先日、私の黒門小学校3年のときに習った、近くに住む米田健治先生のところへ行ってきました。 90歳になり、脊柱管狭窄症という病になり、好きな映画も行けなくなり、週2回のリハビリ通いが唯一、外出の機会のようでした。
いつも様々なことを話題にして、夜遅くまで話をするのですが、先日は耳鳴りの話が出ました。 それによると、先生は若い頃から耳鳴りがしていて、その耳鳴りは誰もがしているものだと、思っていたようです。
耳の検査は、音を発信して、それが聴こえるかどうかは、検査を受ける人の判断によるのです。 私は、その話を聞いて、機械で耳の状態が分かる検査が出来ないものかと感じました。
すると昨日のネットの記事によると、両耳の聴こえない作曲家として知られた、佐村河内守さんが聴覚障害ではなく、障害者手帳を変換した問題を受け、厚生労働省の検討部会は、医師が全聾にあたる2級の診断をする場合に限り、正確に聴力を測れる脳波検査の実施を、義務付けることで一致したといいます。
然しながら、米田先生のような可成りの歳になるまで、耳鳴りが聴力障害だと気がつかない方もおられることから、一生に1回か2回は、脳波の検査などの精密検査を行うことも必要ではないかと思うのですが。