に気づき、相談機関につなぐこと」が重要です。
必要なのはやはりご近所力（ご近助力）です。パンフレットを全家庭に配りたい気持ちですが必要数が揃いませんので、まちを守る会の広報誌を活用します。従来の防災特集だけではなく詐欺や悪徳商法の被害を防ぐためには、ご近所との付き合いが大切であることを啓発していきます。
