ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

無呼吸症で危ないといいますが

2008-10-30 07:40:27 | 
 親しくしている友人は、寝ているときに、時々、無呼吸になるといいます。 自分では無呼吸であるかどうか分かりませんが、一緒に寝ている奥さんが、一番よく知る所です。 最近になって、支援者のひとりが、無呼吸で特殊な器具を付けて、寝ていることを知りました。 夜中に緊急事態が起きて、起こされ周りの人に、そのことが知れたのでした。 

 寝ているときに、気道の弁が塞がれ、呼吸が出来なくなってしまうのが、無呼吸になってしまう原因です。 高い枕が原因か、何が原因か分かりませんが。

 いつも深夜に行う座禅で、雑念の中でふと考えました。 自分自身が胎息で、座禅を行っていることから、私たち生物は、遠い昔、酸素がこの地球上に無かったとき、宇宙に無尽蔵にあった素粒子を、体内に採り入れながら、静かに生活していたのではないかと。

 聞けば、中国では、山の水を飲むだけで生活をしている人がいるという。 ミネラル分の多く含んだ水だけあれば、後は宇宙にある気を体内に採り入れ、体を維持できるとありました。 

 我が家の猫にも、百会があることも知りました。 ある時、特殊写真で、欠けた葉っぱを撮った映像を見ましたが、欠けた部分にも、元々あった気の通り道が、はっきりと写ってました。

 そんなことが思い出され、私たち人間も、元々は酸素が無くても、生きていけた時代があったのではないかと、思うばかりです。 

 座禅仲間のひとりは、私が肺呼吸をしない気の呼吸ー胎息の存在を話すのですが、未だに理解できないようでもありました。 本人が無呼吸症ではあるんですが。

息を吐ききるちょっと前に吐く息を弱くしていく

2008-10-29 14:39:06 | 逆腹式呼吸
 私は、座禅では殆ど胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)で行っていることが多く、10年前に座禅時に行っていた逆腹式呼吸は、余りすることはありませんが、逆腹式呼吸の大切さは、十分分かっておりますので、時々、改めて逆腹式呼吸を行ってみて、どんなことに注意しながら行ったらよいかを、確かめるようにしております。

 体の中へ吐く息音が、自分自身でも聞こえるように行うことが、とても大切なのですが。 座禅仲間にも、その呼吸の仕方を、目の前で行ったりするのですが、友人からはその息音を、なかなか聞くことができません。

 体の中へ吐く息を、ゆっくり10秒以上かけて吐いていきますが、吐ききるちょっと前に、その呼吸を弱めていくのがコツです。 日常的にあらゆる場所、時間に呼吸法の練習をしておきます。 そうしておくと、座禅のときにもスムーズに呼吸ができます。 普段の積み重ねが大切なのです。 体の中へ息を吐くイメージが重要ですので、どんな時でも目を瞑ったほうが自然です。

 寝る時に行う逆腹式呼吸も大事です。 低い枕を敷いて上を向いて寝ます。 足の裏が空気に触れるようにして、布団をかぶせます。 目を瞑り口を閉じて、鼻だけで呼吸します。 大きく胸いっぱいに吸います。 横隔膜が広がりますが、同時に下腹は凹みます。 大きく吸った息を、体の中を通って足裏から、ゆっくり吐き出すようにイメージして吐いていきます。

 全部吐ききる寸前に、また大きく息を吸います。 この呼吸を繰り返すうちに、足の裏がびりびりと、何(気ですが)かを感じるようになるはずです。 座禅までなかなかできない人は、寝ながらの呼吸はできるはずです。 私は、いつも足の裏から吸うようにして、寝ております。 楽しみながら逆腹式呼吸を、行ってください。

 息音をたてるたて方は、それほど難しくはないはずですが。

胸式肺呼吸から逆腹式呼吸へはどう変化するか

2008-10-27 07:12:35 | 逆腹式呼吸
 私達は、この世に生まれて以来、呼吸を意識することなく、ごく自然に呼吸をしています。 一般的には口を閉じて、鼻だけで呼吸をします。 鼻から吸って鼻から出しています。

 ここでの胸式肺呼吸は、吐く息を長く、吐く息だけに意識を集中し、吐く息を体の中へ吐くイメージで行います。 イメージをしやすいように、また日常生活のあらゆる時間、場所でできるように、目を瞑って行います。

