ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

静かになる・体の深層部までも静かにする

2012-01-10 07:39:21 | 座禅

 吐く息を出来るだけ長く吐き、イメージで息を体の中へ吐き入れ、吐く息だけに意識を集中することにより、雑念が自然となくなってきます。

 はじめは吐く息が体の中へ入って行くのを、自分自身で体感するために息音をたてながら、出来るだけ長く吐きます。 体の中へ吐く呼吸に慣れたならば、今度は一転して、出来るだけ吐く息を静かに吐きます。

 意識しなくても、日常的に気がついて見ると、吐く息を体の中へ吐いているような感覚になった時に、出来るだけ静かに吐いたほうが、良いかもしれませんが。

 出来るだけ静かに吐く呼吸を継続的に行い、ふと気がついて見ると、息を吐いているかどうか分からないぐらいになった時に、体は、その深層部までもが、静かになっているのです。

 静かは、表面的な静かではいけません。 深層部までが静かになるには、一定時間が必要です。1時間以上の座禅を継続的に行うことが必要です。

 吐く息だけに意識を集中すれば、1時間はあっという間に過ぎてしまいます。 座禅は、体の微妙な変化を楽しみながら、ひたすら座禅を行います。 ただ胡座を組んで座っているだけで楽しいのですから、日中の動きのあることは、なんでも楽しくなるものです。

 静かに、暗闇の中で座って楽しんでいれば、自然と顔も普段から笑顔で、満ち溢れるのです。