ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

深い呼吸を繰り返しながら脳が宇宙の叡智への道に近づく

2009-11-30 16:27:16 | 逆腹式呼吸
吐く息を出来るだけ長く吐くことによって、吐く息をイメージで体の中へ吐くことによって、時間の経過とともに、体の中を流れる気の動きが緩やかになってきます。 神経の傍を流れる経絡の影響で、神経が集中する脳への刺激も緩やかに、優しくなってきます。

 生理学的にいいますと、脳波の状態が通常のβ波がα波に変化します。 α波は安定的な脳波ですが、α波から更に座禅の時間とともに、深化の過程でΘ波になるのです。 Θ波になるには、無心、無欲の境地にならなければ、なかなかΘ波にはならないように思います。

 脳波がΘ波になった時に、宇宙の叡智と接触できる機会に恵まれるようでもあります。 子供のころにどもりになって、お医者さんからどもりを治すために、吐く息を出来るだけ長く吐きなさいといわれ、長息法という呼吸法を続けるうちに、どもりも治り、結果的に脳の開発率が高まり、大阪大学であらゆる学科を履修した後で、数々の発明をし、特許を取った瞬間から無料開放するということをやってのけた政木和三さんは、無欲の権化のような方で、宇宙の叡智のサジェスチョンを、度々受けたように感じています。

 肩の力を抜きリラックスして、吐く息をできるだけ長く吐く呼吸法を、普段から日常生活の中で習慣づけてしまうように心がけていれば、きっと私達に何らかの変化を与えてくれるに違いありません。 

吐く息をゆっくり吐いていれば、あっという間に1時間は過ぎます

2009-11-29 16:51:56 | 座禅
吐く息を出来るだけ長く吐いていれば、1時間の座禅時間はあっという間に、過ぎていきます。 吐く息が体の中へ入っていくのを実感するために、自分でも息音が聞こえるように、吐いていきます。

 体の中へ入っていく息を追うようにして、吐いていきます。 下腹にある臍下丹田が活性化するように念じながら、吐いていきます。 下腹にあるとされる臍下丹田は、実際のところどこにあるかは分かりません(現在では分かっておりますが)。 どこだどこだと思いながら、ひたすら吐く息をゆっくり吐きながら、座禅を行います。

 吐く息を体の中へ吐いていくのを、自分自身でも実感できるようになったならば、今度は出来るだけ静かに、息音が聞こえないように呼吸をします。 いつの日か息をしているかどうか分からない感覚になるはずです。 

私は臍下丹田が活性化し、心臓のように動いた後、しばらくたってから胎息という言葉に会い、ひょっとしたら息をしないでも済むかもしれないと考え、息を止めてみました。 胎息の意味を知ったのは、そのときでした。

私達はお母さんのお腹の中にいた時には、誰もが胎息をしながら生長し、生まれでてくることを知ったのも、そのときでした。 胎息とは気の呼吸のことです。 気は見えませんし一般的には感じることはできませんが、お母さんのお腹の中にいた時には、誰もが感じていたのです。

残念ながら、お母さんのお腹から出た瞬間から「おぎゃー」という泣き声とともに、酸素を吸う肺呼吸に変わってしまうのです。 したがって私達は何かきっかけが無ければ、気の呼吸をしていたことを、覚えてはいないのです。

私は吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息を体の中へイメージで吐く胸式肺呼吸から逆腹式呼吸を通して、宇宙に無尽蔵にある気を感じることなり、また私達は本来、そのような気をもともと感じていたということを、座禅の中で感得することになったのでした。

半身浴を行ってから坐禅を行う

2009-11-27 15:43:54 | 半身浴
私は生れて初めて坐禅を行うようになる1年前ほどから、お風呂の入り方は半身浴にしておりました。 知人から湯面がお臍のちょっと上ぐらいに入る半身浴を、教えてもらいました。 ちょうどそのころ、いかにして運動をして汗をかくかについて、考えていたころでした。

 知人が話すには、20~30分入れば頭の先から上半身が、汗でびっしょりになるといいました。 私は毎日入るお風呂の入り方を工夫することで、汗がかけるならそれに越したことはないと、早速その夜から始めました。

 ものの本にはぬるま湯がいいと書いたものを見かけますが、ぬるま湯にする必要はなく、普段入っている湯の温度でよいのです。 はじめはじっと入っているのが我慢が出来ない方は、新聞を読んだり雑誌を読んだりしながら、入ります。