 大きく息を吸います。 胸は膨らみ、横隔膜は広がり下腹は凹みます。 吸った息をゆっくり吐いていきます。 鼻から息を出すことを忘れ、吸った息を体の中へ、特に下腹に息を吐くようなイメージで、吐いていきます。 

 息を体の中へ吐いていきますと、横隔膜は元に戻り、下腹も元に戻ります。 息を吸うと胸は広がり、横隔膜も広がり、下腹は凹みます。 息を吐けば全ては、元に戻ります。 これを繰り返すだけでよいのです。

 息を体の中へ吐いていくときには、体の中へ入っていくのを実感するために、息音をたてながら行うのが、この呼吸のコツです。 慣れるに従い、息音が聞こえないようにすることもよいのですが、それはずっと先のことです。 まずは息音をたてながら、吐く息を体の中へ吐いてください。

 息音をたてないで行う呼吸法は、強く息が体の中へ吐いたことにはならないのです。 近くにいる人にも、息音が聞こえるように行う必要があるのです。 息を立てることは、とても大切です。

 胸式肺呼吸を横隔膜の拡大収縮を続けるうちに、自然に横隔膜の動きが自然になって行きます。 息を吸うときには、下腹も同時に凹み、吐くときには元に戻ります。

 胸式肺呼吸を行ううちに、必ずしも息を吸わなくても、横隔膜は拡大収縮し、下腹の動きも同様の動きをします。 下腹を凹ましながら横隔膜を広げる、そんなときに必ずしも息を大きく吸ってないことに、気がつくはずです。 大きく息を吸ってなくても、体の中へは吐く息は体の中へ、十分入っていきます。

 そのような呼吸に変化するときが、逆腹式呼吸への変化であり、また近い将来、胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)への変化する兆しになっていきます。 

 逆腹式呼吸を伴いながらの座禅を、1時間続けていけば、いずれの日にか、体に微妙な変化を与えてくれ、楽しみながら座禅や、呼吸法を行うことができます。

お寺でヱスパニッシュ音楽を聴いて

2008-10-26 10:03:39 | 文化
 昨日は、毎月2回日曜の早朝に開かれる座禅会のお寺でのライブを、聴きに行ってきました。 55帖ほどの広さの会場に、70人ぐらいのお客さんが来ていました。 支配人の和尚さんが挨拶しておりましたが、その奥さんが丁寧にひとりひとり、知人の方々に挨拶をしてまわっておりました。 

 平日(土曜日も)は毎日5時から、隔週日曜日の7時から座禅会が、開かれている場所です。 聞けば、金曜日にはお葬式もあったばかりだそうです。 改めて地域に密着したお寺であることが、再認識されました。 

 私は、私の事務所の側にある病院で毎月開かれる、院内コンサートを楽しみにして聴きに行きます。 200帖ほどの天井も高い待合いホールで、バイオリンの演奏を聴いたときの、その大きな空間を響かせる音に、胸を強く打たれ、またバイオリンの音を聴きたいと思っておりました。

 昨日の会場は、天井高さは3mぐらいでしたが、ギターもインドの小太鼓もバイオリンも、マイクを付けて、スピーカーからの音でした。 広さからいって、スピーカーなしの生の音の方が、より私たちの胸に来るものがあったのではないかと、残念な気持ちでした。

 昨日の早朝のお寺での座禅会で、和尚さんから腰の落ち込みのことを、今朝の自宅での座禅時に、チェックしてみましたが、特に問題なく出来ていたようです。 自宅では半袖のパジャマ姿で、無圧の敷き布団の上で、低い枕をお尻に敷いて、胡座を組みます。 お寺ではざぶとんを折りたたんだ上に、お尻を載せます。 ちょっとした違いで、こうも変わるものかと、改めて感じました。 

上体を維持するときには、体を反ってはいけないが

2008-10-25 16:43:07 | 座禅
 座禅のときに、上体が頭のてっぺんが、天から引っ張られるような感じで維持します。 決して体を反らせてはいけません。 筋力が働き、長く座禅はできませんので。

 私自身は、反らないようにするために、ややもすると、腰の部分がまっすぐ垂直にするのを、忘れてしまいがちです。 今日の早朝のお寺での座禅会で、和尚さんから鋭く注意を、されてしまいました。 反ってはいけないという思いから、ちょっと腰を落としてしまっていました。 なかなか自分の座禅の姿の癖は、分からないものです。 

