静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2022年07月10日 | 天のマナ
 「ゆるされ温かく包まれる」
 男ばっかりの六人兄弟の四番目で生まれた私は、特に幼少から中学生までやんちゃで失礼なことばかりして、皆さんに迷惑をかけて生きてきました。小学校4年生くらいの時でしたか、友達に教会堂に住む副牧師(女性牧師)を誰かと聞かれ、副牧師のこともよくわからない私は、「お手伝いさん」と答えました。それだけではなく、私を始め兄弟たちは、その副牧師先生の注意はまったく聞かず、会堂をスポーツ広場に使っていました。40年前といえども会堂の奥にある日の光も入らない6畳の部屋で、忍耐をもって長年主に仕え教会に仕えてくださった先生は、どんなにご苦労されたことかと思います。様々な重荷の積み重ねでその後、精神的な疲れをおぼえられ、晩年は信徒の方と結婚されて牧師を隠退されていました。私の内には、「子供だったといえ悪いことをしてきた、次回会った時には謝らないと」という気持ちがありました。20年前、母の葬儀の時に、その先生が来てくださっており、私は近くに行き、「先生お元気ですか?私が小さい時、私も兄弟たちも先生に大変お世話になりました。多くの迷惑をかけました。申し訳なかったです」と言いますと、その先生は笑顔でその時を思い出すように「私もあの時は楽しかったですよ」と言って下さいました。そのひとことに、主にあるゆるしと共に温かく包まれる経験をしました。
「何よりもまず、互いに心から愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。」(ペトロ一4章8節)。
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