ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

息を吐くときは意識的に音を立てるぐらいにして吐きましょう

2005-06-30 07:48:17 | 逆腹式呼吸
 私に座禅(静功)をするきっかけを作ってくれた大学のクラスメートのKさんはS状結腸がんで亡くなってしまいましたが、代替治療のひとつとして自分の尿を毎朝、ロックにして呑んでいました。 
 尿は血液の残りかすで細菌はひとつもなく、きれいそのもので自分のあらゆる情報が満載しています。 人間ドックで血液を取ったり採尿したりした経験のある方はお分かりだろうと思いますが、呑むことによって自分の情報を改めてインプットし、のどの部分で70~80%、残りは腸の部分でどこが具合悪いかをキャッチし、その結果自己免疫力が働くのだそうです。 間違ってもほかの人(例えば好きな人)の尿は飲まないほうがよいと思いますが。
 その友人とは、座禅を何回か行いましたが、10人前後の参加者の中、真っ暗の中で皆が静かに集中しているところで、私一人、体の中へ息を吐く息音が聞こえたようで、さすがに3回目ぐらいのときに、お前、もう少し静かにしろよ と注意されたことがありました。 あとで考えると逆腹式呼吸では意識的に体の中へ吐く息がよく聞こえるぐらいのほうが、強く大きく息が体の中へ入る(息が体の中へ入る=気が体の中へ入る)のでよかったのではないかと思われます。
 逆腹式呼吸を続けていくと、そのうち特に背中の部分で衣服を通して、気が体の経穴(気のツボ)から出て行くのが分かる時期がいずれきます。 また体の一部がどこか悪いようですと、気が体の中に少しづつたまっていき(本来は体の中へ吐いた気は貯まらないとされております)、息を体の中へもうこれ以上入らないという状態にもなったりします。 根気よくゆっくりと長く、マイペースで続けていくことが大切です。 
 

臍下丹田の活性化へ

2005-06-29 10:15:44 | 
 老師といわれている方は、大体は長生きされる方が多いようですが、それはそれなりに意味があると思われます。
 普段からお経を読んだり座禅をしたりしての毎日のほか、観想法によってお釈迦様や観音様をイメージしながらおつとめをしたりしますので、すでに何らかのものを感じ取っているせいなのかも知れません。
 逆腹式呼吸を伴う座禅(静功)を行い、体中の経絡の通りをよくし、尚且つツボ(気の調節の弁)の調節もうまくいき、小周天も可能になったときには、私たちも健康という宝物が得られます。 現実的には気は皮膚のすぐ裏側にも通る路がありますから、まず顔色がよくなります。また臍下丹田が活性化し始めますと(もともと人間は胎児の時に動いていたと思われる)いつも心臓のように鼓動をしその結果、その刺激をうけて腸の蠕動運動がいつも行われることとなり、食べ物の消化吸収がよくなります。
 今の世の中は健康を得ようとすると、お金がかかると思われがちですが、私自身が感じてきたことは、座禅(静功)は基本的には気持ちひとつ持てば経済的な負担はないということです(勉強のため関係書物は買いましたが)。 日常生活の中でいつでも好きな時間に、場所もとらずに自由にできるということです。
 私自身は人から教わるのがあまり得意ではありませんし、その時間を作るのが面倒くさいので太極拳などの動くものはできませんが、静かに呼吸をしていたほうが結果的には得るものが大きかったのではないかと思っております。

至福のとき=座禅のとき

2005-06-28 07:54:54 | 座禅
 「至福のとき」という言葉がありますが、どのような状態をいうのか分かりませんでしたが、座禅(静功)をやっていて初めてその感覚が分かりました。
 30分から1時間ぐらい集中して座禅を続けていくと、体の気の流れもだんだんと滑らかになっていき、脳をやさしく包み込みゆったりした流れの中でとてもよい気持ちになってきます。 あらゆる束縛、ストレスから解放されすべてが癒されるという感覚、その意味でいつもそのような感覚、状態を保てるように自分をコントロールすることの大切さが分かってきます。
 至福のとき の状態をいつも保てるようになればすべてが癒されてくるという仕組みが感覚的に分かってると、病は怖くなくなります。 
 原因があって今の結果があります。原因を正さない限りは病は根本的には治りません。 私の知人で体の具合が悪く。お医者さんから治療用の薬をもらっておりますが、お酒が好きでやめられません。 薬は飲むお酒も呑むでは直るものも直りません。 具合が悪くなったことの原因を自ら正さないで、お医者さんに頼る構造ではいつまでたっても直りません。
 座禅を行うことによって、無心にはなかなかなれなくても雑念の中から、いろいろなことを教えてくれます。 
 