 どんな場合でも、どこにでも力が入ってはいけません。 肩の力を抜き、リラックスします。 手を輪のようにつくる手印ー法界定印であっても、手の指先であっても、力が入ってはいけません。 あらゆる部分が、リラックスすることが大切です。

 今日は、いつも座禅をする建物内で、フラメンコギター、ヴァイオリン。タブラの楽器で、スパニッシュ音楽を聴いてきます。 年に何回か、音楽会もあるようです。 同じ場所で、座禅会を行い、葬儀も行い、音楽会もある。 普門庵ーあまねく門を開く意味が、ここにあるような感じがします。

体の中へゆっくり吐きながら意識を吐く息だけに集中する

2008-10-24 11:55:33 | 逆腹式呼吸
 体の中へ息を吐く逆腹式呼吸は、自己免疫力を高めるだけでなく、生来持っていた気感を取り戻します。 座禅の時には、この逆腹式呼吸を行いながら、胡坐を組見ます。 上体を頭のてっぺんが、天から引っ張られているように感じで、維持します。 立って行ったり、いすに座って行う呼吸のときにも、上体は同じようにして行います。

 座禅を行うときに、よく雑念のオンパレードで、次から次へと雑念が沸いて、意識を集中することが、できないという話を聞きます。 呼吸法を行うときには、目を瞑ったほうが、意識も集中しやすく、体の中へ吐く息が、体の内部を上から下腹に向けて入っていくのを、イメージしやすくなります。

 意識を集中するために、吸った息が体の中へ入っていくのを確かめるように、息を追っていきます。 息が体の中へ入っていくのを、自らも実感するために、聞こえるように息音を立てるのが、逆腹式呼吸のコツです。 

 喉で息音をたてます。 「スー」とか「ウー」とか、この息音を表現するのは、紙面では難しいのですが、空手の演舞で体のそこから、出すような音です。 息音が聞こえるようにしたほうが、意識は集中しやすいですし、座禅の時には、あっという間に時間が過ぎてしまうものです。

 胸に入った大きく吸った息を、胸から体の内部を通り、下腹に向けてゆっくり吐いていきます。 10秒以上かけて吐いていきます。 呼吸は無理をせず、できるだけ自然に行うようにします。 できるだけ吐ききるように吐いていきますが、無理をせず、吐ききる寸前に、スーッとまた息を吸います。

 大きく息を吸い、ゆっくり体の中へ吐くように、吐いていく呼吸の繰り返しを、行うだけでよいのです。 息音をたてることにより、意識を吐く息の動きだけに集中します。 そのことによって、雑念は沸くことはありません。 雑念が沸いてしまう方は、吐く息に、吐く息の動きに、意識を執していない方です。

 リズムよく逆腹式呼吸ができるようになり、1時間の座禅が普通にできるようになれば、体の微妙な変化が現れ、私達を楽しませてくれるに違いありません。 逆腹式呼吸を、座禅を楽しんでください。

逆腹式呼吸を行うことで体を正常化する

2008-10-23 19:48:06 | 逆腹式呼吸
 私は、息を体の中へ吐く逆腹式呼吸を行うことによって、体の中を流れる気をスムーズに流れるようにし、気の流れる道(経絡)が神経の線に沿って流れているため、神経系統や免疫系や脳細胞に関連する病は、長い時間がかかるかもしれませんが、治っていくのではないかと思っています。

 また、体の内部の機能障害についても、気の流れを良くすることによって、異常な機能も正常化に向かうのではないかとも、感じております。 吐く息をゆっくり、吐く息だけに意識を集中することによって、生来持っていた気感を、取り戻せるのではないかとも、思っています。

 残念ながら、多くの人は体の中を流れる気のことを、自ら呼吸法を行ってしか感じることが出来ませんし、目には見えません。 また、気の正体も、まだ多くの謎に包まれ、科学的に解明されたわけではありません。

 自ら呼吸法を行うことによってしか、感じることが出来ないため、余程の柔軟な心の持ち主でなければ、一歩踏み込んで、呼吸法を行うことなんて、あり得ないのが現実です。 1時間の逆腹式呼吸を伴う座禅を、継続的に続けることによって、脳と心を癒してくれる至福感を、感得出来ることなんて、夢の夢かもしれません。

