ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

体の調子が具合が悪くなったら、どこへ行けばよいか

2006-04-30 08:39:31 | 
 私達は、体の調子が悪くなったら、真っ先に近所のクリニックに飛び込みますが、大抵の場合、内科に行くことが多いのが現実です。
 ところが、意外と何科に受診したらよいか分からない場合があります。 昔はお医者さんと知り合いになるといいといっておりましたが、専門化してしまって、病名によっては皆目、その先生では分からないことが多いのです。
 私は、ある程度各科各病棟を看護した経験をもつ看護士の方と、親しくなることをお勧めします。 今、どんな体の症状かを電話などを通して話をし、すると何々病院の何先生がいるから、そこへ行くようにしなさいとアドバイスをくれます。
 自分はいつも元気であると思っていますので、ついつい無理をしてしまって17年前に腎臓がサンゴ状になるような腎臓結石と12年前には網膜はく離を経験しました。 腎臓結石は、電気ショックによる破砕を行い、今は腎臓の細かい襞に張り付いた小さな石も全て体外に排出され、1年に1回の定期健診をするだけになっています。 網膜はく離は、老人性黄班部浮腫という後遺症はあるものの(最近になって表れてきました)、剥離そのものは収まっています。
 最近では、カロリーオーバーと運動不足で、多少中性脂肪値と血圧が高いぐらいです。 体の調子が悪くなった時には、お医者さんに見てもらうのはかまわないのですが、何故、このような病気になったのかを、改めて自分自身が考えてみて、生活習慣そのものを変えていこことも大切ではないかと考えています。 私達は、お医者さんに治療と薬に頼りすぎてはいないかと、反省するばかりです。
 
 

和食が一番合っている

2006-04-28 08:43:17 | 食べ物
 わざわざフランス料理を食べに行くことはありませんが、旅行に行った時など宿によっては、フランス料理がその宿のステータスシンボルのような感覚で、夕食などに出てくることがあります。 1回ぐらい食べることはできますが、2度も食事に出てくると、もういいやという感覚になります。
 ところが、和食については何回食べても、飽きるということがありません。 生まれてからずーっと和食を食べているからなのでしょうか、味噌汁、おしんこ、煮魚、野菜煮など何度食べてもよいのです。 気候風土や水、体内の内臓の仕組みや祖先から伝えられたものなどが影響しているものと思われます。
 明治維新により、欧米からの肉食を中心とする洋食が入ってきてから、ガンなどの病気が多くなったとも聞きます。 それまでは殆んどガンなどという難しい病気はなかったといいます。
 直腸がんになった人の話を聞くと、大抵は野菜は余り食べず、肉が好きな人が多いのが現実です。 私は、ごぼうのきんぴらが、子供の頃からきらいであんな栄養のないものなど食べられるか といって食べませんでしたが、大人になってから、ごぼうは腸を掃除してくれるという話を聞いて、好んで食べるようになりました。 私達日本人は、もともと動物性蛋白質は、魚で摂取していたはずです。 たまにはイタリアのスパゲティやスペインのパイエリアなどを食べるのはよいのですが、肉食だけはできるだけ少なくしたほうが、よいのではと感じます。 

