ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

女性が長生き出来るのは胎児を身ごもり宇宙の気を感じやすいから

2012-01-31 09:58:45 | 

 女性が長生き出来るのは、出産時に悪いものも全部体外に排出されるからだ、という話をよく聞きます。 尤もらしい話なのですが、それは胎児を身ごもることを通して、宇宙の気を感じやすいからというのが、私の考えです。

 私は、たまたま10数年前に開かれた大学のクラス会で、千葉に済む友人が近々に私が住む近くで開かれる静功の会に、参加するという話を聞いて、丁度私自身も心臓に違和感を持っていましたので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、参加しました。

 1週間に1回、3時間の会でした。 中年の中国の留学生が指導してくれたのですが、子供の頃から気功を行なってきたせいか、中高年の人間が初めて行う静功に対して、教え方が適正であったかどうかは疑問ですが、いわゆる意念派と呼ばれる静功の行い方でした。

 暗闇の中で1時間、ひたすら胸の中心が燃えるように、熱く感じるような意念を持って、座るようにという教え方でした。 私自身は、そのような考え方を無視するように、ひたすら鼻だけで呼吸し、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐いていました。

 吐く息が体の中へ入っていくのを、自分自身で体感できるように、息音が聴こえるように吐いていました。 また、体の中へ入っていく息を、追うようにして、そこだけに意識を集中しました。

 生まれて初めて意識する呼吸を行い、また出来だけ長く吐く呼吸を行い、吐く息を体の中へイメージで吐いたことがきかっけになり、たった1時間の静功で、頭のてっぺんが電子の輪の帽子を被っている感覚になったのです。

 後で思い返してみれば、頭のてっぺんにある百会という気のツボが、活性化したのでした。

女性の方が宇宙の気を感じやすいのです

2012-01-30 07:02:19 | 

 口を閉じ鼻だけで呼吸を行い、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き、吐く息だけに意識を集中しながら、1時間の座禅を行なっていけば、自然と自分の体の中で循環する気を、感じるようになります。

 気を感じるようになることは、特別なことではありません。 私たちが気のことには、あまり関心がなかっただけのことです。 太極拳を見よう見まねで10年も行えば、何も分からなくても、手や足先がビリビリとして気を感じるようになります。

 気は目には見えませんし、まだ科学的に十分解明されたわけではありませんので、なんだか分かんないままになっているだけです。

 私は、無我夢中で行なってきた逆腹式呼吸を伴う座禅を通して、私たち生物は、この世に酸素がなかった時代には、宇宙に無尽蔵にある気の呼吸を行いながら、生長していったように感じます。

 また私たちの誰もが、お母さんのお腹の中に居た時には、宇宙の気を通して胎外の出来事をキャッチし生育していき、オギャーという泣き声とともに、気の呼吸から肺呼吸に変化していったと感じております。

 従って、男性よりも女性の方が、胎児をお腹に身ごもる分、お腹の中で胎児が気の呼吸を行なっていますので、男性よりも女性の方が、気を感じやすいのです。

 私の身の回りでも、自分では何のことだか分からないのですが、下腹が何か動いているような感じがするという感覚を持っているご婦人を、何人も知っております。 ただ、そのような話を仕向けないから,分からないままになっているのが、現実です。

1時間の座禅を静かに考える時間と思えば

2012-01-29 08:43:16 | 座禅

 坐禅の時には無心・無欲の境地を追求すると、よく聞きますが、それはそれとして、長く吐く息に意識を集中しながら、ひたすら「静か」になります。 しかしながら、意識を吐く息に集中しながらも、ふと日常的な問題解決しなければならないようなことが、頭に浮かんでくるものです。

 そのような時には、禅宗の和尚さんだったら、その雑念を振り払いなさいと言うでしょうが、私はふと浮かぶ雑念は、これまでその都度考えて来ました。 静かな状態であるからこそよいのでしょうか、宇宙の叡智のサジェスチョンが、このように考えたらいいんじゃありませんか、とヒントのようなものを与えてくれるのです。

 ひたすら胡座を組んで、長く吐く呼吸に意識を集中しているからこそ、考え出されてくるのではないかと思われます。

 生まれて10数年経ちますが、その思考の積み重ねで、その人の考え方や価値観が形成されてくるのではないかと思います。

 この世の中は、忙しさの中で、ゆっくりとものを考える時間が持てないのが現実です。 真っ暗闇の中で、深夜に静かに胡座を組んで、長く吐く呼吸だけに意識を集中しながら、座禅を行う時間を、考える時間だと思えば、気楽に座っていられるのではないかと思うのですが。