 時間があっという間に過ぎ、汗もすぐに出てきます。 汗をかくということは、新陳代謝がよくなり、血流の流れも良くなります。 毎日入るお風呂の入り方を、ちょっと視点を変えて入るだけで、汗がかけるのですから、これ以上のことはありません。

 それに坐禅が加わりました。 坐禅を始めた当初は、半身浴を行ってから布団の上で、薄い座布団をお尻に引いて、普通の胡坐で吐く息をできるだけ長く吐きながら、坐禅を行っていました。 後でよく考えてみますと、半身浴で下腹にある臍下丹田を温め、そのあとすぐに坐禅を行っていましたので、臍下丹田が活性化しやすい条件を、自然と作り出していたのかもしれません。

 なおかつ、吐く息をイメージで体の中へ吐く逆腹式呼吸をおこなっていましたので、一層、臍下丹田が活性化しやすかったのかも知れません。 結果的には、坐禅を初めて1ヵ月半で、自発動(体の中の気が勝手に動き始めること)とともに、臍下丹田が心臓のように動き始めたのでした。

ニュートリノも宇宙に無尽蔵にある気の一種ではないか

2009-11-26 09:38:21 | 座禅
太陽の核融合反応や超新星の爆発から放出される素粒子のニュートリノは、いつも私達の地球にも降り注いでいます。 岐阜県の神岡鉱山跡の地下1000mに、宇宙のニュートリノを捕捉する実験施設スーパーカミオカンデがあります。

11200個の捕捉管に向けて、250キロ離れた筑波の実験施設から、陽子から取り出したニュートリノを放ち、そのニュートリノの性質や質量のあることを、実証したといいます。 ニュートリノは、あらゆるものを貫通し地中の中を通して、神岡まで届きます。

呼吸法を伴いながらの座禅を行っていますと、自然と宇宙に興味が沸いてくるものです。 ましてや、病の友人の無事を祈りながら座禅を行っていますと、おでこの中心部にある天目が開き、そこから気が出て行くのが感じられてきます。 

天目は手塚治の漫画「三つ目がとおる」に出てきたように、おでこの中心部に目の形をしたものを感じます。 天目を感じる時は特別なことを行うような時だけ、感じることが出来ます。 普段は開いてはいません。

時々、私達人間には、宇宙の気をコントロールする能力があるのではないかと、思うことがあります。 ただし、その能力が発揮される時は、無心、無欲になった時だけに発揮されるのではないかとも思うのです。

体の微妙な変化を楽しみながら1時間の座禅を行う

2009-11-25 14:52:23 | 座禅

私達は全ての人が、お母さんのお腹の中にいた時には、気の呼吸を行いながら生長していくと考えられています。 ですから胎外で起きたことを、人により自分の経験ではないにもかかわらず、ふと自分が経験したかのように話す子供がいるといいます。

 吐く息を出来るだけゆっくり吐くことにより、吐く息を体の中へイメージで吐くことにより、1時間の座禅を行うことによって、感じやすい感じにくいの差があるものの、いずれの日にか今までとは違った目には見えない何かー気を感じるはずです。

 静かに座禅を行っていますと、私達の体に微妙な変化が表れてきます。 その変化を楽しむことによって、座禅を継続的にできるようになります。 体を動かさないからこそ、微妙な変化を捉えることが出来るのです。 動きの中では感じにくいものです。

 私は、胸に何か違和感があったので、カテーテルを足の付け根から入れて、検査することがいやでした。 そんなこともあって、結構一所懸命に呼吸法を伴う座禅を行っていました。 座禅をはじめる1年前から半身浴を行ったいたことも、臍下丹田が早期に1ヵ月半で活性化し、心臓のように鼓動を始めたことに、寄与したかもしれません。

 1時間の座禅を楽しむことができれば、全てのことを楽しむことができるようになります。 楽しいことは勿論のこと、嫌なことや苦しいことも、楽しみながら克服することを、自然と感得してしまうに違いありません。