太陽、光をイメージして

2005-06-27 09:16:51 | 座禅
 水平線からでる朝日をみたり昼の太陽を見たりして、いわゆる光をイメージして座禅(静功)を行います。
 舌を軽く上の歯の付け根に付け、目を瞑って口は閉じ鼻だけで息をします。 軽く吸ったらゆっくりと息を体の中へイメージで吐きます。 10秒ほどかけてゆっくり無理をしないように吐きます。 全部吐ききるようにすると苦しくなりますから、吐ききるちょっと前でまた軽く吸います。そのような呼吸を続けながら光をイメージします。暖かく心地よい光をイメージして自分自身がその光を浴びとても気持ちがよいことを感じ、次に自分がその光の中へ入いるイメージをします。 全身光の放射を浴びとても気持ちがよく、自分がその光の中心にいて自分を光が包み込みます。
 次に今度は自分自身が光と一体になって自らも光り輝くようなイメージをします。 逆腹式呼吸を続けながらそのようなイメージを何度も何度も繰り返します。
 物の本によると、神(創造主)はまばゆいばかりの限りない光の集合体であると書かれているものもあるぐらいで、光をイメージするということは私たちにも何らかのよい反応を示すことにもなるようです。

まずは半身浴から 無理をしないで

2005-06-26 07:44:46 | 半身浴
 自分の血流をよくし、いつまでも健康を保てる方法としては、毎日繰り返し行うことの中でよい生活習慣をつけることが大切です。
 お風呂へ入って寝る、または寝て起きて朝お風呂へ入るの行為の中でちょっとした工夫でできることです。半身浴をして汗をいっぱいかいてから、布団の上に小さな薄い枕をおいて座ります。あぐらをかいて目を瞑り、逆腹式呼吸をはじめます。ところが少しやると疲れがでて眠くなります。
無理をしないですぐ上を向いて寝ます。 親指はお臍の上にそっとおいて軽く息を吸ってゆっくりと息を体の中へイメージで吐きます。何回かやるうちに眠くなるので自然と眠ってしまいます。 そんな生活をしているうちに慣れてくると、夜中におきて(または朝早くおきて)また座禅をしたりできるようになります。
 毎日の生活の中で自然と習慣化してしまいます。 座禅というと構えてしまって、余裕ができたらやりますとか、時間的にそんな時間はありませんとかいわれる方がおられますが、そのような方はいつまでたってもなにも出来るものではありません。
 24時間の生活のリズムの中でどれだけ無理しないで自然によい生活習慣をと入れられるようにするか、思い立ったら今日からまずはじめてみようではありませんか。

打撲による脳障害、骨髄障害

2005-06-25 09:15:41 | 
 格闘技K-1のアンディフグがなくなった時、なんでこんなにも鍛えられている人が白血病で亡くなるのだろうか、と考えたことがあります。
 脳は衝撃から守るため、脳脊髄液の中に浮いているように存在しますが、その時点では格闘技における打撃から、脳障害を起こしたのではないかと思いました。 ある意味では人間の体は様々な方法で守られているとは思いますが、度重なる過度な打撃によって血液を作り出す骨髄(骨)にも障害をもたらすようになってしまったのではないかと思われます。 父親がボクシングが好きで幼少のころから会場まで行ってよく観戦しておりましたが、脳障害になったモハメドアリのことも思い出し、それ以来なんとなく痛ましく見えて、ボクシングのテレビ観戦もしなくなってしまいました。
 

朝の太陽を浴びよう

2005-06-24 09:44:50 | 座禅
 朝日が水平線から出てくるときに体全体を朝日に向けていす等の上に座って(立って行う場合は少し足を肩幅ぐらいに広げてー場合によれば公園で)座禅(静功)を行うとよいとされている。
 太陽のエネルギーをいっぱいいただくように、ゆっくりと逆腹式呼吸をはじめます。口を閉じて軽く鼻から吸ったらゆっくりと太陽のエネルギーが体の中へ充満するようなイメージで息を体の中へ吐きます。 そのイメージを呼吸を繰り返しながら続けます。 姿勢はあくまで自然体(頭のてっぺんが天からつっているような感じ)で、肩の力は抜き自然にまかせる気持ちを持ちます。
 太陽というのは特別な意味があるようで、私たちにエネルギーを与えてくれます。 続けていくと天目が開いてくることがあります。 一般的にはおでこの真ん中に目の形をしておりますが静かに呼吸をしているといつか感じることになるでしょう。
 月の場合はどうかというと、逆に人間の体からエネルギーを吸い取ることをします。 普通の生活をしてる分には問題はありませんが、気をつけなくてはならないのは、夜寝ているときに体を月に当たってはいけません(特に顔の部分)。 天目からエネルギーが吸い取られたりしますので気をつけてください。

