ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

眠くなる・吐く息に意識を集中すれば眠くならない

2012-01-25 07:33:04 | 座禅

 生まれて初めて座禅を行なってから10数年経ちますが、途中で眠くなって座禅を中止してしまったことは、殆んどありません。 ひとり座禅の良さは、自分の生活のペースで行なえるからです。

 当初は、半身浴を行なってから、隣室で家族がテレビを見ていて、その音が聴こえる中で、部屋を真っ暗にして、1時間の座禅を行なっていました。 時として3時間の座禅も行なっていました。

 そんな時でも、毎日同じ生活をしているわけでもなく、場合によれば早く寝て朝方坐ったり、深夜に胡坐を組んだりしておりました。 疲れて眠そうだったら、さっさと寝てしまうのがよいのです。 無理はしないほうがよいのです。

 最近になって家族内の発言力のバランスが崩れ、娘がお風呂に入ってからでないと、私は入浴できなくなってしまいましたので、いつも夕食を軽く摂ると、早々に寝てしまい、深夜に起きて座禅を行い、入浴するのが日常生活になっています。

 長く吐く呼吸に意識が集中してさえいれば、決して眠くなることはありませんでした。 また絶えず体の中を循環する気が、脳を刺激しますので、眠くなることが自然とできないのです。 また時間の経過と共に、崇高な至福感を与えてくれますので、眠くなることは、殆んどないのが現実なのです。

 禅宗の和尚さんが、目を瞑ると眠くなるからいけない、ということを話されるようですが、私自身は暗闇の中で、毎日1時間の座禅を続けていて、そのような経験はありません。 もっとも私は目を半眼にするかしないかを、意識したことはありませんが。