学習塾や運動塾で長く吐く呼吸のレッスンをすれば良いのだが

2012-01-28 11:38:22 | 逆腹式呼吸

 いつも感じることですが、学習塾やスポーツクラブで、長く吐く呼吸法のレッスンを行なったら、どれだけほかの塾やクラブとの差異を、付けるだろうにと。

 レッスン毎に行う必要はなく、月に1回か2月に1回、長く吐く呼吸の時間をつくるのです。 1時間、真っ暗な部屋で、ひたすら出来るだけ長く吐く呼吸を行います。 長く吐く呼吸は、基本的には自宅で行うようにします。 

 長く吐く呼吸を行う学習塾は、みるみるうちに他を圧倒する進学率を、見せるに違いありません。 またスポーツクラブでも、運動能力だけでなく、進学率も高まり、人気も鰻登りになるに決まっています。

 出来るだけ長く吐く呼吸が、イメージで体の中へ吐く呼吸が、経絡(気の通る道)を刺激し、経絡と絡み合うように流れている神経を刺激し、特に微細な神経が集中する脳細胞を刺激し、脳の開発率を高めるからです。

 また、長く吐く呼吸は、気が体を循環する中で、経絡上にある気の調節する弁(鍼とか灸のツボ)を良くし、病気になりにくい体質をつくり、自己免疫力を高めるのです。

 更に胸の中心にある心を、日常的な呼吸法によって、鍛え、繊細な響きを持つようにもなると思っています。

深夜の洗髪で風邪をひき鼻下周りにオロナインを塗って治る

2012-01-27 09:07:23 | 

 いつも深夜に起きて1時間の座禅を行なった後に、半身浴でお風呂に入ります。 ここのところ、かなり冷え込んでいて、洗髪をした後に、よく濡れた髪を拭かなかったせいか、2,3日前から喉がおかしくなり、昨日は声に異常をきたしました。

 鼻水がよく出ますので、昨日は頻繁にオロナインを、鼻下周りに塗りたくっていました。 お湯で何度もうがいはしましたが、薬は一切飲みません。

 いつもの風邪であれば寒気がして、一晩、汗びっしょりかいて寝てしまえば、翌朝には、もうすっかり何でもない顔していられるものを、今回だけは、ちょっと油断してしまいました。

 今朝になって、鼻水で濡れる鼻下周りを、オロナインで塗るのが良いのか、もう殆んど良くなっている感じがします。 なんでオロナインを塗ることで、治りつつあるのか不思議な感じがします。

手印は法界定印か膝の上で両手を重ねるか

2012-01-26 08:14:05 | 座禅

 座禅の時の両手は、法界定印が一般的です。 膝の上に両手を重ねておき、親指の先端が触るかどうかの状態で輪を作ります。 親指の先端に力が入ってはいけません。

 私は長い間、膝の上に両手を重ねておく手印でした。 数年前に参禅した臨済宗のお寺から、法界定印を行うようになりました。 輪の中心が下腹の臍下丹田あたりにきますので、宇宙の気が法界定印を通して、丹田に入ってくる感じもしました。

 座禅はいかに全身の力を抜くことが大切ですので、慣れるまでは両手を重ねて、膝の上におく手印でも良いのではないかとも思います。

 手印は、多種多様な姿があるようですが、筋力が働かない力がかからない姿で、座禅を行うことが大切ではないかと感じております。

眠くなる・吐く息に意識を集中すれば眠くならない

2012-01-25 07:33:04 | 座禅

 生まれて初めて座禅を行なってから10数年経ちますが、途中で眠くなって座禅を中止してしまったことは、殆んどありません。 ひとり座禅の良さは、自分の生活のペースで行なえるからです。

 当初は、半身浴を行なってから、隣室で家族がテレビを見ていて、その音が聴こえる中で、部屋を真っ暗にして、1時間の座禅を行なっていました。 時として3時間の座禅も行なっていました。

 そんな時でも、毎日同じ生活をしているわけでもなく、場合によれば早く寝て朝方坐ったり、深夜に胡坐を組んだりしておりました。 疲れて眠そうだったら、さっさと寝てしまうのがよいのです。 無理はしないほうがよいのです。