認知症の親を持つ方へ とにかく刺激を

2005-06-23 09:24:00 | 
 90歳になる母が特別養護老人ホームにお世話になってから2年が経とうとしていますが、我が家で世話をできない分だけできるだけホームへ行って母と接触するように心がけております。
 ちょっと遅いのですが、ヨーグルトと乳ボーロ(カルシューム補強)、かんきつ類(脳に刺激)、マシュマロ(推関板の補強、38歳の主婦が毎日これを10個食べたら4cm背が伸びたという)をちょっとづつ食べてもらいながら、頭を前から後ろにかけてなでます。まだらボケ(まだら認知症)はレントゲン写真によると脳の前頭葉の部分が一部働いていないそうですが、そんなことはお構いなくやさしくなでます。 また、足の裏の真ん中部分(湧泉ー気のツボ)をはじめゆっくり、だんだん強く早く親指で熱くなるまでこすります。
 何人かのご家族に頭をなでていることをお話したところ、話だけでは何の反応もなかった親が、うれしいという表情で答えてくれたということを後から聞いて、よかったなと思っております。手のひらには労宮という気のツボがあり、そこを通して自分の気が親に伝わって生きます。 気が無くなってしまうと生物は亡くなるといわれておりますので、少しぐらいボケても気では感じてもらえるということです。
 ただし、ただ単になでたりこすったりしたのではなかなか自分の意思が伝わりませんので、思いを込めて(感謝の気持ちも含めて)行う必要があります。

誰でも生まれたときは気を感じていたが

2005-06-22 10:04:17 | 
 今の世の中は騒がしいので、静かに物事を考えられなくなってきていますが、その意味では座禅(静功)は脳をリフレッシュさせるには一番の方法ではないかと思われます。
 体の前方を流れる任脈と後ろを流れる督脈があり、皮膚のすぐ裏側に流れております。したがって、皮膚と骨が近いところにある背中とか頭部については、気の流れる感覚が一番早く感じるところです。たまたま、私自身のことをいえば初めて座禅を行ったときに、百会が活性化して電子の輪が頭のてっぺんにあるような感覚になりました。
 もともと人間はお母さんのお腹にいるときには気を感じていて、お腹から出た瞬間から肺呼吸をはじめ、だんだんと気感ということから離れて行っただけなのですから、気を感じる能力は皆持っているわけです。早いか遅いかだけなのです。のんびりと逆腹式呼吸を続けていけば何らかの反応が出てくるものと思われます。何回か仲間と座禅の会を開催した経験では、感じやすい人は頭が(頭部)もやもやする方が何人かおられました。

中越地震 旧山古志村は

2005-06-21 10:39:27 | 自然
 旧山古志村の角突きの牛は震災時に20日間以上呑まず食わずで、相当数の牛が餓死したようです。本来はおとなしい動物だと思われますが、縄張り争いの習性を利用して、回りではやし立てられ1トン前後の巨体を角と角を合わせて押し合いをして、戦意を消失したら負けということになります。なかなか迫力のある押し合い相撲です。
 一泊した長岡の湯元館でも、震災時には給排水関係の管の切断、照明器具の落下破損、壁床天井の破損、亀裂など大変な思いをしたようですが、それにもめげず翌日から温泉の無料開放を行ったとのこと。(数ヶ月間続けたそうです)毎日1000人以上の方がはいりにきたようで、そのことのお世話、後始末(ゴミなど)でご苦労があったようでした。(湯元館では、通常の日でも体の具合の悪い人には、無料でお風呂を開放しています。)
 その夜旅館のすぐ前で、蛍がいっぱい飛んでいるのを見ることができましたが、河川改修でコンクリートでの護岸工事が進められるにしたがって、だんだん見られなくなることを、宿のご主人も残念がっておりました。