多摩ニュータウンの住宅計画は、日本住宅公団や東京都及び都公社の手で進められて来ました。 昭和46年に第1期の入居が始まり、その時に出来た諏訪2丁目の住宅は、平成元年から建て替えのための検討委員会が出来て、22年に一括建て替えの決議が成立し、民間のデベロッパーの手により、25年にブリリア多摩ニュータウンとして完成した。
土地が64390m2の所に5階建ての建物が23棟で、述べ床面積が34050m2の640戸の住宅が出来ておりました。 この地区は建蔽率が60%容積率が200%の建築条件ながら、当時の多摩NTでは何処でも、ゆったりと建てられております。
ここに述べ床面積が124900m2(37782坪)、11階建と14階建の建物を7棟、1249戸の住宅を造りました。 詳細については分かりませんが、50m2の住宅群を80m2主体の住宅群に、造り替えらました。
旧建物の解体から新しい建物が出来るまでは、3年の時間がかかっております。 類推ですが、引越し費用や仮住まいの費用は、所有者には一切負担がなく、尚且つ50m2から80m2の増床ついても、負担がないものと思われます。
最近の建築基準法の改正により、旧建物建設の当時とは一変し、住宅の共用部分やエレベーターのシャフトも、容積計算の床面積に算入しなくてよくなりました。 従って下記の計算式が成り立ちます。
旧建物群 50m2×640戸+共用部分の面積=34050m2
新建物群 80m2×640戸+100m2×609戸(分譲住戸)+共用部分の面積=124900m2
総事業費 80万円/坪×37782坪=302億2560万円
分譲益 170万円/坪×30坪×609戸=310億5900万円
差引 8億3340万円
略算で行なって見ましたが、それなりに事業が成り立つことが再確認出来ましたが。