私は、お経の本を殆んど読むことはありません。 文語体の文章が苦手なこともありますが、全ては座禅を通して感得することが大切ではないかと、感じているからなのです。
座禅の基本は、姿勢を正し(調身)、息を整え(調息)、心を整える・意識を集中する(調心)です。 肩の力を抜きリラックスします。 上半身を頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで維持します。 姿勢をよくしようとして胸を反ってしまうと、筋力が働きますので、良くはありません。
力を抜いてリラックスし、吐く息をできるだけ長く吐き、吐く息だけに意識を集中する。 これだけを守って胡坐を組んで、座禅を行えばよいのです。
禅宗のHPを見ると、お線香1本が消える時間(30分から45分)を、座禅の時間の目安にするとありますが、私は最低でも1時間は行っていただきたいと思っています。
座禅は呼吸を静かに行いながら、いかに「静か」になるかが大切なのです。 視静かは表面的なものだけではなく、体の深層部までも含めて静かになることが、大切なのです。 そのための時間は、1時間は必要と考えています。
私は、自分ひとりで座禅を続けていて、その中で感じたことを、このブログを通して表現しています。 したがって、作法上で禅宗で云われているようなことは、必ずしも正しいとは思ってはいませんし、自分自身が感得したことを、大切にしています。