ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く息を吐きながらひたすら静かになるべく座禅する

2011-06-30 09:10:23 | 座禅

 私は深夜にいつも1時間、暗闇の中で静かに胡坐を組んで、胎息でひたすら座禅を行います。 何度行なっても、不思議な感じがするのが、見かけ上、静かであっても体の中に流れる気は、なかなかゆったりと流れることはありません。

 1時間ほど経って、やっと静かに緩やかな流れになるのです。 

 背中から駆け上がってくる気は、頭皮と頭蓋骨の間を、脳内の微細な神経細胞を強く刺激しながら、おでこから目の中心部に向かって、流れていきます。 またそのとき顔の皮膚のすぐ裏側にも、気は流れていきます。 目のまぶたの周辺にも、力がかかります。

 禅宗では目は半眼にしなさいという作法がありますが、目の周辺の筋肉の力が抜けてくるのは、座禅が始まってから45分から1時間は要します。 力が抜けてくれば、目は自然に半眼になってきます。 私はいつも半眼にするのではなく、半眼になるという意味は、ここにあるのです。

 体の中の気の流れが緩やかになったときに、脳への刺激も優しくなります。 このときには、全てのストレスから解放され、セクシャルなエクスタシーをはるかに超える、崇高な至福感を感得することになります。 ここにこそ、座禅を行う意味があるのです。

 30分ぐらいの座禅では、この感覚にはなりません。 私が座禅が楽しくて仕方がありません。 意識を集中できさえすれば、おのずと座禅は楽しくなってくるのです。 無理はいけません。 自然の摂理に委ね、自然の動きに任せることが、とても大切なことなのです

突発性難聴かメニエール病か外国人が日本に治療に来られて

2011-06-29 07:53:21 | 逆腹式呼吸

 先輩の家にホームステイできてから、何かとモンゴルから来られている方が、先日お会いした時に、片方の耳が聴こえなくなって、モンゴルではきちんと治療ができる病院が、身近にないということで、日本に来ましたという話を聞き、早速、ぜんは急げと昨夜、会ってきました。 内耳が具合が悪いようで、帰国を延期して再度、検診するということでした。 

 私はもし神経系統の不具合であれば、逆腹式呼吸を行うことによって、経絡の通りを良くし、経絡と絡み合うようにある神経を刺激し、免疫力を高めるとともに、神経系統の正常化を促進させてくれることを話し、胡坐を組んでの呼吸法や、椅子に座ってや寝ながらの呼吸の行い方の手ほどきをしました。

 一番楽だったのは寝ながらの呼吸であったようで、体全体が筒のような雰囲気で、体の中へ息をゆっくり吐けたということを、終わったあとに話しておりました。

 保険が無いということで、3か月分の利尿剤の薬を見せてもらいましたが、7万円を現金で支払ったと言っておりました。

 逆腹式呼吸は、イメージで体の中へゆっくり吐く呼吸です。 初めは体の中へ息が入っていくのを実感するために、息音が聞こえるように吐きます。 1分間に吸う、吐くの呼吸を3回行なうようにします。 呼吸に慣れてきますと、もっと長く吐けるようになります。 

 彼には、とにかく、あらゆる時間を使ってこの逆腹式呼吸を行ってください。 自分の意思さえあれば、無料でできる自己免疫力が高まる呼吸法ですから、と何度も念を押しました。 呼吸に慣れたら、今度はできるだけ静かに息を吐きます。 殆んど息をしているかどうか分からないぐらいにして、息をゆっくり吐くのです。 

無心無欲の前に先ず力を抜き意識を集中する

2011-06-28 09:15:36 | 座禅

 禅宗の和尚さんが、よく座禅では無心・無欲になりなさい、という言葉を使いますが、具体的にその方法は難しく、雑念ばかりの連続でなかなか意識は集中できないのが、一般的です。

 曹洞宗では、壁面の一点を見つめることにより、意識を集中するということですが、これは私は難しいのではないかと思っております。 当初から私自身は、吐く呼吸に意識を集中しながら座禅を行っていますので、壁面を見る感覚は分かりませんが、曹洞宗の座禅を経験した方々の話を聞くと、喜んで胡坐を組んだという話は聞きません。 呼吸は普通呼吸で行うということですので、意識を集中するためには、数息法という数をひたすら数えることぐらいしかないのではないかと思われます。

 肩の力を抜きリラックスし、できるだけ長く吐く呼吸に意識を集中する方法のほうが、比較的楽にできるのではないかと、常々感じております。

 自分で表面上、力が抜けているように思っても、実は体の深層部まではリラックス状態にはなっていないのです。 私自身の体験から心身ともに静かな状態になるのは、45分から1時間経過しないと、静かにはなりません。 ましてや30分では論外です。