スケープゴートされたイーホームズの藤田社長

2006-04-27 16:50:53 | 社会・経済
 昨日、耐震偽装に絡んだ人たちが一斉に逮捕されましたが、はじめに耐震偽装を告発したイーホームズの藤田社長も、逮捕されてしまいました。 罪の軽重にかかわらず、表面にでてきた関係者は全員が逮捕ということです。
 今回の耐震偽装は、結果的に構造的な問題があるにせよ、姉歯元建築士が一人で起こした犯罪です。 木村建設の東京支店長の責任であるかのように国会でも発言し、今はなき自殺してしまった奥さんの病弱をも原因にしていました。
 感覚的に麻痺してしまったため、施主や建設会社から厳しい要望がないにも拘わらず、千葉の建物では耐震偽装を行っていました。 建築主への事情説明では、耐震性を弱める構造設計を行わないと、デザインに影響するからと平然と述べています。 
 自分が手がけた耐震偽装の建物は、90数棟にも及ぶと聞きます。 一人の犯罪には考えにくいため、無理やり構造的な問題にしてしまい、建築確認を行ったイーホームズ(関わった市役所やその他の確認検査機関もあるのに)も、微罪で逮捕するに至っています。
 ヒューザーの破産管財人にしても、今回の耐震偽装を犯したのは、姉歯元建築士であるにもかかわらず、責任の大半を確認検査機関に押し付けようとしています。
私自身も計画する立場におりますので、どう考えてもそのような考え方は、無理があるようにしか思えません。 問題の大きさに鑑みて、関係者であれば誰かれなく捕まえるというようにしか見えませんが。
 イーホームズは、5月末に廃業、4月末に社員全員解雇というスケジュールになるといいます。

連休はガンジス河でバタフライ

2006-04-26 17:55:02 | 友人
 メル友の可愛い友人から、今朝一番でメールを貰いました。 せっかくの大型連休を利用して、ガンジス河に行ってバタフライをしますといいます。
 すぐさま、ガンジス河っていろんな人の糞と尿なども流れてきて、そんなところで平泳ぎではなく、バタフライなんぞの泳ぎをしたらどうなるんだろうと、およそロマンチックでない連想をしてしまって、私も年だなと感じてしまいました。 平泳ぎではなくバタフライといった彼女の感覚が、素晴らしいのではないかと。 
 依然勤めていた事務所で後輩が、まだ勤めて間もないのに、夏休みの連休を利用してインドに行きたい と届け出たところ、まだそんなことは許されません ということで 本人はさっさと退職してインドへ行ってしまいました。 時間の感覚が日本とは違い、ゆったりとガンジスの流れのように流れていた という感想を本人から聞いたことを思い出しました。
 大乗仏教の生まれた全てを包容するような大地、自然が感じられるのかも知れません。 カレー屋さんを開いている方で、やはりインドに行って啓発され、様々な香辛料を買ってきては自分で調合し、自分なりの味を出しているといいます。
 メル友の若い彼女は、どうも旅に行くためにアルバイトをしているようにも見えます。 私が初めて海外に行ったのは40歳ぐらいの時でした。 その意味では、ずいぶんと外国に行きやすくなったものと思われます。 外国でその地の人が実際に食べているものを、現地のお金で買って食べることによって、日本の円の力も知り、遠く離れた日本のことを思ったりしたものでした。
 

食欲について

2006-04-25 08:26:46 | 食べ物
 生きるという観点から、食欲がその人の一番元気よさを表しているかも知れません。 腹膜透析をしている90歳の母を見ていると、元気がよいときは欠食児童のように、この世に存在することに執着するかのように、ご飯が唯一、楽しみになり食事時間が待ち遠しくなるようです。
 他の楽しみがなければ食欲だけが残された欲になるのでしょうか。 物欲や生殖欲などがあったほうが、いつまでも元気でいられるようにも聞きますが、私自身も次第に、食欲だけが楽しみの一つになりつつあることを感じます。
 先日、テレビで女優の松原智恵子さんの1週間の食事メニューが紹介され、お医者さんが実際食べられている内容につき、将来どんな病気になるかの判定をしていました。 メニューは全て松原さん自身が考え、それをお手伝いの方が作り、中間に2回、菓子などのデザートの時間を持ちます。
 感覚的にちょっとカロリーオーバーではないかと思いましたが、量も少なく健康的な食事の仕方であるということでした。 複数の人と食事をする機会が少なくなってきていますが、食事の時間をゆっくり楽しむというチャンスも少なくなっているような気がいたします。 