吐く息をゆっくり吐くことにより体に微妙な変化をもたらす

2009-11-24 08:11:09 | 座禅
意識しなかった呼吸を意識し、吐く息を出来るだけ長く吐くことによって、今まで眠っていた経絡(気の通り道)を目覚めさせ、静かに座禅を行うことによって、私達の体に微妙な変化をもたらします。 私自身は何も分からないままに、生来行ってきた胸式肺呼吸を、ただ吐く息だけを出来るだけ長く、無理をしない範囲で自然をモットーに呼吸を行っていました。

たまたま初めて行った1時間の座禅で、頭のてっぺんにある百会が活性化し(後から分かったことですが)、電子の輪が頭全体をすっぽりと、かぶるような感覚になったのです。 何だろうと思いながら、翌日からありとあらゆる時間を使って、目を瞑り吐く息を出来るだけ無理をしない範囲で、ゆっくり吐くような練習を行っていました。

電車の中で座りながら、背もたれに背中をつけないようにして、肩の力を抜きリラックスして、吐く息を出来るだけゆっくりと吐いていました。 テレビの前でも、目を瞑り音だけを聞きながら、呼吸法の練習をしていました。

体の中へイメージで息を吐きますと、自分がイメージするような感じで、体の中を流れる気が動いてくれるのも、感じるようになってきました。 ものの本を読み、光のイメージや無のイメージ、蓮の花の上で座禅をするイメージをはじめてみました。

すると、私自身の体に微妙な変化を与えてくれたのです。 そんな体の微妙な変化を楽しみながら、ひたすら座禅を行っていきました。

結果を求めずただひたすら座禅を行うことが大切

2009-11-23 11:42:40 | 座禅
私がこのブログ上で、吐く息を出来るだけ長く吐くことを続けることにより、体に微妙な変化を与え、その結果として様々なことを感得できることを書いてきましたが、私自身は、何も分からずにただひたすらに座禅を行っていました。

自分の体験から、普段行っている胸式肺呼吸を、ただ吐く息だけを出来るだけゆっくり吐くことによって、自分でも知らず知らずのうちに、胸式肺呼吸が逆腹式呼吸になっていたのです。 吐く息を出来るだけ長く吐こうとした時、大山倍達の「空手バカ一」という映画を思い出し、息を吐く時に呼気が聞こえるように、また体の中へ息を吐く感じを思い出していました。

体の中へ息を吐く感じを自分自身で実感するためににも、息音が聞こえるように吐いていました。 呼吸法を伴う座禅をはじめて満3週間が過ぎた時に、友人からの座禅会座禅会声かけではじめた(静功会静かな功)で、お前さんの息音がうるさいよ、といわれたため、それ以降は出来るだけ息音が聞こえないように、行うこととなりました。

今振り返ってみますと、吐く息を体の中へイメージで吐く呼吸が、逆腹式呼吸という自己免疫力を高める呼吸を、自然と行っていたことになります。 何故、逆腹式呼吸が自己免疫力を高めるかについても、自分自身が座禅を通して感得することになります。

私は生まれて初めて座禅を行った時から、座禅時間は1時間は行っていました。 体の中を流れる気の動きから、45分から1時間しないと、脳を刺激する仕方が優しくならないのです。 30分の座禅では、まだまだその動きは堅いのです。 30分では野球で言えば肩慣らしの時間なのです。 30分では一向に上達することは望めません。 1時間の座禅時間は必要なのです。

自然の動きに任せ自然の摂理に従う気持ちを持つことが大切

2009-11-22 16:12:01 | 逆腹式呼吸
肩の力を抜き全身をリラックスし、吐く息を出来るだけゆっくり吐きます。 吐く時にはイメージで体の中へ吐きます。 吐く息が体の中へ入っていくのを確かめながら、吐く息だけに意識を集中します。

 生来、意識しなかった呼吸を意識することによって、また吐く息をゆっくり吐くことによって、私達は今までは感じなかった宇宙に無尽蔵にある気を、感じることになります。 体の中を流れる気は、経絡という気の通り道を流れます。 経絡は神経の線に沿って流れていますので、神経が集中する脳の部分で、一番感じやすいのです。 また、背中の背骨と皮膚の間も、感じやすいとことろです。

 静かに胡坐を組んで、吐く息をできるだけ長く吐きながら座禅を行っていますと、体の中へ吐いた息(気)が、背中から排出されるのを感じることになります。 イメージで体の中へ吐いた息は、実際は息をゆっくりと鼻から出て行くのですが、イメージで息をゆっくり吐くことによって、宇宙の気が動き体の中へ入っていくのを、ある時期になれば感じることになります。

