ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

昨日は古道・よこやまの道を歩きました

2011-02-28 07:03:58 | 文化

 昨日は曇りではありましたが暖かく、「いくらを訪ねて」の作者である伊倉さんから電話があり、土曜日の競馬で買い方が悪くて、儲け損なったという話を聞きながら、ちょっと歩きませんかというお誘いを受けました。

 いいですよと、ふたつ返事で歩くことになりました。 古道のよこやまの道です。 近くにあることは知ってはいましたが、歩くのは初めてです。 最寄り駅から二つ先の「はるひの」という駅まで電車で行き、そこからのスタートです。

 伊倉さんの話によると公団の土木関係者が、ニュータウン事業の最後の仕事として、よこやまの道を整備したということです。 雑木林がある尾根伝いに歩きます。 

 はるひの駅は新しく出来た駅で、戸建て住宅を中心に民間のマンションも、建っております。 尾根の南側の丘陵地を開発しており、川崎市に所属しています。

尾根伝いに歩いていくと、尾根の北側に多摩ニュータウンの、リフォームが終わった永山5丁目の屋根が、ひときわ目立つ住宅街が見えました。 それに近接する戸建て住宅街は、美しくは見えません。 イタリアの街を見たときの、屋根の色が統一された美しさは、残念ながらありません。 伊倉氏によると、イタリアでは、屋根の色や家の壁や手すりの色までも規制があり、街の景観を大切にしているということでした。

 さらに歩くと、国士舘大学の運動施設があり、腹筋を行っている掛け声が聞こえました。 普段見慣れない鳥も見えました。 三角屋根が特徴の恵泉学園を通るときには、月9の三浦春馬、戸田恵梨香主演の「大切なことはすべて君が教えてくれた」のロケを行っていました。

 大きなフィールドを持つ運動施設が見え、よく見ると2つありました。 キャノンの施設で、企業の繁盛ぶりが表れていました。 江夏豊が引退記念を行った南野の球場の柊の記念樹を見ながら、友人の家の前を通り、ここも「よこやまの道」かと思いながら、ひたすら歩きました。 いつもゴルフをする国際カントリークラブを横目に見ながら、唐木田駅に向かいました。

 近くにある私の設計した数寄屋づくりの家や、戸建ての住宅、和風のレストランを伊倉さんに紹介しながら、電車に乗り帰路につきました。 2時間半の行程で、久しぶりに楽しく歩けましたが、くしゃみだけがひどく、困ったものです。

白隠禅師から学ぶ寝ながらの養生―病気の克服

2011-02-27 10:34:09 | 

 私は現在、大腸の憩室炎から発症して、S状結腸と近接する膀胱とがくっついて、蝋孔という穴が開いてしまった状態になっています。 細菌の巣窟である大腸と、殆んど無菌状態の膀胱が、つながってしまったのです。

 3ヶ月に1回の割合で検診し経過観察中ですが、とりあえず何も異常がない状態になっています。 憩室炎になった当初は、尿が出なくなったりしましたので入院治療を行いました。

 改めて人間の体の不思議さに、驚くばかりです。 体の異常があれば、直ぐにそれに対して順応しようと、体自体が対応してくれるのです。 

 私自身は深夜の1時間の座禅を行っていますが、特に今までは体の異常に対しては、これといったことはおりませんでした。 そのままで良いとは思ってはいませんでしたし、自分のために気を使うことが、よいことではないという考えがあったのです。

 白隠禅師の寝ながらの内観法や、軟疎の法を思い出し、寝ながらの病気の克服を行ってみようと、思い始め実践することにしました。 たまたま最近になって、足の裏が無意識のうちに、鼓動を始めたことも影響しております。

 上を向いて足を広げ、両手を体から離して軽く握ります。 私は座禅を始めた当初は、両手をそっとお腹の上に置いておりました。 今は手や足が体に触れていると、熱くなってしまいますので、離しております。

 目を瞑り吐く息を出来るだけ長く吐きながら(私は今は胎息という気の呼吸を行いながら)、宇宙の清新なエネルギーで、膀胱とS状結腸との間の穴を癒し、穴を塞いで下さい、と念じます。 更に膀胱とS状結腸の穴の先端部分の細胞が活性化し、増殖し、穴を塞いで下さいと念じます。 これを繰り返し行います。

 すると体の内部なのですが、気がその患部に集まり、具体的にどこが具合が悪いかが分かります。 どのような変化があるか分かりませんが、寝る時だけですが続けてみようと思っております。