 幸いなことに、私の身近に、その至福感を感じ始めた友人が生まれたことは、とても素敵なことです。 ひとりが二人になることを願って、私自身も深夜の座禅を楽しみます。

調子が悪いときほど、回復するのに座禅を行う

2008-10-22 21:38:25 | 座禅
 昨日はビルの役員会があり、終わった後に会食を行った。 芋焼酎をちょっと飲みすぎたこともあり、今朝の座禅はできませんでした。 今朝早くから講習会があり、5時間の講習の後には、終了試験があり、合格しなければまた、講習を受けなければなりません。

 少しアルコールも残っている感じがしましたので、出かける前に30分ぐらい、事務所のソファーの上で胡坐を組み、座禅を行いました。 短い時間でしたが、何とか5時間の講習も受けられ、試験も無事終了しました。

 私の座禅仲間は、体調が悪いと意識が集中できず、なかなか座禅を組めないといいますが、逆腹式呼吸を行いながら、ちょっとの時間でもよいから、座禅を続けているうちに、それが当たり前になってしまえば、何のことはないと自分の経験から感じます。

 全ては、慣れであるような気がします。 呼吸法や座禅を、自分の一日の生活サイクルに入れてしまえば、当たり前のようにできると思うんですが。 

坐禅仲間からのうれしい知らせが

2008-10-21 18:56:28 | 座禅
 昨日は、貴君達に会ったおかげで、いい座禅ができました。 瞑想し、しばらくすると、身体と心が消えました。 意識だけが、微かに流れる雲のように、ありました。 穏やかな海に漂っているような座禅でした。 これも初めての体験でした。

 こんなメールが私に届きました。 早速、なおいっそうの精進して、楽しんでください。 さらにさらにと、返信しました。 勿論、もう一人の座禅仲間にも、転送しました。 すると、その友人から返信が届きました。 私に近づきましたねと。

 いい座禅ができたとメールをくれた友人は、最近になって、時々、その変化を知らせてくれます。 座禅の素晴らしさを、体感してくれているようです。 もう一人の仲間にも、早く体感してもらいたいと、いつも人知れず思っております。

 座禅の素晴らしさは、体感していただくのが一番なのです。 私は、そのための呼吸法の行い方、座禅の仕方、イメージの仕方などを、引き続きて伝えていきたいと思っています。 一人でも多くの方に。 楽しんでください。

イメージしながらゆっくり息を吐くと気が動く

2008-10-20 06:38:04 | 
 吐く息をゆっくり、体の中へ息が入っていくようにイメージしながら息を吐いていくと、自分では分かりませんが(いずれ分かるときが来ますが)、体の中の気が動いていきます。 

 体の中へ息を吐いていきますと、宇宙の気が体の中へ、入っていくのです。 体の中へ入っていった気は、殆どの気は鍼とか灸で知られる気のツボ(経穴といい、気の通りを調節する弁です)から、体外へ排出されます。 静かな暗闇の中で、逆腹式呼吸を伴いながら座禅を行っていますと、いずれの日にか、微かに背中の部分で、体の中へ入っていった気が、出て行くのが感じられることでしょう。 

 吐く息をゆっくり体の中へ吐く逆腹式呼吸は、続ければ続けるほど、経穴の調節を改善します。 何故、病気になったときに、ツボに鍼とか灸を施術するのかは、紀元前の中国で、気功に関心を持った皇帝が、多くの人の人体実験を通して、病気と経穴の関係を調べたそうです。 その結果、胃が悪くなると、どこのツボか、頭が痛くなれば、どこのツボに鍼を施術したら良いかなどの関係が、分かってきたのです。

 逆腹式呼吸を行うことによって、普段から気のツボの調整を行っていることになり、例え体の具合が悪くなったとしても、軽くて済み、すぐに治ってしまいます。

 大きく吸ってゆっくり息を吐いていきますが、全部吐ききろうとして頑張ってしまうと、無理が生じます。 苦しくなる手前で、また息を大きく吸います。 無理をせず、自然の動きに任せることが大切です。 また、いつでも自然の摂理に従う気持ちも、とても大切なことです。 呼吸を、座禅を、全てのことを楽しんでください。