今朝のテレビ「こころの時代」で、ロボット製作の第一人者である森政弘さんが、製作の過程で仏教の教えに通ずるものを学んだと云う話をされておりました。
例えば歩くロボット製作の過程で、歩くと云うことを考える時には、その相反する倒れると云うことを考えなければ、歩くことが完成されないと云うのです。
全ての作業を行う場合でも、どんな場合でも、相反することを想定しなければ、意図することは出来ないと云うことを、ロボット製作する過程で学んだと云うのです。
仏教の言葉で「無記」と云う言葉から、例えば善と悪について説明がありました。 善を行おうとした時に、相反する悪を意識することによって善がなされ、善を意識することによって悪をなすこともあると云う。
「無記」がその中心にあって、善を行うか悪をなすかが決まると云うのです。 改めて様々な意見、考えがあることの大切さを感じました。 ひとつだけの考えだけでは、物事は先に進まないと云うことでしょうか。
二元性一原論と云う。