深酒をすると回復に時間が必要です

2011-02-26 10:17:02 | 食べ物
  
今週は一日を置いて2回、深夜まで深酒をしてしまいました。 いつも夜の8時には寝てしまう身にとって、深夜の1時や2時過ぎまで、深酒をしたうえで起きているのですから、結構体には負担がかかります。

 考えてみればアルコールは、肝臓で水とアセトアルデヒドに分解されるのですが、水は悪さをしないのですが、アセトアルデヒドが体内に残って、何かと悪さをする感覚があります。

 1回目は何ら体には負担は感じなかったものの、さすがに1日置いた2回目は、翌日体内部で悪さのアセトアルデヒドを、さらに分解するのか或いは、体を正常化するのに、夕方までかかってしまいました。

 ウイスキーも焼酎も、水で薄めて呑むのが好きではなく、氷で十分冷やしてから呑むのが好きなのです。 お酒本来の味が分かるような気がするのです。

 先日、国立のスナックAで出会った、いいちこの営業の方から、九州でしか販売していないという日本酒「純米吟醸和香牡丹」を、クール宅急便で送ってくれました。 日本酒は好きだとお店で話したものの、送ってくれるといっていたのですが、思わず嬉しくなってしまいました。

 貴重な日本酒ですので、改めて呑む人を人選して、楽しみたいと思っております。 ワインも造っているということも聞きましたので、新酒の季節にメールにて注文してみようと思います。

胎息へ向かうのは無心無欲の胎児に還ること

2011-02-24 09:41:55 | 胎息

 胎息という気の呼吸は、様々な方が色々な書き方をしておりますが、私達は誰でもがお母さんのお腹のなかにいたときには、行っていた呼吸ですので、吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸を行い、また吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸を行っていれば、ごく自然に胎息への道が、開かれているのではないかと感じております。

 ただひたすら胡座を組んで、静かに吐く呼吸だけを、できるだけ長く吐きながら、座禅を行なうことが前提にはなります。 

 私達がお母さんのお腹のなかにいたときー胎児の時には、ぬくぬくとお父さんやお母さんの愛情を受けながら、生長してきました。 そのときには少なくとも何ら心配事もなく、いわゆる無心、無欲の状態にいたのです。

 生来行ってきた胸式肺呼吸から逆腹式呼吸、胎息へと向かう意味は、無心無欲の胎児の状態に戻ることなのです。 生まれでた以降に様々な刺激や体験を経て、欲が出て邪念が沸き、ある意味では汚れてきているのです。

 改めて静かに胡座を組んで、長く吐く息だけに意識を集中しながら、脳と心を刺激しリフレッシュすることで、胎息への道が開かれているのです。

胸式肺呼吸から逆腹式呼吸、胎息へが自然の流れではないかー2

2011-02-23 09:48:03 | 座禅

私達はお母さんのお腹から生まれ出てからは、下腹が動く腹式呼吸を行い、それがやがて自然と肺呼吸に、移行していくのです。 その間は呼吸と胸及び下腹の動きは、ごく自然な動きの中で、推移していくのです。

 然しながら禅宗の腹式呼吸では、今までの大きく胸いっぱい息を吸い、また吐く呼吸から、いきなり息を吐く時に下腹が凹み、吸うときに下腹が膨らむ呼吸になるのです。

 そこには下腹と胸の出入りについては、全く今までの肺呼吸とは違った感覚で、呼吸をしなければなりません。

 私がこれまで行ってきた逆腹式呼吸は、生来行ってきた胸式肺呼吸を行いながら、自然と逆腹式呼吸になっていくのです。 大きく息を吸うときには、胸が拡がり下腹は凹みます。 その普通呼吸を行いながら、吐く息を長く吐きながら、イメージで体の中へ息を吐くだけです。 胸と下腹の動きは今までの呼吸の仕方でよいのです。

 私は逆腹式呼吸が正規で、複式呼吸がアパレル(非正規)だと、いつも思っているのです。 ただ、下腹の丹田を中心に考えるから、下腹から息を吐く時に下腹が凹むので、それを腹式呼吸と言っているだけなのです。

 禅宗では「空」の概念が優先されますので、下腹の丹田を「空」にすることが、需要視されるようです。 

 私達がお母さんのお腹の中にいたときに、胎息という気の呼吸をしながら生長し、お腹から生まれ出た瞬間から、「オギャー」という鳴き声と共に、下腹が出たりへっこんだりする腹式呼吸を経て、胸式肺呼吸にごく自然に推移していくのだと思っております。