 自分自身が心身ともに静かな状態になっているかどうかは、吐く息をできるだけ長く吐きながら、意識が吐く息だけに集中できるようになれば、自然と体感(感得)できることなのです。 座禅の面白さや楽しさは、意識が集中できるようになれば、ごく普通のように感じられるのです。

 座禅が嫌で嫌でしょうがなかったという禅宗のお坊さんの話を聞くたびに、残念に思うことなのです。

涙を流しながら佐野有美さんの・歩き続けようを聴き歌いました

2011-06-27 08:55:33 | 

 昨日は先天性四肢欠損症でありながら、高校時代手足のないチアリーダーとして活躍した佐野有美さんの「歩き続けよう」を、ユーチューブで聴き、自然と歌を歌いながら涙を流しました。
愛知県豊橋市の佐野有美さん。 映像から見ると、明朗闊達な若さ溢れる女性だが、両手と右足はなく、わずかしかない左足先には3本の指だけ。 生まれたときからだという。有美さんの将来を不憫に思った父親は、まだ幼女のころ寝ている有美の口をふさごうと思ったことがあったという。
(手が)口の近くまで行ったときに、有美さんが目をパッと開けて、『もっと生きたいよ』という表情で見つめ返してきたといいます。 それで、自分は何をしているのだと我に返ったというのです。  両親はその瞬間に、娘さんと共に生きる覚悟を決めたといいます。

 詩集「あきらめないで」から、関係者がそれを歌に表現することを企画し、有美さんもボイストレーニングをして、レコーディングしたそうです。 決して彼女の歌は上手くは無いのですが、詩の一つ一つが心に響いてくるのです。

 何度も一緒に歌いながら、涙を流した一日でした。  下記のアドレスをクリックして是非聴いてください。
http://www.youtube.com/watch?v=q6_Zzw3SPS4&feature=player_embedded

いつも座禅の時には眠っていたという禅宗のお寺の息子さん

2011-06-26 11:24:03 | 座禅

 昨日は、昔のテニス仲間と飲み会を行ないました。 テニスのプレイ以外で話をしたことも無く、勿論一杯飲むことも無かった方が参加され、初めてその方の生まれ育ったこれまでのことを、話してくれました。

 禅宗のお寺に生まれ、その関係する大学に進み、したがって座禅が日課になっていました。 残念ながらいつも座禅の時間は、居眠りの時間となり、肩を棒でたたかれる毎日だったそうです。

 大学を出てからは、外方面の商社に入って、お寺を継承することはなかったというのです。 テニスはラケットをフラットに使い、真面目に打ち合う姿でいました。 

 禅宗の座禅の中で壁面の一点を見る作法を持つ曹洞宗は、意識を集中することが難しく、見るー半眼が眠気をもようす感じがいたします。 

 友人には、私は座禅を行うのが楽しいのですが、一度、改めて座禅を行ってみませんかと、出前の座禅会のすすめをしました。 歳改めて行なってみる必然性があるような気がいたしました。

さすがに昨日は暑かったが

2011-06-25 08:10:34 | 自然

 数年前から事務所でも、エアコンを使わず夏は窓を開けて、扇風機のお世話になっています。 勿論、家では殆んどエアコンは使わず、扇風機を微風にして首振りで、暑い夏を過ごしています。

 さすがに昨日は、未だ6月だというのに暑すぎて、扇風機でも可なり意識を集中して、仕事をするのは、ちょっとしんどい感じがしました。

 南の暑い水分を含んだ風が、日本海に吹き込んでいるかららしいのですが、何やら今年の暑い夏を予感させているようでもあります。

 最近になって、いつも熱いお湯を飲んでいたのですが、今では冷たいお水を飲むようになっています。 氷を入れて。

計画停電でお年寄りが困っています

2011-06-23 07:09:00 | 社会・経済

 関係する養護老人ホームから、今夏の計画停電時の対応の相談を受けたのは、3月11日の大震災後、計画停電で施設が3回の停電を、経験した後でした。 昨年の夏は可なり暑かったせいでしょうか、エアコンが動いているにもかかわらず、2割近い方が天に還っていったというのです。 ましてや、今夏に計画停電でもあったら、どんなことになるかもしれないというのが、施設側の考えでした。

 早速、電気をどのように確保するのかの検討を行ない、デイーゼルエンジンで動く発電機を確保することにしました。 とりあえずリースで借りることにしたのですが、とにかく物がありません。 その多くは東北の被災地に、行ってしまっているというのです。

 それでも50KVAの発電機が借りられることになりました。 それでもお年寄りが暮らす部屋の全ては、賄うことはできません。 とりあえず、一番弱い方が住まわれている部屋を優先することにしました。 

 計画停電があるとすれば、2時間か3時間です。 エアコンで対応できない部屋については、バッテリー内臓の扇風機を使うほかありません。

 東電は、計画停電時には、交通機関と病院は優先して、停電にしないことになりましたが、お年寄りの施設は、その対象には入ってはいないようです。 改めて自ら発電設備を確保することの大切さを知った次第です。

