ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

目は半眼にするのか半眼になるのか

2012-01-24 07:40:34 | 座禅

 禅宗では、目を半眼にしなさいということを、よく耳にします。 私は、座禅を生まれて初めて行なった10数年前から、いつも真っ暗闇の部屋で胡座を組んでいますので、目を半眼にするかしないかを、意識したことがありませんでした。

 数年前に毎朝、坐禅会を行なっている近くの臨済宗のお寺に参禅した時に、初めて和尚さんから、目を瞑らず半眼にしなさいと、注意をされました。 その時から、私は何故、半眼にしなければいけないのかを、座禅の時の雑念の時に、考えて来ました。

 私たちは長く吐く呼吸を通して、静かになります。 時間の経過とともに、体の深層部も次第に静かになり、と同時に力が抜けてきます。 力が抜けた究極的な姿が、目は半眼になるというのが、私の結論でした。

 目を半眼にするのではなく、目は半眼になるということです。 一説によれば、お釈迦さまの瞑想の姿を見たお弟子さんたちが、お釈迦さまは半眼であったということから、半眼にしなさいという説になったというのです。


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