 無理に下腹を中心に考えなくても、普通呼吸を行いながら胎児のときに行っていた胎息に、たどり着くのだと感じております。

胸式肺呼吸から逆腹式呼吸、胎息へが自然の流れではないか

2011-02-22 19:09:00 | 座禅

 私はいつも座禅のふと浮かぶ雑念のなかで、禅宗で行われている腹式呼吸が、自然な呼吸法であるのだろうかと、考えてしまうのです。

 私自身は初めて座禅(静功)を行った時に、無我夢中で普段行っていた肺呼吸を、吐く息だけをできるだけ長く吐いていただけなのですが、結果的にその呼吸が、逆腹式呼吸につながり、更にそれが胎息という呼吸に、つながって行ったのです。

 別に全ての道筋が分かっていたわけではなく、無我夢中で吐く息だけをゆっくりと吐き、1時間の座禅を行っていただけなのです。 勿論、当初はガンに罹った友人の無事を願い、3時間の座禅を行っていたこともあります。

 はじめは吐く息が体に入っていくのを、自分自身が体感するためにも、息音が聞こえるように吐いていました。 その後、一緒に座禅を行っていた級友から、息音がうるさいと注意され、その後は、出来るだけ静かに息を吐くようになったのです。

 出来るだけ静かに、また長く吐くようになった時に、本で胎息という言葉に出会ったのです。 本には具体的には、その内容については書かれてはいませんでした。 どんな呼吸の仕方だろうと思いながらも、座禅だけは続けていました。

 ある時、息は吐いているつもりなのですが、空気ではなく宇宙の気の呼吸をしているのではないか、ひょっとしたら胎息とは、私達がお母さんのお腹のなかにいたときの呼吸で、気の呼吸ではないかと感じたのです。 

 試しに息を止めてみたのです。 勿論、私の下腹にある臍下丹田は、活性化し心臓のように鼓動はしておりました(前にも書きましたが、座禅を始めて1ヶ月半で自発動を伴いながら、鼓動を始めたのです)。

 息を止めてかなりの時間が過ぎ、もういいだろうと息を吸いました。 その時すごく苦しさを感じたのです。 多分、私達がお母さんのお腹から生まれ出てくるときに、「おぎゃー」という鳴き声をあげますが、その時の苦しさのようなものを感じたのです。 お腹の中で行っていた気の呼吸から、生まれ出た瞬間から空気を吸う肺呼吸に変わるギアチェンジする感覚でしょうか。

運動も良し食事も良しで血糖値だけ異常がある友人からの伝言

2011-02-21 13:54:26 | 

 健康診断を行って、様々な数値は全てクリアーしながらも、血糖値だけは高い友人が、クリニックの先生や栄養士の方の話を聞いて、納得がいかないので、自分で血糖値を測る機器を買い、一日6回調べたというのです。

 はじめは血統から来るものかと思いながら、毎日の生活のあらゆる場面で数値を測った結果、基本的には炭水化物の摂取が、かなり影響していることが分かったといいます。

 朝起きたら直ぐにご飯を食べることが大切です。 朝ご飯を食べないで運動をするのは、血糖値が上がります。 食べる前に考え事をするのもダメです。 脳を使うことはかなりエネルギーを消費するのです。

 睡眠時間は短くないほうがよく、眠ると血糖値は下がります。運動したり血が頭に上る喧嘩などは、血糖値が上がります。

 アルコールは蒸溜酒はOKで、焼酎やウイスキーは血糖値には関係がないといいます。 醸造酒である日本酒やワイン、ビールは血糖値を上げます。 ぶとう糖が残っているものは数値を確実に上げますが、全てアルコール化しているものは、影響しないといいます。

 友人が云うには、お医者や栄養士に頼らず、先ず自分自身の状態を自分で把握することが、大切ではないかと強調しておりました。 お医者さんはややもすると、すぐに薬の服用をすすめる方が多いようですが、その人にどんな対応するか、どんな対処の仕方をするかで、そのお医者さんの本性が分かるというものです。 貴重な友人の意見を、拝聴できました。

 
 追伸 友人から次のコメントを寄せられましたので、記載します。

 なかなか良く表現されてますね。ただちょっと誤解を招くところは「運動したり血が頭に上る・・・」の部分です。闘争的あまり激しい運動は、その最中は血糖値を上げるかも知れませんが、一般的には食事によって上がった血糖値は運動によって下がります。朝食前の運動が良くないのは、休眠状態によって下がっている血糖値を、まだハングリー状態であるにも拘わらずエネルギー消費を感知して、スワ大事!と身体が自動的に血糖値を上げてくるからです。その上がったところで朝食を摂ると更に上乗せして上がってしまうのです。なかなか人間でも身体は野生動物の生理を憶えているのだと思います。



イメージした通りに体は動くーマイナスに考えるは否

2011-02-20 09:56:39 | 座禅

 吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸、吐く息を体の中へ吐く呼吸を通して、イメージした通りに何かが動くことを、感じることになります。