友人とドームに阪神巨人戦を見に行きました

2006-04-24 08:20:22 | 友人
 20数年前に、3年間雨が降らない限り、毎朝テニスを2~3時間いつもやっていた友人と、久しぶりでドームに阪神巨人戦を見に行くことで、楽しいひと時を過ごすことができました。 
 お互いに自宅で仕事をし、殆んど同時にテニスを始め、テニスコートで一緒に過ごすことになりました。 テニスは自分は下手なくせに、上手な人とやりたがり、上手な人は下手な人とはやりたがりません。
 人に教わるということが、2人とも苦手(嫌い)なせいもありますが、分からないままに練習メニューをお互いに作りつつプレイをしておりました。 練習の最後は大抵、シングルでの戦いを行い、そんな練習方法も手伝い、クラブ内の中でもオーソドックスでないスタイルを作り上げたようです。
 その友人は、最近、届け先の失ったラブレター という題名の本を書き、先日、懸賞募集に応募したという話も聞きました。 数ヶ月前に、修正前の本を読ませてもらいましたが、再度、改訂版を読みはじめています。
 テニスをやっていた頃は、おおよそ、朝6時頃から9時ごろまで行い、帰ってくるとへとへとになっています。 食事をした後、小休止してから仕事をするという毎日でした。 帰ってからも、その日のこと、翌日の天気のことなど、延々と電話をする毎日でもありました。
 野球の観戦をしながらも、食べながら、飲みながら殆んどの時間、話をしていました。 友人の昨夜のメールから、試合はどうでもよく、久しぶりで話をしたのが楽しかったということでした。 私にとっても大切にしたい友人の一人です。

大山倍達(ますたつ)ー極真空手のこと

2006-04-23 10:03:41 | 家族
 連れ合いと20数年前に、極真空手の創始者である大山倍達の映画を、たまたま見ることになりました。 映画では、大山師が息をゆっくりとハーと音をたてて、吐きながら演技をしていたのを今でも鮮明に覚えています。
 連れ合いは、その映画を契機に、近くの学校で夜間空手を教えているところへ通うようになりました。 小学校に通う娘も参加し、息子もその後参加して、娘は初段、息子は3級を、連れ合いも初段を獲得しました。
 空手を練習するようになったのは、何でも私の暴力に立ち向かうためとのことでした。 確かに、それまで言葉の暴力に対して1年に1回ぐらいは、ぽこんと叩いたことがありました。
 連れ合いが空手を習い始めたのを見て、それ以来は反省し、私は手を振るうこともなくなりました。 冬の寒い時期に、裸足で外を走ったりしてそれなりの練習はしていたようです。 映画でみた呼吸法を駆使した型の演技も行ったようで、丁度その頃から連れ合いは、お腹が(臍下丹田)が動くようになったといいます(私が座禅を行うようになって後から話を聞きました)。
 臍下丹田が動くということは、体の中の気の循環が良くなったということですので、病気になりにくい体質になったということにほかなりません。 2人の子供の演技を見たことがありますが、体が柔らかくスピードがあり、思わず嬉しくて涙が出たことを思い出します。 
 

4時間以上寝ると腰が痛くなります

2006-04-22 18:07:31 | 自分
 年をとったからなのか、一時期腰を痛めたせいなのか分かりませんが、何時に寝ても4時間が過ぎると腰が痛くなり、起きてしまいます。
 元々、熟睡のピークが夜型(ピークがすぐ来るタイプーなかなか来ないタイプは朝型といわれています)ですので、短時間寝ればすむほうでした。 腰を痛めた理由は、朝、寝ぼけ眼で猫の水を取り替えようとして、足を突っ張ったまま(膝を曲げないで)屈んだ瞬間に、腰に電気が走り歩けなくなりました。
 そんなことを2度やってしまい、それ以来、長く寝ることができなくなりました。 おかげさまで夜中に起きて、しばしば深夜のテレビを見ることになります。映画も見ますが、教育番組を好んで見ます。 川原から取れる石を割ったら、貝の化石が出るとか、宇宙の誕生の話とか、そんな関係でブログの女王といわれている眞鍋かをりちゃんを、たびたび見ることになります。
 勿論、電気を消して静かに座禅を行うこともあります。 自分のための座禅(静功)ではなく、私の前の事務所の後輩の女性の病気の回復を願って行った時には、時間があっという間に過ぎてしまいました。 他人のこと(みんなのこと)を思いながら、座禅を行うと、その思いは空間を通して必ず伝わっていくものです。
 残念ながら、当時の自分はまだ座禅を始めたばかりでしたので、彼女もその1年後になくなってしまいましたが、その時に自分自身が感じたものは、とても大きなものでした。 修練しだいでは、宇宙のエネルギー(何らかのまだ解明されていない素粒子だと思われる)をコントロールできる能力が、人間にはあると考えられるようになったのもその頃です。
 天目の存在を感じたのも、その時でした。 何か特別なことをしようとすると、天目が開き、天目を通して様々なことをしてくれるということです。 自分のためではなく人のために行うことの大切さを学びました。 