 今まで感じなかったものを感じるようになりますと、うっとうしく感じることもありますが、私自身は、感じたものを世のため人のために役立てるものと考えることにより、悩まなくなりました。 また気を感じるようになったことを、感謝してもいます。

 そのような過程で大切なことは、肩の力を抜いて自然体でいることと、自然の動きに任せ自然の摂理に委ねるという気持ちを、持つことでもあるのです。

白血球の数値が異常を示したため入院してきました

2009-11-17 12:19:25 | 
5年前になるのか10年前からになるのか、記憶に定かではありませんが、左側の男性器の付け根の奥が、時々チクリチクリとする刺激がありました。 その結果が昨年、PSAの血液検査の数値が、ある一定限度を超えたことや、左側のみの前立腺が通常の大きさの倍になっていることなどから、お尻の穴から左右の前立腺の生体採取を、4箇所ずつ行いました。 結果は肥大していただけで、ガン化してはいなかったのですが、肥大していることには変わりはありませんでした。 

そんな折、先週の水曜日の午前中に打ち合わせに出かけました。 お客さんの仮住まいに行く前に駐車場の際にあるトイレに行ってから打ち合わせに行きました。 打ち合わせ中ににも一回、トイレに行き、また帰りがけに駐車場際のトイレに行きました。1時間の間に3回のトイレです。 近くにあるファミレスで昼食を食べることになり、そこでも出るまでの間にやはり3回でした。

さすがに、翌日になり尋常ではないことなので、近くのクリニックに行き点滴を受ければ、簡単に治るだろうと思っておりました。 というのは、20数年前に罹った腎臓結成のうちの尿管結石ではないかと、考えていたからなのですが。 少し不正形の石が腎臓から尿管への入り口で、ちょっと詰まった程度と考えていました。 多少の小水が出ていたからかもしれません。

ところが、血液検査をした結果、白血球の数値が異常に高いので。入院加療する必要があるというではありませんか。 私の行きつけの相模台病院にクリニックの先生が、入院の申し込みをしてくれ、早速その夜から入院しました。

何のことは無く、入院したら薬の点滴を受けるだけでしたが、血尿であったものも3日目にはなくなり、点滴を受けているので、当然、尿の回数も増えることになります。 ところが尿は出ますが、それにつれ、だいチャンが出なくなってしまいました。 どうも前立腺の異常は、だいチャンの異常を誘っているようです。

3日目に浣腸は熱がでるというので、下剤をもらうことになり、結果的には16日月曜日の朝の血液検査で、正常値に戻ったということで、退院することになりました。 少し休みなさいといわれたような気がいたしました。

何故、普通肺呼吸から自然に逆腹式呼吸になったのだろうか

2009-11-08 17:40:48 | 胎息
私達はお母さんのお腹から生まれでて以来、呼吸を意識することはありませんでした。 息を吸うときには胸を膨らませて下腹は自然と凹みます。 息を吐く時には胸は元に戻り、また下腹も元に戻ります。

 逆腹式呼吸も同じような下腹の動きをするのです。 大きく息を吸うときに下腹は凹み、息を吐く時に下腹は膨らむのではなく、元に戻るだけなのです。 逆腹式呼吸では吐く息を出来るだけゆっくりと長く吐きます。 吐く時には吐く息を体の中へイメージで吐くだけです。

 ものの本によれば、逆腹式呼吸は息を吐く時に、下腹が膨らむという記述があります。錯覚をしてはいけないのは、下腹は膨らむのではなく、元の状態に戻るだけなのです。

 呼吸の仕方は変わらないのに、吐く息だけを出来るだけ長く吐くだけ、吐く息をイメージで体の中へ吐くだけで、自然と逆腹式呼吸が出来るようになるのです。 普段行っている呼吸を、ちょっと視点を変えただけで、自己免疫力が高まる逆腹式呼吸が出来るのです。 

 逆腹式呼吸を続けているうちに、今度は息を出来るだけ静かに行うようにします。 息をしているかどうか分からないような感覚で行います。 そんな呼吸を続けているうちに、息をする呼吸から離れて、気の呼吸である胎息(お母さんのお腹の中で行っていた呼吸)に進展していきます。