脳梗塞・半身不随・磁気刺激治療法・真向法・逆腹式呼吸

2011-06-22 08:09:56 | 

 先日、初めてお伺いしたお家で、ご主人が脳梗塞で半身不随になり、現在は手は動くようになり、片足だけが未だ不自由していると聞き、早速、慈恵医大のリハビリテーション科の安保先生の磁気刺激治療法の話をしました。

 損傷を受けた脳ではない正常な脳に磁気の刺激を与えて、正常な脳の活動を抑えながらリハビリの運動をすることにより、損傷を受けた脳の活性化を図るという治療法です。 1週間の入院治療で、多くの患者さんが動かなかった手足が動くようになり、笑顔を持って退院されていきます。

 その治療法とは別に、真向法の話もしました。 創始者の長井わたるさんが、40数歳で脳梗塞で半身不随になり、生家のお寺に戻り、勝まん経というお経の中で出会った「頭面接足礼」という言葉を調べるうちに、その礼がお釈迦さまのお話を聞いた後に行なう座礼であることが分かりました。

 自らその座礼を行い、更にそれから発展した体操を考案し、実践しているうちに数年で、いつの間にか半身不随が治ってしまったという話をしました。 頭面接礼の座礼は真向法の第1体操になっています。 真向法の体操のコツは、体を曲げる時に息をゆっくり吐くことです。 息をゆっくり吐く時に、体の中へ息を吐くことが大切なのです。

 更に、逆腹式呼吸の息の仕方を、目の前でご本人に分かるように行いました。 逆腹式呼吸は自己免疫力を高めるとともに、神経を刺激し神経障害を改善するものです。 後日、私が書いてきたブログの一部をコピーして、送付いたしました。 声も大きく明るい感じがした方ですので、きっと足の不自由さも、改善されてくるものと思っております。

瞬間高温高圧焼成法で食材のプレス加工を考えた瀬戸鉄工の上田耕士さん

2011-06-21 07:25:28 | 社会・経済

 先日のテレビの「夢の扉」で、呉の瀬戸鉄工の上田さんの話を取り上げていました。 先代の社長さんが、骨折しやすい子供達を見て、何とかカルシュームの補給をしやすい方法はないかと考え、自分の会社で金属のプレス機を使って、いりこをプレスして、食材を作ることを考えたのです。

 早速、そのプレスされたいりこを、小学校の給食に使ってもらいことにし、いりこをそのまま食べたり、お吸い物のだしに使って、今でも利用されているようでした。

 その後を受け継いだ上田耕士さんは、更に発展させ、様々な食材のプレス加工を考えて、多くの方々が喜ぶ姿を想像して、頑張っている姿が映し出されていました。

 プレス機の上下の鉄板は200度以上、高圧で2秒ほどプレスし、一気に芯まで焼き上げます。 様々な食材をプレスしますと、食材の組織が破壊され表面積は広がって、旨み成分や栄養分がにじみ出てきます。 水や油を使っていないので、外に流れ出ることもありません。 そのため、時間をかけることも無く、よいだしをとることが出来るといいます。

 キズものの果物もプレスして、フレーク状にしてお菓子の中に入れることも、考えられているようです。 映像ではフランスでの料理に、だしとして採用されていることや、京都の老舗の料理屋さんで、よもぎの粉末状にしたものが使われている例が、映し出されていました。

 上田さんの、みんなが喜ぶ姿を見たい、といっていた言葉が印象的でした。 やはり上田さんは、輝いて見えました。

裸の王さまの菅総理大臣

2011-06-20 07:04:12 | 社会・経済

 何故、菅さんは多くの人から、総理大臣を辞めなさいと言われてしまうのでしょうか。 トップになる資質がないのでしょうか。

 菅さんは、もともと「いら菅」といわれ、すぐに怒鳴り散らすようです。 自分ひとりで何もかも行なうのであれば、そのような性格でもよいのでしょうが、みんなの協力を得ながら行なおうとするならば、当然、トップは多くの人の力が発揮できるように、心がけなければなりません。

 日本政府であれば、政権スタッフとともに、実際に現場で作業を実践するお役人たちにも、その能力を十分に発揮してもらわなければ、なりません。 どうも菅さんは、すぐに怒鳴り散らすことによって、十分な協力を得られない資質を、残念ながら持っているようです。

 政権与党の参議院議長の西岡さんも、菅さんが総理大臣に居座ること自体が、人災だと言い放っています。 組織が十分にその力が発揮できなければ、宝の持ち腐れでしかありません。

 菅さんは、東工大で原子力関係の勉強をされたようで、自分が福島原発の事故処理をしなくて、誰ができるのかという自負心から、首相の椅子にこだわりを持っている感じがします。 早くお辞めになったほうが、よいように思うのですが。