 ゆっくり息を体の中へ吐く呼吸を通して、実は吐く息は鼻から出て行くのですが、それとは別に自分がイメージした通りに、宇宙の気が体の中へ入っていくのです。

 このことは、ひたすら座禅を行いながら呼吸を続けていますと、体の中へ宇宙の気が入って行き、その気は経穴(鍼とか灸のツボ)という経絡上の気の調節をする弁から、出ていくのです。

 その感覚は、皮膚と骨が近接している背中で、一番感じることになります。 このことは自然と感得できることです。 私が座禅を始めた当初、腎臓結石が尿管に詰まっている状態で、体に異常がありますと、その部位に関係する経穴の調節が上手くいきません。

 するとそこの経穴に気が溜まってしまいます。 息を体の中へイメージで吐きながら、座禅を行っていたとき、もうこれ以上息が体の中へ入っていかないという状態に、なったことがあります。

 そんなことが続いた後に、ある時ぷーんと焦げ臭いような臭いがしたことがあります。 私は後から、詰まっていた経穴から溜まっていた気が排出されたことを、知ったのです。

 心配することがあり、くよくよと消極的に物事を考えると、体自体全体がじわーと変な分泌液のようなものが支配し、気分も更によくなくなってくる感覚になります。 不思議なことに、そんな否定的な消極的な考えをさらっとふてさり、明るく前向きに考えるようにした途端に、じわーっとした変な分泌液が、瞬く間に体からなくなってしまうのを、感じるのです。

 吐く息を長く吐きながらイメージすると、イメージ通りに気が動き、体をも動かすことを、感得するのです。

腹式呼吸と逆腹式呼吸との違いはどこにあるのか

2011-02-17 08:34:11 | 逆腹式呼吸

 逆腹式呼吸は難しいという話をよく聞きますが、では先ず腹式呼吸とは何か。
 腹式呼吸は下腹にある丹田を意識した呼吸で、息を吸うときに胸が拡がるように、吸うときには下腹は膨らみます。 吐く時には下腹は、凹みます。

 逆腹式呼吸はその逆で、吐く時に下腹は膨らみ、吸うときに下腹は凹みます。

 よく考えてみれば生来行ってきた肺呼吸は、息を吸うときには胸は拡がり、下腹は凹むのです。 息を吐く時には拡がった胸は元に戻り、凹んだ下腹も元に戻り、結果的に膨らむ形を取ります。

 ただし私達が普段行っていた肺呼吸は、下腹を意識はしておりませんでした。 普段行っていた肺呼吸で、息を吐く時には下腹の臍下丹田を意識しながら、下腹に向けて息を吐けばよいのです。 出来るだけゆっくりと長く吐くのです。

 吸うときは吐いた反動で自然と吸えばよいのです。 勿論、意識としては吸うときに、下腹の臍下丹田から息を吸う感じがあれば、なおよいのです。

 普段行っている肺呼吸を、下腹の丹田を意識しながら、吐くときだけゆっくりと吐けばよいのです。 

 逆腹式呼吸を続けることによって、自己免疫力を自分でも知らず知らずのうちに、高めることになるのです。 何故かはこれまでも、何度もブログ上で述べておりますが、静かに行う1時間の座禅を通して、いずれのうちにか自身で体感し、感得できることなのです。

座禅が深化するほどに時間は短く感じます

2011-02-16 09:19:09 | 座禅

 座禅を胡座を組んで吐く息に意識を集中しながら行ったとしても、体の中の細胞の一つ一つまでが静かになるには、それなりの時間が必要です。 見た目に静かになっても、体の深層部までが静かになることが、とても大切なことなのです。

 私は座禅を通して自身の体感から、30分ではまだまだ野球で言えば肩慣らしでしかなりません。 これから本格的に練習しようとするときに、30分ではいつも肩慣らしの練習しか、していないことになってしまうのです。 人によって感じやすい方や感じにくい人がおりますので、なんとも云えない感覚がありますが、私としては最低でも1時間の座禅は行ってほしいと思っております。
 
 実は45分から1時間は、座禅を続けていただきたいのですが、もっと座禅を深めたいと願うならば、更に時間を伸ばしたいところです。

 私は長く1時間の座禅を続けているのですが、ここのところ次第に何か深まってきている感じがしており、そろそろ時間に関係なく坐っていようかとも、思っています。 

 よく考えてみれば静かな状態が、長く維持されたほうがよいのです。 深化すればするほど、時間が過ぎるのがあっという間なのです。 そんな座禅を楽しみながら、更に深く静かに深化して行くのかも知れません。