 最近になって家族内の発言力のバランスが崩れ、娘がお風呂に入ってからでないと、私は入浴できなくなってしまいましたので、いつも夕食を軽く摂ると、早々に寝てしまい、深夜に起きて座禅を行い、入浴するのが日常生活になっています。

 長く吐く呼吸に意識が集中してさえいれば、決して眠くなることはありませんでした。 また絶えず体の中を循環する気が、脳を刺激しますので、眠くなることが自然とできないのです。 また時間の経過と共に、崇高な至福感を与えてくれますので、眠くなることは、殆んどないのが現実なのです。

 禅宗の和尚さんが、目を瞑ると眠くなるからいけない、ということを話されるようですが、私自身は暗闇の中で、毎日1時間の座禅を続けていて、そのような経験はありません。 もっとも私は目を半眼にするかしないかを、意識したことはありませんが。

目は半眼にするのか半眼になるのか

2012-01-24 07:40:34 | 座禅

 禅宗では、目を半眼にしなさいということを、よく耳にします。 私は、座禅を生まれて初めて行なった10数年前から、いつも真っ暗闇の部屋で胡座を組んでいますので、目を半眼にするかしないかを、意識したことがありませんでした。

 数年前に毎朝、坐禅会を行なっている近くの臨済宗のお寺に参禅した時に、初めて和尚さんから、目を瞑らず半眼にしなさいと、注意をされました。 その時から、私は何故、半眼にしなければいけないのかを、座禅の時の雑念の時に、考えて来ました。

 私たちは長く吐く呼吸を通して、静かになります。 時間の経過とともに、体の深層部も次第に静かになり、と同時に力が抜けてきます。 力が抜けた究極的な姿が、目は半眼になるというのが、私の結論でした。

 目を半眼にするのではなく、目は半眼になるということです。 一説によれば、お釈迦さまの瞑想の姿を見たお弟子さんたちが、お釈迦さまは半眼であったということから、半眼にしなさいという説になったというのです。

舌を上の歯の付け根にそっと付けるのも意味があります

2012-01-23 07:17:51 | 座禅

 ここでは、鼻から吸って鼻から出す呼吸を取り上げます。 禅宗のHPを見ると、舌を上の歯に付けなさいとあります。 その意味は、息がもれないようにとの記述があります。

 私は、そのような意味もあるかもしれませんが、もっと重要な意味があると思っています。 禅宗の座禅の作法では、一切触れられていないのですが、舌を上の歯の付け根に、そっと付けるのは、体の中を流れる気の循環を考えたときには、とても大切なことが含まれているのです。

 上半身の体の中の気の主要な流れが、体の前部は任脈があり、後部は督脈があり、任脈と督脈を繋ぐ部分が、舌と上の歯の付け根になるのです。 

 自分では分からなくても、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸(逆腹式呼吸)を続けていけば、自然と感得することなのです。

 気というと、なんとなく違和感を感じる方がおられると思いますが、私自身の体験から、私たちは生来、気を感じる能力を持っていたのですが(胎内で感じていた)、体外に生まれでてから、空気を吸う呼吸をはじめることによって、次第に気を感じる能力が、なくなってきただけだと思っています。

長く吐く呼吸を通して脳波が変化する

2012-01-22 15:03:02 | 座禅

 ここでは、鼻から吸って鼻から出す呼吸を取り上げますが、 鼻から吸って口から出す長息法の呼吸もあります。

 数多くの発明をした政木和三さんは、子供の時に吃りを治すのに、お医者さんから長く吐く呼吸の長息法を勧められ、結果的に吃りが治ると同時に、脳が活性化し、大阪大学であらゆる学科の履修を経て大学に残り、研究開発をされました。

 政木さんの著書によれば、長息法を通して数多くのサジェスチョンを受け発明し、特許を取ると同時に無料開放をされて来ました。 欲がない方でした。
 
 出来るだけ長く吐く長息法の呼吸によって、脳波がβ波からα波に変化し、更に深化の過程でα波からθ波に変化するというのです。 θ波になった時には、宇宙の叡智との交信が可能になるというのです。 勿論、無心・無欲であることが前提ですが。

 長く吐く呼吸を通して「静か」になります。 静かは表面的な静かではなく、体の深層部までもが、静かになる必要があります。 長く吐く呼吸は、時間の観念がちょっと違う感じがします。 1時間の座禅は、あっという間に過ぎて行きます。

 長く吐く呼吸を通して「静か」になり、結果的に脳波は、θ波になるのです。