座禅を始めた10数年前に私は、無限で広大な宇宙に自分ひとりというイメージを、長く吐く呼吸をしながら行いました。 無限に広がる宇宙を意識しながら、最終的には、そこに自分一人がいる。 限りなくゼロ・無に近いという意味合いを持ちます。
普段、テレビや新聞報道などで見る、人口衛星やシャトルから見える地球をイメージします。 青く広がる海と茶色く見える大地、そして白く見える雲。 とても大きく見えます。
大きく見えた地球から遠ざかって行きます。 だいぶ離れて、バレーボールの球ぐらいの大きさになりました。 更に離れて、ソフトボールぐらいの大きさになりました。 更に離れて、ピンポン球ぐらいに見えます。 更に離れて、もう点でしか見えません。 更に離れていくと、もう何も見えなくなりました。 気がつくと、広大に広がる宇宙に、ぽつんと自分一人しかいません。 長く吐く呼吸を行いながら、上記のようなイメージをします。
最後には、耳がキーンとかシーンとかしてきます。 水の中で潜水して泳いだときと同じ感じかたです。 このイメージを繰り返し繰り返し行います。