おぎゃーという赤ちゃんの第一声は

2006-04-21 11:02:14 | 胎児
 私達が、息を止めて水泳の時に潜水をしたときなど、苦しくなってあわてて顔を水面に出し、息を吸います。 赤ちゃんは、お母さんのお腹から生まれ出てきた瞬間から、初めて呼吸をし始めます。
 胎児は、一般的にはお母さんとの臍の緒を通して呼吸しているように思われていますが、臍の緒はあくまでも栄養分だけであって、空気の呼吸をしてあるわけではありません。 お腹から出て初めて肺呼吸をはじめます。 その瞬間がおぎゃーという声になります。 ある意味では、私達が潜水をした時の苦しさからの息の仕方と、似ているようにも見えます。
 座禅(静功)を行う時にも、心身ともに集中してきますと、肺呼吸を意識しない(肺呼吸をしない状態)になってきます。 その時にふーと息をしようとするときには、潜水時のような息苦しさを体感することになります。
 殆んどの赤ちゃんは、赤ら顔して健康そのもののような印象を与えてくれます。
血流の流れも活発で、そのために赤ら顔や体全体が、赤味を帯びているものと思われます。 お父さんとお母さんの愛の結晶として、その愛情を一杯浴びながら生まれてきます。  

座禅会の参加はひとり座禅のきっかけに

2006-04-20 07:32:10 | 座禅
 最近、インターネットで検索しますと、座禅会をやっているお寺が増えているようにもみえます。 座禅をやったという方のお話を伺うと、お寺で座禅を行うことが、大切であるような言い方をされる方がいます。
 私は、お寺で座禅を行うのは、あくまでもきっかけであって、座禅の気持ちを日常的に持つことが大切である考えています。 当時、千葉に住んでいた大学のクラスメートが、遠く離れた私の近くの場所で、座禅(静功)を行うと聞いて、健康に不安を持った自分としては、ではやってみようと始めた経験をもっております。
 友人は、週3回、そのうち1回は24時間ということもやっておりましたが、授業料も相当な金額を払っていたものと思われます。 私は経済的に余裕がなかったせいもあるかも知れませんが、日常生活のあらゆる場面で、座禅または逆腹式呼吸法を練習してました。
 逆腹式呼吸法とは、簡単に言ってしまいますと、軽く吸ってイメージで体の中へ息を吐くという呼吸の仕方です。 余り形にこだわらなくても、慣れてくれば結果的に行うことができますが、息を吸った時にお腹がへこみ、息を吐いた時に時にお腹が出ます。
 肩、体全体の力を抜いてリラックスし、自然の動きに従う気持ちが大切です。 静かに暗闇の中で、座禅を行いますと、微妙な体の変化がおき、またそれを感じやすくなっておりますので、気持ちを自然にゆだねる気持ちを、常に持っていないと、びっくりして自然の動きに逆らうようなことをしますと、偏差という体の変調をきたす原因にもなりかねません。
 騒がしい日常生活から離れて、1時間、座禅の世界に浸り、至福の喜びが体感できることになります。 宇宙のエネルギーを通して、様々な叡智を感得できる機会にもなると思われます。